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最高裁署名の呼びかけ  PDF
最高裁判所宛署名用紙

解雇撤回・JR復帰を求める最高裁署名
55760筆(6月8日
国鉄闘争全国運動 

最高裁判決を前に改めて「国鉄闘争全国運動」への結集を訴えます


国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動(国鉄闘争全国運動)

 「国鉄闘争の火を消してはならない」。2010年6月、私たちは、国鉄1047名解雇撤回闘争の「政治決着」路線に抗し、動労千葉の呼びかけに応えて、あくまでも解雇撤回の基本要求を堅持して闘う運動組織「国鉄闘争全国運動」を新たに立ち上げました。それは、抗いがたい流れに小さな船を出すような前途の見えない闘いの始まりでした。しかし、全国各地からこの闘いに結集して下さった皆さんの力が全国運動に生命を吹き込みました。

 こうして、2012年6・29東京地裁判決、2013年9・25東京高裁判決がかちとられました。初めて「(JR不採用基準は)国鉄分割・民営化に反対する労働組合に所属する職員を不当に差別する目的、動機の下に策定されたもの」と認定させたのでした。あと一歩で「解雇撤回・JR復帰」をもぎとるところまで追い込んだのです。

  私たちの闘いは、一旦全員解雇・選別再雇用方式をもって国鉄労働運動を解体しようとした、政府・国鉄・JRの共謀関係、国家的不当労働行為の真実を暴きだしています。これは、民営化・外注化・非正規職化、解雇自由などの起点となった国鉄分割・民営化攻撃、「国鉄方式」下の現実をひっくり返す確実な糸口です。止めどなく後退する労働運動の現状に一石を投じ、戦後最大の労働運動解体攻撃を打ち破る手がかりをつかんだといっても過言ではありません。私たちは、2010年「4・9政治決着」をのりこえ、今も国鉄闘争の火を全国各地で燃やし続けています。

 私たちは、最高裁判決を前にしてあらためて訴えます。ぜひ、国鉄闘争全国運動にもっと多くの力を結集させて下さい。30年に及ぶ国鉄分割・民営化反対闘争と労働運動再生に向けた努力、全国運動がきりひらいてきた4年間の闘いの画期的な前進。そのすべてが時代とかみあい、労働者がおかれた現実への深い怒りと結びついて、力強く鼓動し始めるときが来ました。いよいよこれからが勝負です。本日を新たな出発点として、国鉄闘争全国運動の本格的な発展をかちとろうではありませんか。

 安倍政権は改憲、集団的自衛権の行使にしゃにむに突き進んでいます。出口のない危機が再び世界中で戦争への衝動を生み出しています。セウォル号で殺された300人の高校生、トルコの炭鉱労働者たち。資本主義、新自由主義が生み出した恐るべき現実、社会の崩壊が膨大な労働者の生命を奪い、張り裂けんばかりの怒りが爆発しています。安倍政権はこの期に及んでなお、労働者派遣法を改悪し、労働時間規制を解体し、「経済特区」という猛毒を放って「総非正規職化」と「解雇自由化」への最後の扉を開け放とうとしています。しかし、もう限界です。労働運動が団結と共同の力を取り戻したときにすべてが動きだす時代がきました。

 尼崎事故で107名の生命を奪った民営化は、JR北海道における安全の全面的な崩壊に行き着きました。JR体制そのものが瓦解しようとしています。それにもかかわらず、貪欲な資本は外注化攻撃をエスカレートさせ、鉄道業務のほとんどを何百もの下請け会社にバラバラにして労働者ごと突き落とそうとしています。国鉄分割・民営化攻撃は何ひとつ終わっていません。今こそ闘いが必要な時です。

 昨年末の23日間のストライキに始まる韓国・鉄道労組の民営化反対闘争は、時代の変化と闘いの新たな展望を鮮烈に示しました。これまで民営化攻撃に真正面から立ち向かって団結を守りぬくことができた例が国際的にもほとんどない状況を打破し、その闘いによって世論全体を民営化反対の声に獲得したのです。

