「労働者はひとつ」「資本とは非和解」を貫き団結つくろう!

   だ    ん      け    つ
東京北部ユニオン
「街」分会
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“国鉄闘争の火をさらに大きく” 
被災地・福島と固く結び
職場闘争で資本の支配を打ち破る
国鉄闘争全国運動の発展を!
 1020号~(2015.1.4~)
1000号~1019号(2014.9.14~2015.1)
982号~999号 (2014.7.3~9.14) 960号~981号 (2014.4~6.29)
940号~959号(2013.12~2014.4) 920号~939(2013.6.25~12)
900号~919号 (2013.3.13~6.19) 891号~899号 (2013.1.1~2.26)
871号~890号(2012.11.5~12.30) 851号~870号(2012.9.19~.11.4)
831号~850号 (2012.7.27~9.18) 811号~830号(2012.6.26~7.26)
791号~810号(2012.5.18~6.26) 771号~790号(2012.4.~5.17)
 751号~770号(2012.2.~3.30) 731号~750号(2011.10.~12.24)

国鉄闘争全国運動のホームページ
http://www.doro-chiba.org/z-undou/z-index.htm


 だ  ん   け  つ  2015年1月3日 
 
1019
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全国の主要郵便局に
今年も
元旦ビラを配布!

 全国労組交流センターによる全国の主要郵便局への元旦ビラ配布が、今年も早朝から行われた(写真は東京・日本橋郵便局)。まだ薄暗い時間から出勤してくる多くの郵政労働者の手に、「改憲・原発再稼働の安倍をうち倒そう!」「労働者が主人公の社会を」と訴える労組交流センター全逓部会のビラと『郵政非正規ユニオンニュース』、各地区の合同労組のビラなどが次々と手渡されていった。多くの局で労働者との新たな交流が生まれ、用意したすべてのビラがなくなったところも多かった。

 東京多摩局では、2011年に同局を雇い止め解雇された郵政非正規ユニオンの齋藤裕介委員長が、組合や地区の仲間とともに最先頭でビラまきを行った。出勤してくる労働者、夜勤明けで退勤する労働者のほとんどがビラを受け取り、「元気でやってますね!」「がんばって!」と声をかけてきた。組合結成以来、不屈に闘争を重ね、多くの仲間との合流を実現してきた郵政非正規ユニオンに、多くの現場労働者が期待と信頼を寄せていることが明らかになった。別の局では「ビラは必ず読んでます」と話しながら受け取っていく労働者もいた。その他の局でも「寒い中ご苦労さまです」「今年もよろしく」と声をかけてくる人や、自分から手を差し出してビラを求める人が例年にも増して多かった。 

 

 日本郵政の中期経営計画(昨年2月策定)に基づく大合理化攻撃に対し、現場労働者の怒りはますます高まっており、誰もが闘う労働組合の登場を求めている。今年の元旦ビラ配布では、そうした現場労働者の思いが多くの局で非常に強く感じられた。

 職場の怒りの声を結集し、連合・JP労組本部を打倒して闘う労働組合の拠点を全国の郵政職場にうち立てよう。「動労総連合を全国に」の闘いを柱とする2015年決戦の勝利へ、今年も団結してがんばろう!(N)

 

 

 だ  ん   け  つ  2014年12月18日 
 
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三里塚反対同盟が
第20回の空港周辺一斉行動
 12月23日、三里塚芝山連合空港反対同盟と三里塚支援連絡会議は、20回目を数える成田空港周辺地域での一斉行動を行った。

 午前8時30分、市東孝雄さんの天神峰の畑の南側で旧小見川県道に面して立つ看板のもとに反対同盟が集合。12月10日に「第3滑走路粉砕!」「農地取り上げ許さない」とリニューアルされた看板のもとで写真撮影が行われた。反対同盟が2015年の決戦を闘う意気込みそのものだ。

 続いて市東さん宅の離れで、打ち合わせを行った。この日準備された「反対同盟ニュース」第15号は、第1㌻で東峰の萩原富夫さんからのお礼とあいさつとして、農地取り上げ反対署名が地元地域から約1000筆を得て合計で1万8千筆を超えたことを報告し、「第3滑走路建設計画」にともに反対の声を上げることを訴えている。
 また、LCC(格安航空)の重大事故報道、安倍政権の特定秘密保護法施行への弾劾、住民の声など盛りだくさんの内容になっている。

 北原鉱治事務局長があいさつし、成田空港会社(NAA)が反対同盟に対して新たに起した「やぐら、看板を撤去せよ」との訴訟について、第1回弁論が2月半ばに予定されていることを怒りを込めて報告し、一同の奮起を促した。
 これを受けて直ちにそれぞれが担当する地域へ向かって飛び出した。北原さんは寒気をものともせず、本三里塚でスポット演説に立ち、「地元になんら説明もなされず進められようとしている第3滑走路建設計画は、騒音被害をまきちらし、住民を追い出すもの。絶対に許してはならない」と力強くアピールした。