 動労千葉、動労水戸も新たな闘いに立ち上がり、動労総連合を全国につくろうと訴えています。

 外注化粉砕、運転保安確立に向けた動労千葉の5・2ストライキは、労働運動の新たな可能性をはらんだ重要な歴史的挑戦への一歩です。動労千葉はこの闘いをもって、安全問題こそ外注化の最大のアキレス腱だと訴え、外注化を粉砕するためにJR、CTS(下請け会社)を貫く労働者の組織化に踏み出しています。

 常磐線の竜田駅延伸運転に反対して立ち上がった動労水戸の5・10、5・31のストライキも労働運動の歴史に新たな1ページを記す闘いです。原発事故によって福島が置かれた現実を葬りさって再稼働、輸出の原発政策を推進することにかけた安倍政権に対し、職場生産点から反撃の闘いが始まったのです。このストライキは分断されようとしているすべての怒りの声を結びつける可能性をもつ闘いでもあります。

国労郡山工場支部の外注化阻止と反原発の闘い、国労新潟の新津車両製作所分社化反対闘争など、国労の変革をめざした職場からの新たな闘いが始まっています。

 いよいよ「国鉄闘争全国運動」がその力を発揮しなければいけないときがきました。私たちは労働者が団結をとり戻し、労働運動が再び闘う力を甦らせるまで困難をのりこえて前進し続けます。労働者の団結した闘いこそ歴史を動かす力です。私たちは国鉄闘争全国運動を持続し、発展させることで、これまで日本の労働運動が抱えてきた弱点や限界をのりこえたいと心から念うものであります。

 これまで私たちの運動を支えて下さった皆さんに訴えます。10万人署名を集めきり、最高裁で「解雇撤回・JR復帰」の勝利判決をかちとろう。全国の職場・地域に「国鉄闘争全国運動」を組織し、闘うネットワークに結びつけよう。今日が新たな出発の日です。「国鉄闘争全国運動」を発展させよう。

                                     2014年6月8日

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7月5日(土)
土曜は三里塚の産直野菜の日
昼食は ニラ、フワフワ卵
毎週土曜日、中国語教室スタート
夕食は動労千葉物販ソバで焼きそば。
何かが足りないと思ってて…そうだ、
アボガドを入れ忘れたけど、
味は変わらない
ハネやん特製・レバニラチャンプルー 沖縄・人参シリシリ。三里塚の人参
 凹ちゃん直伝・三里塚のモロッコ
いんげんに差し入れのタコを
オリーブオイルで炒め
差し入れ・夕張メロンが熟れすぎていた
けど、絶品
夕食会、風景! 天気もいいので「街」屋台に移行
宮崎の鶏 武田君、奪還署名

 だ  ん   け  つ  2014年7月5日 
 
983
東京北部ユニオン
リサイクルショップ「街」分会
関町北4-2-11
 電話 3928-1378
動労水戸が第3波スト
 
被曝強制と竜田への運行やめろ
 常磐線竜田延伸が強行されて1カ月がたった6月30日、動労水戸は被曝労働強制への怒りを爆発させ第3波のストライキに決起した。

 首都圏の労働者や動労西日本、関西の国労組合員も駆けつけ、昼に勝田運輸区前で情宣をやり抜き、午後3時にいわき駅前に結集した。5・31いわきデモ同様、若者の注目が特に熱い。

 石井真一委員長と辻川慎一副委員長が口火を切り、続いて福島診療所建設委員会の渡辺馨さんが東京オリンピックを弾劾し、ふくしま共同診療所の須田儀一郎事務局長が「診療所も新たな闘いに入る」と決意を語った。福島大生が杉並区議補選への決起を報告し、婦民全国協の仲間が保養の取り組みを紹介。椎名千恵子さんが「子どもたちを守る社会にしないといけない」と後に続いた。

 いわき運輸区前に移動し、労働者に向け激励行動を行った。石井委員長は「いわき運輸区の労働者は、6月1日から竜田駅へ線量計を持って不安に思いながら乗務している。竜田駅までは1日9往復、乗客はたった150人。会社は労働者の被曝、健康に何の責任も取っていない。5マイクロシーベルトとか、6マイクロとか出ても、線量計が壊れていると言う。ふざけるんじゃない!」と弾劾した。 
 動労千葉の川崎昌浩執行委員が「このストライキは労働者の権利を守る、命を守る、尊厳を守る闘いだ。そして、被曝を強制するJR、安倍との闘いだ」と述べ、動労千葉も外注化粉砕へ闘いぬくと決意を表明した。動労西日本の山田和広書記長は「JR会社は労働者を被曝させ、あるいは非正規職化して使い捨てている」と弾劾。大阪の国労組合員・富田益行さんが「被曝労働を強制するなら、労働者はストライキで安全を強制しよう!」と激励した。

 動労水戸の羽部圭介さんは「復興と言うなら放射能がなくなることが最低条件です。乗務員が被曝するなら、乗客も被曝する。乗客の安全を守らなければならない。おかしいことにはおかしいと声を上げよう」とアピール。照沼靖功さんは「今回の竜田延伸には東労組さえ団体交渉で妥結しなかった。現場のみんなが怒りの声を上げているからです。でも妥結もない中で水戸支社は竜田への延伸を強行して被曝を強制している。私は納得がいきません。みなさん自分の不安・不満をちゃんと言おう。それを押しつぶす管理者は無視していい。その声を無視する労働組合ならやめてしまおう。会社の言う不条理を労働者に押し付けるのは労働組合ではない。不満をどんどん言って会社と、そして組合ともぶつかろう」と呼びかけた。

 辻川副委員長は「安倍政権は集団的自衛権行使容認の閣議決定を国民の同意もなく進めている。JRとまったく一緒だ。この現状をどうやって止めますか? みなさんが会社のやっていることに間違いだ、やめるべきだと、とことん声を上げ、それでもだめならストライキで闘う。動労水戸はJRで唯一ストライキで闘っています。会社の言うこと、政府の言うことに唯々諾々と従っていていいのか。このままいけば子どもたちが戦場に送られる。命を奪われる。自分たちのかけがえのない人生だ。被曝労働、労働強化、外注化にも反対することでこの世の中は変えられる。みなさんに動労水戸に入りともに闘うことを呼びかけます」と運輸区の労働者に訴えた。

 動労水戸の闘いでJR東労組の矛盾はより深まった。JR東労組は一握りのカクマルの幹部の特権を守るために東京の下十条運転区の廃止を問題にしても、いわき運輸区の組合員を被曝から守ろうとはしない。
 だが労働者は職場の主人公だ。動労水戸のストは、労働者に被曝を強いるJRに怒りを突きつけ、東労組の組合員に動労水戸への加入とストライキへの決起を呼びかける決定的行動として打ち抜かれた。(M)

7月4日(金)
動労千葉物販です
昼食は動労千葉物販のソバ 差し入れ・お寿司屋さんの厚焼き卵
  昼食後は、「綱領草案」学習会
 綱領草案学習会
 プロレタリア革命と共産主義(第1回)
 ●『現代革命への挑戦』(上)
 第六章 プロレタリア革命と共産主義
 目次
 〔一〕資本主義に未来はない 
 ▼新自由主義をうち倒そう
 ▼真の人間的共同社会建設へ
 〔二〕共産主義建設の諸条件は成熟している
 (1) 資本主義社会とその転覆
 ※資本主義社会とは何か
 ▼労働者階級自身の事業
 ▼人間労働の本質
 ▼資本と賃労働の関係
 ▼賃金制度の廃止
 ▼階級的団結の意義
 (2) 資本主義から共産主義への革命的転化はどのように闘いとられるか
 ※共産主義社会論(マルクス「ゴーダ綱領批判」)
 ▼資本の廃止こそが核心
 ▼生産力と労働の解放
 ▼「ゴーダ綱領批判」での提起
 ▼「自由の国」への飛躍
  (3) スターリン主義の犯罪性
 ※スターリン主義批判
 ▼一国社会主義への歪曲
 ▼労働者国家の変質
 ▼国際的団結の破壊・解体
 〔三〕 革命の核心問題一労働者階級による国家権力の奪取
 (1) プロレタリア独裁の樹立が出発点
 ※国家論(レーニン「国家と革命」)
 ▼プロレタリア独裁とは何か
 ▼ブルジョア議会制度の欺瞞
 ▼コミューン型国家の樹立
 ▼みすがらの死滅を準備する国家
 ▼「国家の死滅にかんするレーニンの提起
 ▼4大産別決戦のもつ位置
 (2)労働者自己権力としてのソビエト
 ▼階級の白熱的決起こそが原動力
 ▼職場生産点の支配が土台
 ▼国内的・国際的団結の形成
 〔四〕プロレタリア革命の勝利を準備するもの
 (1) 20世紀革命の総括とその突破
 ▼革命の勝敗を分かつもの
 ▼「階級形成」こそ最大の課題
 (2) 党と労働組合の一体的建設
 ※労働組合論(第一インターナショナル「労働組合、その過去・現在・未来」)
▼労働組合の革命的役割
▼党と労働組合の結合
▼「革命のヒドラ」を育てる
 (3) マルクスの提起とレーニンの格闘
  ※党組織論(レーニン「なにをなすべきか」「左翼空論主義」「コミンテルン第2回大会の基本任務についてのテーゼ」)
▼第1・第2インターでの闘い
▼レーニンの党組織論
▼「党の規律」の意味するもの
▼革共同の到達地平
 ●本論
  【一】資本主義に未来はない 
▼新自由主義をうち倒そう
▼真の人間的共同社会建設へ