 婦人行動隊の宮本麻子さんは、川上・新田の農家を中心に一軒ずつ回り、「ニュース」を配りながら対話を重ねていった。住民は、急浮上した新滑走路計画に怒りと不安を持ちながら生活している。成田市行政は説明会を開いても「具体的には何も決まっていない」と繰り返すのみだが、国交省は候補地案まで示し、成田市商工会議所は「早期実現をめざす30万人署名」を推進している。自民党の林幹雄は衆院選(当選)で「第3滑走路実現」を公約に掲げている。

 反対同盟が届ける情報、見解、そして闘いの息吹が、地元に切実に待ち望まれている。宮本さんは、数々の質問にもていねいに答えながら、「反対同盟とともに声を上げましょう」と訴えて回った。行く先々で「ニュース」は、戦争体験者から若い世代まで真剣に読まれた。自営業の男性は、「先日買った萩原進さん著の『農地収奪を阻む』を知人に貸して回し読みしている。反対運動も真剣に次世代のリーダーづくりを」と要望し、宮本さんを励ました。

 夕刻に再び市東さん宅に集合し、一日の行動を集約した。各人が年の瀬の各地域で奮闘し、計2千部もの「ニュース」が空港周辺に配られたことが報告された。そして、年明けの1・11反対同盟団結旗開き、3・4農地裁判控訴審第4回弁論、3・29三里塚全国総決起集会へと、休む間もなく闘いを発展させる方向性が確認された。

 夜には反対同盟と支援連の忘年会が開かれた。市東さんが「来年こそ勝負の年。力を合わせて闘いましょう」とあいさつし、萩原富夫さんの音頭で乾杯。1年前に急逝した萩原進事務局次長の遺影を前に、その遺訓を胸に刻みながら、今年を振り返り来年への抱負を語り合い、最後は団結ガンバローで締めくくった。(TN)

 

 

 だ  ん   け  つ  2014年12月16日 
 
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選挙戦総括集会  鈴木たつおアピール
  私たちは勝利したということをまず確認したい。
みなさんが様々な部署に属していろいろなたたかいをやった。街宣隊は槍の穂先だったと思います。連日朝早くからの活動で疲労の極限にまで達していたにもかかわらず、あの最後の1千人集会をやりぬいて、この勝利の地平に達している。一年に2回、寒いときに候補者になるというのも前代未聞ですが、みんなでたたかったことが一番の成果だと考えています。

今から考えれば、都知事選はまだ大らかなものでした。一人の首長を選ぶ選挙では、自分たちの主張をいかに鮮明に訴えるかに尽きる。しかし、衆議院選は、今の資本主義社会の政治制度がしかけた最高の舞台です。「国権の最高機関」と憲法にも書いてある。その激烈さ、厳しさは違っていました。皆さんも痛感したと思いますが、やはり、自分たちの主張を訴えるだけではだめなんですね。安倍という敵と切り結んではじめて、足を止めて、話に心を動かしてくれる。

 今から考えれば、都知事選はまだ大らかなものでした。一人の首長を選ぶ選挙では、自分たちの主張をいかに鮮明に訴えるかに尽きる。しかし、衆議院選は、今の資本主義社会の政治制度がしかけた最高の舞台です。「国権の最高機関」と憲法にも書いてある。その激烈さ、厳しさは違っていました。皆さんも痛感したと思いますが、やはり、自分たちの主張を訴えるだけではだめなんですね。安倍という敵と切り結んではじめて、足を止めて、話に心を動かしてくれる。

杉並の45万の有権者にひとつの階級的立場、自分たちはなんであるか、本来なんであるのか、1%の資本家の側に立っているのか、それとも99%、とくにその中で労働者階級の立場にたってこの世の中を生きようとしているのか、そういう階級の選択、発見、自覚を厳しく問うていた。その点を私はリアルに感じます。

同時にそれは政党の選択です。討議のなかででてきたスローガン「新しい労働者の政党をつくろう」を掲げ、そこにたたかいの集約点を求めたことも非常に正しかった。「無所属」という肩書きで支持される時代ではない。「市民派」なんていうのが一昔前流行ったが、そんなのでは一緒にたたかおうとなる時代でもない。その点で、政党・党派の選択であり、階級の選択、階級であることの自覚を迫り、われわれ自身が一つひとつ共有しながら乗り越えていく、そういう厳しさ、激烈さということが改めてこの選挙戦のなかで感じたところです。これはやはり得がたい。「現代革命への挑戦」、「革命」ということを考えたときに、このくらいの激烈さは当然引き受けて勝ち抜くことです。歴史が回りつつあるときですから。

街頭宣伝の重大さ、大きさです。この寒い中、街頭で一瞬でも立ち止まって話に耳を傾けてくれるということは、一人ひとりの決起です。

レーニンを持ち出すまでもなく、私たちの宣伝、扇動、暴露は全人民的なものでなくてはならない。
自分たちのたたかいのリアリズムを持ちながら、それが同時に、すべての人たちが抱えている苦しみ、悔しさ、悲しみ、怒りをつないで初めて一体になれる。まさにその決起が日々勝ち取られたということも、この選挙の中で非常に手応えのあるものとして実感しているところです。

それはこれまで社民党、民主党、共産党に入れるほかなかった票を確実に分解しました。杉並で一貫してたたかいつづけ、権力に怒りを燃やし続けてきた人々と合流することができた。1万7千とはそういう票です。

私たちの言葉、中身は本当に大事です。もっともっと磨いて、心に届き、共振を起こしたときに、すべての人民が命をかけてこの世の中をひっくり返すことに決起する、その中心に座ることができると実感しています。

最後に、291議席だとか言っていますが、今日の新聞をみて気づかれたように、その途端に彼らのほうが青ざめている。「どうなるんだろうか」と立ち止まっている。


 資本主義体制の「最高の国権の場」といわれる議会は、レーニンにいわせれば「おしゃべり小屋」です。4年に1回、自分たちを誰が支配するかを競う場でしかない選挙の本質が完全に明らかになった。怒りに満ちあふれているではありませんか。自民党の政治なんて誰も支持していない。戦後最低の投票率で、とくに首都圏は52%ほどです。半分しか行っていない。無関心というのではない、愛想を尽かしている。これはブルジョアジーも分かっている。

だからいくら数を取っても非常にやばいところに自分たちが立っていることを知っている。今日の谷垣が「慎重に」「丁寧に」と言っているが、安倍自身がグラグラになっている。今日も株価がまた落ちている。普通はご祝儀相場で上がるものです。与党が300議席も取ったんですから、ブルジョアジーにとってはこれ以上のうれしい話はないはずです。ところがだめになっている。世界同時株安です。スターリン主義を巻き込んだ国際帝国主義経済がどんなに大恐慌が深刻化しているかという波をもろにかぶっている。一番かぶっているのは日本経済です。政府の借金が1144兆円、財政再建など問題にならない。300議席とかいうなかで、彼らはますます危機にたたき込まれている。この点を見るべきです。

レーニンが『国家と革命』(1917年)のなかで「おしゃべり小屋」という言葉を使っています。
これは単なる比喩ではない。書かれたのは革命の数ヶ月前です。「おしゃべり小屋」に対して、コミューンを対置している。労働者が歴史上初めて天下をとり、社会を回していく。その点でレーニンはものすごくリアルな人です。革命の3ヵ月前に「ここがポイント」だと言うことがはっきり見えてきた。

ここに至る過程で、大胆に言わせてもらうと、権力とわれわれとの関係はロシアの2月から10月の過程に入った。「すべての権力をソビエトへ」、おしゃべり小屋からソビエトへ、です。人民の団結の中に権力をよこせと、あんなおしゃべり小屋ではなにも自分たちの運命は決まらない、決められない、ということを4月、5月、6月言い続けてきた。最初は嘲笑されていたが、「絶対に取って代わってみせる」、それがコミューンでありソビエトだということです。コミューンの教訓をレーニンはゴリゴリ書いていますが、本当に目前にして人民の怒りがあふれ、議会なんてものに全く集約されないその人民の怒りをどこでどのように集約し、そして政治の中心をそこにおいていくかという問題を提起していたと思います。

だから完全に「おしゃべり小屋」になる。何も決められない。なにかやればますます人民の怒りがかき立てられる。人民は職場で、街頭でたたかう。そういう時代に突入したことを、私は今度の選挙で実感しています。だからわれわれは「すべての権力をソビエトへ」という時代に入っているということです。

だからこそ職場のたたかいが重要です。階級的労働運動であり、「動労総連合を全国へ」です。あんな「おしゃべり小屋」でなく、この労働運動、職場、労働者の団結に権力をよこせ、われわれが天下をとるぞということが最も現実的で、説得力をもつ時代に入った。

その点で私はこの杉並選挙の意義はどんなに語っても語り尽くすことができないほど深いと思います。同時にそれは、新しい労働者の政党をつくるということを前提にします。労働者が天下を取るための必須の条件だと思います。

私は、新しい労働者の政党と階級的労働運動をまっしぐらに、一刻の猶予もなく前進させて、そしておしゃべり小屋からすべての権力を階級的労働運動へ、動労総連合を全国へ、われわれが取って代わるということを言っていく。
来年から再来年、憲法改悪が真っ向からでてきます。大決戦です。しかし全然負ける気はしません。この杉並の選挙結果をみれば、すでにこの決戦でわれわれはここまで来ている。2016年、同日選挙があろうとなんだろうと、大決戦をやって向こうを倒す、権力をわれわれによこせ、労働者が天下をとる、というその大きな道に意気揚々としてわれわれは進むことができる。それが今度の選挙であったと私は思います。皆さんのいろいろなお考えをまた聞かせてください。
鈴木たつおによる選挙総括