・わたしたちがめざす革命とは、ブルジョアジーに支配を労働者階級人民の団結した力によって打倒し、資本による搾取を完全に終わらせること。

 人間が人間として生きられる社会、真に人間的な共同社会(=本物の共産主義社会)を全世界的にうち立てること。

・人類の歴史をぬりかえる巨大な変革の事業
 労働者人民が、団結して総決起すればすぐにでも解決できる

・1871年のパリ・コミューン、1917年のロシア革命の経験

・世界革命を放棄してロシア革命の変質させたスターリン主義は労働者階級の中にこそ社会を変える力があるという、マルクス主義の核心をゆがめ、否定し解体した

・全世界の労働者人民の社会変革への熱い思いを、一個の組織された力に変えてブルジョア国家権力を実際に打倒できる力へと成長させていこう
 【二】共産主義建設の諸条件は成熟している
 (1)資本主義社会とその転覆
 ▼労働者階級自身の事業
・この社会を根底から変える力は、労働者階級の中にこそある。労働者こそ、その労働によって生産と社会を成り立たせているこの社会の真の主人公である。

・資本主義社会では、人間の労働力が商品となり、労働が労働する人間自身の生きる喜びとしてではなく、資本の価値増殖の手段に変質している。

・賃労働と資本の関係を、資本の廃止によって全面的にひっくり返し、人間労働と人間社会の本来の姿をよみがえらせること

・今日の社会がかかえるさまざまな社会的差別、民族による分断・抑圧などは、資本主義的生産関係の上に成り立っており、この土台をくつがえずことではじめて真の解決への道が開かれる。

  「労働者階級の解放は同時に、階級社会のもとでのあらゆる抑圧・差別からの人間の解放、すなわち普遍的な人間解放である」(「綱領草案」)

・資本主義社会を転覆すれば共産主義社会は実現できる。その力は、労働者階級自身の団結した闘いの中にある。                  
・プロレタリアートは、自分自身の解放をとおして人間を解放し、全世界を解放していく革命の主体として世界史に登場した。
・共産主義とは、労働者階級が自己の解放をとおして全人類の解放を達成しようとする、労働者階級自身の現実の運動である。                     
・プロレタリア革命とは、幾千万・幾億という膨大な人びとの自己解放的決起である。その沸き立ったたかいのるつぼの中でこそ、崩壊しつつある古いブルジョア社会がはらんでいる新しい社会の諸要素が全面的に解きはなたれていく。

 ▼人間労働の本質
・人間は自然に働きかけ、自然を加工して生産物をつくり、日々の生活を再生産しながら生きている。(物質的生活の生産)
 人間労働は自由な意識的労働である

・他人との協同で自分たち自身の社会を作る

・自然を変革し、自分自身を変革し、歴史をつくり発展させてきた
   (対象変革と自己変革)

 ▼資本と賃労働の関係
・資本主義社会の労働は、資本の価値増殖を目的として行われる。
 資本にとって、労働者は人間ではなく、搾取材料でしかない

・資本主義的生産関係では、社会の主要な生産手段が資本家階級の私有財産となっており、労働者階級は労働力を「商品」として資本家に売る以外に生きることができない

・資本主義は、無限の価値増殖を求める資本の自己運動であり、労働者は「賃金奴隷制」におかれている。

 ▼賃金制度の廃止
・労働者階級の解放は、賃金制度の廃止にある
 賃金制度の廃止は、ある階級が他の階級を搾取して成り九つ社会=階級社会そのものの最終的な廃止への道を開く