 だ  ん   け  つ  2014年12月16日 
 
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衆院選革共同声明 
鈴木候補1万7千票の大勝利 
「291議席」は安倍の崩壊の始まり
 (一)
 衆院選決戦において、東京8区(杉並区)から立候補した鈴木たつお弁護士は、1万6981票を獲得した。

 今衆院選決戦において、革共同はその50年の歴史をかけ、これまでのいかなる選挙闘争をものりこえる総決起をもって大きな勝利をかちとった。党の団結と階級の団結が一体化し、ほとばしるような自己解放的決起と感動が、街頭宣伝をはじめあらゆる闘いの場で生まれた。それは安倍の延命を断ち、自民党を打倒し、極右超反動性において安倍と並ぶ石原のぶてるに痛打を浴びせた。鈴木候補に投じられた一票一票は、杉並区民一人ひとりのかけがえのない「生きるための」決起である。鈴木候補の「私は一人ではない」という訴えは東京8区――全国の労働者人民の団結をつくりだした。それは「絶望」を拒否し、「労働者が主人公の社会へ」、「新しい労働者の政党をつくろう」という鈴木候補の訴えに杉並有権者46万と全国、さらには全世界の労働者階級人民の希望と未来を託した団結の一票である。

 鈴木候補は、日帝・安倍の衆院解散・総選挙が、アベノミクスと戦争の攻撃であることを徹底的に暴いた。それは7・1集団的自衛権閣議決定の改憲・戦争攻撃を、その根底において断ち切り、革命情勢を決定的に引き寄せたのである。

(二)
 それでは今回の衆院選での「自民党291議席」とは何か。

 自民党は小選挙区制のもとで、選挙への絶望と離反をつくりだし、52%という戦後最低の当票率で291議席を取ることができた。いまひとつは、国会内の野党の果てしない裏切りと破綻の結果である。
 重大なのは、この安倍・自民党の291議席に、労働者人民はだれもが悔しさと怒りをかきたてていることだ。そして総反撃を開始しようとしている。実はこの結果に、日帝・安倍と「1%」のブルジョアジーは震えあがっているのだ。次はもうウソもペテンも通用しない。そればかりではない。鈴木候補の決起と訴えは、「99%」の労働者階級の新たな階級的団結と「労働者が主人公の社会へ」の怒りの総決起の始まりなのだ。

(三)
 今次衆院選での断固とした革命派の決起は、安倍と労働者階級人民との非和解的対立の深まり、胸躍る革命的激動とプロレタリア革命の時代の到来を告げ知らせている。

 安倍の今回の総選挙の狙いは、労働組合の絶滅であった。「アベノミクスは賃上げと雇用確保だ」という安倍のデマゴギーとペテンは、連合の全面屈服と裏切りを引き出すことでふりまかれた。この連合の崩壊は、民主党のさらなる失墜と野党の野合を引き出し、自民党の291議席を可能にしたのだ。

 だがこのことは何を意味するか。国鉄決戦を弁護士として最先頭で闘った鈴木たつお候補の衆院選での「一人の決起」は、安倍や葛西らブルジョアジーが総力を挙げた連合の分裂・解体による労働者階級の分断と労働組合絶滅の狙いを打ち破った。むしろ、連合という国鉄分割・民営化以来の労働者階級の最大の抑圧装置の崩壊と、国鉄分割・民営化攻撃の最後的破綻を強制している。それは全野党の崩壊の危機の現れであり、労働者階級の階級意識を濁らせ曇らせる一切の中間的なものの一掃である。

 今次衆院選決戦は、11月労働者集会の地平を発展させ、東京8区での鈴木候補の決起をもって、日帝・新自由主義の労働組合解体攻撃を歴史的に打ち破り、全国全世界の労働者階級の団結と、国鉄決戦と階級的労働運動の新たな躍動的発展の2015年決戦を切り開いた。

 (四)
 今総選挙決戦は、階級対立を非和解化させ、革命情勢を決定的に成熟させている。革命的選挙闘争が、ついに2010年代中期階級決戦の柱として、100万労働者階級人民と結びつき、獲得していく挑戦となった。レーニンは、「第2インターナショナルの崩壊」という著作の中で「バーゼル宣言」を取り上げ、「人民を鼓舞し、『ゆさぶり』、資本主義の崩壊を『はやめる』ために、危機を『利用』し、1871年パリ・コミューンと1905年10〜12月のロシアの先例にならうこと」を提起している。

 今次衆院選挙決戦は、この提起を貫き、労働者人民を獲得するために、第一に革命的宣伝・扇動の飛躍をかちとり、第二に革命的大衆行動を組織し、第三に革命的組織を建設するという、革命情勢の「三つの義務」を、全面的創造的に実践し前進させた。とりわけ『前進』を革命的宣伝・扇動と革命的大衆行動に全面的に活用したことは決定的であった。選挙闘争は、時代認識を研ぎ澄まし、路線を深化・発展させる。特に日帝・安倍と自民党政権の「延命を断つ」全人民的的政治暴露の闘いは、プロレタリア革命を準備する決定的な闘いである。さらに革命的大衆行動としての投票行動と街頭宣伝の一体的展開がかちとられた。そして今、われわれの課題は、国鉄決戦と階級的労働運動の前進を通して、「動労総連合を全国に」を先端とする、労働組合の拠点建設に勝利し飛躍することである。

 衆院選決戦の地平を打ち固め、2010年代中期決戦に勇躍して突入しよう。
  

 だ  ん   け  つ  2014年12月13日 
 
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鈴木旋風が杉並を席巻 
13日午後5時、荻窪駅北口に結集を!
「安倍政治を断ち切り、労働者が主人公の社会を」――衆院選・東京8区、杉並の地に鈴木たつお候補が、「鈴木旋風」を巻き起こしている。  12月6、7日、鈴木候補の駅頭大演説会が2日連続で行われた。6日は阿佐ケ谷駅南口に300人、7日は高円寺駅北口に500人もの聴衆が集まり、インターネットで同時配信された動画の視聴者数は1万人近くに達した。「私は一人じゃない。全国の職場で闘う労働者の支持、福島・沖縄の怒りの声、そして日本の労働者の闘いの歴史を背負って、私は国会に乗り込む!」――鈴木候補の熱弁に、集まった人びとが万雷の拍手で応える。
 2日続けての演説会には全国から多くの仲間が応援に駆けつけた。福島からは大挙して応援団が駆けつけアピール。さらに動労千葉、動労水戸、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会、小竹運輸グループ労組、沖縄の日本IBM・ビジネスサービス労組など、全国の闘う労働組合が続々と応援演説に立った。7日には、男女合わせて10人の青年労働者が次々と発言。「私たち一人ひとりに社会を変える力がある。その代表として鈴木さんをみんなの力で国会に送り出そう!」と元気な声が響くと、道行く人びとが次々と足を止めて演説会に加わった。

◆「安倍と石原をともに倒そう!」
 選挙戦最後の週に入り、安倍・自民党への全人民的な怒りの声が急速に高まる中で、鈴木候補への注目と支持も加速度的に高まった。

 8日、副総理兼財務相の麻生太郎が「(少子高齢化は)子どもを生まないのが問題だ」「(円安・株高で)企業は大量の利益を出している。出していないのはよほど運が悪いか、経営者に能力がないかだ」と演説していたことが発覚した。

 また沖縄では9日、県知事選で敗れた仲井真知事が退任したが、県庁は県民の怒号に包囲され、離任式会場を1階ホールから知事応接室に急きょ変更する異例の事態となった。10日の特定秘密保護法施行に対しても、全国各地で激しい抗議行動が闘われた。

 だが、民主党、共産党などの既成野党はこの怒りの声を受け止めようともせず、マスコミは連日「投票率低下・自民圧勝」の大宣伝をくり広げた。

 そうした中で「戦争と貧困・大失業の安倍政治を断ち切れ!」「新しい労働者の政党をつくろう」と訴える鈴木候補の登場が、情勢を一気に塗り替えた。連日の街頭演説では、立ち止まって聞き入る人がどんどん増え、とりわけ鈴木候補が「安倍と石原をともに倒そう」と訴えると「そうだ!」「大賛成!」と声援が飛ぶ。宣伝カーが都営アパートの前を通ると、清掃労働者が駆け下りてきて「がんばって!」と握手。別の区営団地の前では子どもたちが駆け寄ってきて「鈴木たつおが来たからビラをもらってきなさいって、お母さんに言われました」。養護施設のバスの運転手は鈴木陣営ののぼりを見てガッツポーズ。


 「鈴木たつおに決めました」「もう入れたよ」と声をかけてくる人も日を追って増加した。これまで共産党に入れていた人が「共産党は中途半端だ」と鈴木候補を選択し、また家族で自民・石原に入れていたという人が「もう我慢ならない」と鈴木支持を表明するなど、これまでにない勢いで鈴木候補への支持が広がっていった。

 また街宣現場では『前進』が連日100部以上も手渡された。食い入るように読み、その場で「鈴木さんに決めました」と表明する労働者も。さらに、街宣で知り合ったばかりの女性がその場でボランティア登録をして連日ビラまきに決起するなど、鈴木候補への区民の注目が行動へと転化されていった。

◆消費税は全廃しかない!
 選挙戦終盤には、鈴木候補の演説もますます熱がこもった。

 「消費税は今こそ全廃するチャンスです。消費税全廃と言うと『社会福祉の金はどうなるのか』と聞く人もいます。しかし考えてみてほしい。先日、日本の大手企業53社が、消費税10%化を延期するなら法人税を十数%下げるべきだと主張し、これを安倍内閣は全面的に推進しています。福祉のためではなく、法人税を下げる埋め合わせで消費税を10%にするんです。1%の大企業と大銀行のための政治でしかないということです。

 だが自民党は、戦後最低の投票率と小選挙区制のからくりで議会での多数を確保しているにすぎない。からくりの上に乗った空中楼閣(ろうかく)です。私たちはこの安倍政治を断ち切る!