・生産のありかたを変えずに、分配のおり方だけを変えようとする考えは根本的に間違っている。
  「公正な分配」を求める考えは、現在の資本主義制度をうちだ壊さなくても「社会主義」「共産主義」が実現できるとするもの。(日本共産党など)

 分配関係は、生産関係の一側面であり、生産関係から切り離された分配形態の改善などななりたたない。生産関係の転覆によって旧来の分配形態も消滅し、あらたな形態に変わる。

 ▼階級的団結の意義

・資本主義的生産関係を転覆する力は、労働者階級自身の闘いのなかから成長し、発展してくる。労働者階級の団結の形成が、階級社会のもとで奪われてきた人間的共同性を全社会的に奪い返していく出発点になる。

・労働力の商品化の矛盾
 労働力が商品化されても。労働者自身は生きた人間であり、資本は労働者を完全には支配できない。人間が人間であることを百パーセント否定しつくすことはできない。「俺たちは奴隷じゃない!」という叫びと反乱が必ず起こる。

 ※参照「塩花の本」 自生的共産主義
 労働者階級こそが生産の主体であり、この社会を現実に土台から支え、成りたたせている社会の真の主人公だからである。

 労働者階級は、自分自身と全社会を人間として「完全に獲得する」ことなしには、自らの解放をかちとることができない。
 労働者階級のたたかいは、単なる反乱にとどまることなく、その闘いの内側に新たな社会の萌芽を生み出す。

・農民などの他の諸階級のたたかいも、資本主義的生産関係の根底的転覆へむけた労働者階級のたたかいと結びつかないからば、真に勝利することはできない。

・労働者階級が分断を打ち破り、階級としてひとつに団結することを学んで闘いにたちあがるならば、全世界を変える力を発揮する。
 (2)資本主義から共産主義への革命的転化はどのように闘いとられるか
 ▼資本の廃止こそが核心
・資本主義の転覆とは、ブルジョア的私有財産、すなわち生産手段の私的所有を廃止すること

 「共産主義の特徴は、所有一般を廃止することではなくて、ブルジョア的所有を廃止することである。ところで近代的なブルジョア的私的所有(私有財産)は、階級対立すなわち他人の搾取にもとづいて生産物の生産と取得がおこわれる、最後の、そしてもっとも完成された表現なのである。このような意味で、共産主義者は自分たちの理論を、私有財産(私的所有)の廃止という一語に総括することができる」(「共産党宣言」)

・プロレタリアートは、各人が生きるために自分自身の労働によって獲得したささやかな個人的所有物を廃止する必要はまったくない。そこからは、他人の労働を支配する力が生ずる余地はないからだ。

・資本が廃止されれば、賃労働も廃止される。
 代わって、社会の全成員がひとしく労働者=生産者となって、社会的に必要な労働を互いに分かち合って働き、生産物を共同で管理し消費する体制が始まる。

・失業や過労死もなくなり、「階級」もなくなる。
 社会が他人の労働を搾取する者と搾取される者に分裂してきた階級社会の歴史に、完全に終止符を打つ道が始まる。
 
 ▼生産力と労働の解放
・共産主義社会の客体的条件と主体的条件
 資本主義が生み出した巨大な生産力が共有財産として社会に還元される
 大規模な「結合した労働」が、資本の専制支配から自主的結合に換わる

・人間は、共同体社会の一員として他の人間とともに労働することで、自分自身の個人的限界を超えていく力を獲得できる。
 労働者の共同体的団結のもとでの労働は、労働者一人ひとりの力を全面的に開花・発展させ、個人の全面的な発達と同時に社会全体のいっそう高度で豊かな発展をもたらす

 ・核と原発を地上からなくしていくたたかいも、この中でこそ真に勝利できる

▼「ゴーダ綱領批判」での提起
 「ゴーダ綱領批判」(マルクス 1875年)。
 「生まれ出たばかりの共産主義社会」=労働に応じての分配
 社会的総生産物のうちから、生産それ自身の継続と発展のために不可欠なものを控除かつ「共同の元本」(社会全体の共同の必要に当てられる部分)をまず差し引いたうえで、残りが個人的消費手段の分配に回される。その基準が「労働に応じての分配」