 そのためには力が必要です。まずは皆さんの1票の力、そしてその上で労働者・市民が団結することです。その団結の中心に座るのは労働組合だと私は考えます。社会を動かしている労働者が労働組合に団結し、そのまわりに市民も農民も全部結集して、一握りの金持ちのため政治を断ち切り、新しい社会つくっていく。そのためには、新しい労働者の政党が必要です。

 この杉並での選挙が決定的に大事になっています。杉並で石原のぶてるをたたき落とし、安倍に大打撃を与えましょう」(10日、阿佐ケ谷駅南口での演説)

 選挙戦最終日の13日(土)午後5時(~8時)、荻窪駅北口で開かれる鈴木たつおとともに1万人大集会に集まろう!(K)

鈴木たつお必勝!
1万人大集会に集まろう!

13日(土)午後5時~8時、荻窪駅北口

 だ  ん   け  つ  2014年12月7日 
 
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「鈴木たつおは一人じゃない!」
鈴木候補は圧倒的な注目の中、阿佐ヶ谷最後の訴え
 「仲間を裏切らない、一人は万人のために、万人は一人のためにという人生観、道義をもてるのが労働者だ。選挙戦で一人で何ができるのか?という声は私にも寄せられている。しかし私は一人ではない。3ヶ月雇用の非正規職の労働者が組合を作ってストライキをやった。それで解雇になったが、戦って復職した鈴コンの労働者。動労千葉や動労水戸をはじめとする闘う労働者その労働者たちが深く、広く職場から私を支持してくれている。これが私の大きな力なのだ。

 そしてこの杉並の地から原水爆禁止運動が始まったように安倍政権が集団的自衛権行使の閣議決定でないがしろにしようとしている憲法も日本の労働者とアジア人民の怒りで支配階級に強制したんだ。戦後革命といわれるが1947年2・1ゼネスト、天下国家を労働者が取る寸前までいった。以来60年、70年、そして現在の闘い、日本の労働者人民は血と汗を流しながら誇り高く闘ってきた。この歴史が私の背後にある。職場で闘う労働者の支持と、日本の労働者の闘いの歴史と、それを背負って私は国会に乗り込もうとしている。したがって私は一人じゃないんだ!」鈴木候補は自信に満ちて「一人ではない!」と宣言し、万雷の拍手に包まれた。

 鈴木候補を押し立てた東京8区の闘いは、労働者が団結し1%の資本家と絶対非妥協で闘った時、どんな世界が開かれるのか、その未来を指し示す闘いだ。
 6日の高揚を引き継ぎ、7日日曜日は高円寺駅北口で鈴木候補の街頭演説会=千人集会が開かれる。結集を!(K)
12・6 鈴木たつお候補が街宣
 阿佐ヶ谷駅南口に聴衆数百人
  鈴木たつお候補は圧倒的注目の中訴えた、衆院選5日目の12月6日、選挙戦も中盤に入った決戦の週末を迎えた。大寒波が列島を襲う中、東京8区・杉並区では鈴木たつお候補が歴史を塗り替える熱い大街宣に打って出た。マスコミが「自公300議席」なるキャンペーンで労働者人民のあきらめと無力感を組織している。あらゆる既成政党が安倍政権と対決するどころか、安倍政治の延命に加担している。しかし、労働者人民の怒りはもはや爆発寸前だ。「アベノミクスと戦争に絶対反対!」の唯一の候補、鈴木たつお候補の存在と闘いを知らせ、怒りを行動に転化するのだ。
 午後5時、JR阿佐ヶ谷駅南口に選挙スタッフの若い女性の声が響きわたった。「今回の選挙の焦点は、野党の共闘でも、アベノミクスの是非を問うことでもありません。私たち労働者、この社会を動かす労働者が、1%のための社会を終わらせ、労働者の手に未来の社会を取り戻していく、これが今回の選挙の最大の焦点です! 皆さん、鈴木たつおとともに今回の選挙、勝ちに行きましょう!」

 武内更一弁護士、全学連の齋藤郁真委員長、動労水戸・辻川慎一副委員長、福島から椎名千恵子さん、佐藤幸子さんら3人、動労千葉・田中康宏委員長、高山俊吉弁護士、地元から東京西部ユニオン・北島邦彦副委員長(元杉並区議)らが次々に応援演説に立った。