・資本主義を転覆した後の社会においては、労働者は彼が社会に与えた個人的労働量に応じた消費手段を、社会的総労働のうちの自己の持ち分に応じて共同の倉庫から引き出す。

 ここでは、生産物が商品として生産する関係が存在していない。生産者が私的生産物を互いに交換することもない。
 社会的生産全体の組織化は、諸商品の私的交換の果てしない連鎖の内部につらぬかれる価値法則をとおして、間接的におこなわれるのではない。
   
 結合した労働者=生産者の集団的意志のもとに、諸個人の労働が直接に社会的総労働の一部を構成するという、単純かつ透明なかたちでおこなわれる。

 そこでは、搾取も階級対立もなく、階級支配の機関としての国家も消えている。

 ▼「自由の国」への飛躍
・能力に応じて働き、必要に応じて受け取る
 「共産主義のより高度な段階」において、個人的消費手段の分配を測る基準をひつようとしない社会関係が形成される。
 「一人ひとりの自由な発展が、すべての人びとの自由な発展の条件となるような協力体が登場する」

 「必然の王国」から「自由の王国」への飛躍
 その飛躍を可能にする根本条件は「労働日の短縮だ」
 「社会的労働日のうち物質的生産に必要な部分はますます短くなり、個人の自由な精神的・社会的活動のために獲得された時間部分はますます大きくなる」(「資本論」)

・「生まれ出たばかりの共産主義社会」は、資本主義のもとですでに生み出されている諸条件の組み替えによって、基本的に達成できる。

・「生まれ出たばかりの段階」から「より高度の段階」への移行は、一つの連続した過程であって、最初の段階が完成して初めて次の段階へ行くといおうような、機械的に区別されるものではない。
 (3)スターリン主義の犯罪性
 ▼一国社会主義への歪曲
・旧ソ連をはじめとするスターリン主義は、「社会主義」とは計画経済のことだとし、国家が上から経済全体を統制することがその核心であるかのような考え方を流布してきた。

・ソ連崩壊後は、「市場経済を通じた社会主義への道」をうち出し、「資本の廃止などしなくても社会主義に到達できる」というとんでもない主張をしている。(中国共産党や日本共産党)

 ・スターリン主義は、勝利したロシア革命が、続くドイツ革命の敗北によっていったん孤立を強いられる中で、レーニンなきあとのロシア共産党の権力を握ったスターリンが、世界革命との結合がなくても「一国でも社会主義は建設できる」と言い出したことに始まる。

・だが、プロレタリア革命は本質的仁も現実的にも、世界革命としてしか成りたたない。
 ▼労働者国家の変質
・労働者階級の手から党と国家の実権を奪い取り、スターリン主義官僚層の特権的地位を守るものに変質した。→恐怖政治へ

 ▼国際的団結の破壊・解体
・労働者階級の国際的団結にたいする恐るべき破壊
  「社会主義の祖国・ソ連の防衛は他の一切に優先する」として、国際共産主義運動をソ連防衛の手段に転落させた。
 1930年代の歴史。
  反ファシズム統一戦線
   「独ソ不可侵条約」(1 9 3 9.8)
  独ソ戦開始(1 9 4 1.6)

・ソビエトを実質的に解体し、労働者国家を変質させ、プロレタリア革命を圧殺する反革命に転化した。
・スターリン主義の完全打倒は21世紀革命の不可欠の課題である。
夕食は差し入れの豚肉ブロックと沖縄
B級ソーキ、ゆで卵、大根をソーキ煮
少し涼しいので、鶏ゴボー鍋 昼の残りの稲荷
差し入れ・ラタトゥーユ 差し入れのサクランボ
 今夜も地域交流会

集団的自衛権 国民負担は15兆円~日刊ゲンダイより

15兆円、「先軍政治」だから防衛費増大、
法人税減税は20兆円
消費税をいくらあげても追いつかないはずだ!
動労千葉のホームページから転載


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三里塚芝山連合空港反対同盟 動労千葉 星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議 労組交流センター
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