 鈴木候補はこの日の最後に、渾身の力をこめて訴えた。聴衆は増え続け、寒気も忘れ、数百人が鈴木候補の演説に聞き入った。 

「石原のぶてるの選挙ポスターを見てとうとう出てきたなと思いました。金目発言への怒りに追い詰められた彼が何を『国を守る』、この国を守ると言い出した。国家主義、愛国主義。これを見てアメリカの政治格言を思い出した。『愛国とは、ならず者の合言葉』。皆さん、国とはなんですか? 国家の暴力をもって大資本、大企業、大銀行が人民を支配するその道具ではないのか。国家なんてものは、そういうものでしかない! それがたまたまそこに暮らす人びとを包摂し、抱え込んでいるものだからいろんな幻想が生まれる。しかし、国家とは大資本、大企業、大銀行が、それと官僚が人民を抑えつける装置でしかない。このことを私は、石原にたたきつけたい。守るべき国なんかあるのか! 大阪では、現にそこに住んでいる人たちが家賃の値上げに反対して住み続けたら、国家の暴力を使って、つまり警察部隊を使って住んでいる家から追い出した。これが国家の本質です。あるいは京都大学、東京からわざわざ公安刑事と機動隊を送り込んで、ガサ入れをやった。5700人が集まった11・2労働者集会のデモでの現行犯逮捕ですよ。前代未聞の不当捜索です。

 あるいは皆さん、アベノミクスのまやかしについて一言だけ申し上げたい。日銀の追加緩和を決めた日銀の最高決定機関、なんと5対4で割れちゃったんだよ。そんなものを黒田はまだ続けようとしている。労働者の賃金の一部をかすめ取った年金積立金、130兆円あると言われている。この年金積み立て金を株式市場に投げ込んだ。株なんてものは、何かあれば一枚の紙切れになってしまう。
 それを株式市場に投げ込んだ。国家の名においてそういうことをやっている。何事か! この裏は何なのか。結局、輸出企業をもうけさせるためだけだ。そして、円安、輸入食品、全部値上がりしてもかまわない。そういうことをやっているのが、アベノミクスなんだ。まさに国家の犯罪なんだよ。人民の生活をますます貧しさに追い込んでおいて、一握りの資本家がもうけようとしている。歴然たる事実じゃないか! 明らかな目の前の事実なんだ。こういう国家のあり方を根本的に変えて、労働者人民が主人公になる社会をつくらなければならない!」

 だ  ん   け  つ  2014年12月5日 
 
1013
東京北部ユニオン
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 電話 3928-1378
東京8区、
鈴木たつお候補が衆院選に出陣!
 いよいよ衆議院選挙、この社会を根本から変える闘いが始まりました。その先頭に立つ鈴木たつお候補とともに闘いましょう!」

 12月2日朝、東京西部ユニオン北島邦彦副委員長(元杉並区議)の司会で出陣式が始まった。立候補届出が完了し、選挙ポスターは2番。すでに区内全域にポスター張りが出動、選挙事務所のビルには鈴木候補の写真入りの大懸垂幕がお目見えした。

 鈴木たつお候補が出陣の決意を語った。都知事選以来のピンクマフラーがお似合いだ。

 「昨日、8党首討論会などというものがやられたようです。国債の格付けがまた落ちました。株の暴落、金利の上昇が始まろうとしています。この日本社会、資本主義社会が完全に行き詰まった。それをどうするのか、結論を持たない連中が、8党首そろって、結局はこの社会を維持しようとしている。しかし、労働者人民が踏みにじられ、生きられなくなっている。それを戦争で突破しようとする安倍内閣だ。労働者が生きようとするならば、この社会をひっくり返し、労働者が主人公になる社会に根本的につくり直すしかない。そのために労働者人民の利益を徹底的に実現していく新しい党をつくろうじゃないか。私たちは今、動労千葉、動労水戸、鈴コンなど労働者の力ある勢力として登場している。これを政党として、政治勢力として登場する。そのスローガンは、労働者が主人公になる社会の建設です。
 そして、戦争など絶対に許さない。消費税は全廃だ。福島の怒りと連帯し、その怒りをわがものとして全原発廃炉、川内原発の再稼働など絶対に許さない。これをみんなにアピールし、闘っていきたい。12日間、非常に短い、寒いたって、都知事選のあの雪を考えればたいしたことはない。皆さん、がんばりましょう」

続いて、応援に駆けつけた動労千葉の田中康宏委員長がともに闘う決意を語った。「安倍政権がもたらしたのは、貧困と戦争だけだ。それが今回の選挙の焦点です。何が『この道しかない』だ! この道だけは進んではいけない!

 この道だけは止める! これが真実の声です。子どもの6人に1人が貧困に苦しんでいる、独身女性の3人に1人が貧困に苦しんでいる、労働者の4割が非正規で苦しんでいる。未来がない、希望がない、今生きていけない。こんな社会をつくったのは誰なんですか! 何がアベノミクスか、株価が上がった?

 人間が生きていけなくて、株価だけが上がって、この社会が進むんですか。すべてが間違っています。こういうことをやった安倍政権が、足もとから崩れ落ちようとしている。落ちるんなら勝手に落ちてくれと言いたいが、彼らは生き延びるためにすべての労働者を戦争に引きずり込もうとしている。それが集団的自衛権です。
 3・11福島原発事故――福島を圧殺して原発の再稼働をやろうとしている。何から何まで間違っています。来年の通常国会には集団的自衛権関連法案と称する戦争法案が出される。この選挙で勝って、鈴木さんと僕らの団結が先頭に立ったら必ず止めることができます。安倍政権を倒しましょう。そして闘う労働組合をよみがえらせて、本当の労働者の政党をつくりましょう」

 区民を代表しマイクを握ったTさんが「迷うことなく投票できる候補を擁立できた杉並区民は幸せだ」と応援演説。「消費税はとんでもない悪税です。消費税を8%に上げたのは誰か、自公と民主党。その民主党がいまさら、石原のぶてる打倒の受け皿のような顔をするなんてのはおかしい。
消費税はゼロにするしかない。例えば人件費を1千万円払っているとすると、どんなに赤字でも8%かかる。だから人件費上げたくても上げれない。そこに派遣業者が入ってくる。こういう悪徳資本主義、新自由主義の末期症状になっている。こんなことをしないと維持できないような資本主義、正直、やめちゃえばいいと思うんです」「8党首会談、ヤマタノオロチですよ 。八岐大蛇は、頭は八つだけど胴体は一緒なんです。八岐大蛇をばっさりと切るのが、鈴木たつお弁護士だと思ってます。八岐大蛇の神話によれば中から剣が出てくるんですが、この剣は労働者階級に大政奉還するための武器になると私は解釈しているわけです」「杉並区民は、迷うことなく投票できる候補を擁立することができて幸せだと思います。皆さん、迷うことなく 鈴木たつお、これ一択しかございません。よろしくお願いいたします」。怒りの言葉の一言一言が胸を打つ。

 憲法と人権の日弁連をめざす会の高山俊吉弁護士が「アベノミクスという言葉のからくりを徹底的に追及する必要がある」と強調し、安倍政権が何をやってきたのかを暴き、追及し、「本当のことを言って何が悪いのか。本当のことを言う鈴木たつお候補とともに疾風怒濤の13日間の選挙戦を闘いぬこう」と訴えた。

 最後に街宣隊の若い力を代表し、全学連の斉藤郁真委員長が「歴史を塗り替える巨大な選挙戦。この社会を根本から変える闘いになる」と宣言し、団結ガンバローの音頭をとった。

 鈴木候補は集まった区民、労働者の拍手の中、宣伝カーに乗り込んで疾風怒濤の選挙戦に打って出た。(K)めの苦闘、実践の最先端だ」


鈴木たつお必勝!1000人大集会

12月6日(土)17:00~19:00 阿佐ヶ谷駅南口
12月7日(日)17:00~19:00 高円寺駅北口


 だ  ん   け  つ  2014年11月17日 
 
1012
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京大抗議集会に300人の怒り
 京都大学から、学生運動の歴史的大爆発へ巨大な突破口が切り開かれた!
 闘う学生が情勢の主導権を握り、打倒寸前の安倍政権に対し怒りの火柱を上げた。「全国大学に戦争反対の学生自治会建設を!」の闘いは、ついに時代の最前線に公然と姿を見せた。

 焦りに駆られた安倍政権と警視庁公安部は11月13日に京大熊野寮を襲撃し不当家宅捜索を行った。だがそれに京大生は猛然と怒り、抗議をたたきつけた。11・2に不当逮捕された3学生に対し、東京地方裁判所は13日付で勾留延長を決定した。絶対に許さない。

 11月12日正午から「京都府警は謝罪しろ! 3学生を今すぐ釈放しろ! 全学緊急抗議行動」が京大時計台クスノキ前で300人が結集し打ち抜かれた。この行動は「戦争と民営化の安倍政権を倒せ」を掲げ闘われた11
・2集会のデモでの学生3人への警視庁公安部のデッチあげ逮捕と、それに続く4日の「京大公安摘発事件」(公安刑事が京大構内に潜入し、全学自治会同学会中央執行委員会の宣伝活動を監視していた。公安刑事は学生に取り押さえられ、大衆的な弾劾をたたきつけられ、追放された)を徹底弾劾するものだ。このような大学自治破壊、全学生への思想弾圧を許さないという怒りで団結し、闘いの全学的陣形をつくるために同学会中執を中心とする実行委員会が呼びかけた。

 同学会副委員長の纐纈(こうけつ)貴文君が元気良く集会開始を宣言した。同学会副委員長の作部羊平君が基調報告に立ち、「一連の事件は、戦争を推し進める安倍政権下で起きた大学自治の侵害であり、学生弾圧事件だ」「同学会中執は大学の自治の解体、学生自治活動への弾圧を許さない」と提起した。続いて、農学部生が農学部自治会常任委員会で採択した、京都府警弾劾の声明文を読み上げた。さらに、熊野寮生が寮自治会常任委員会で採択した声明を読み上げ「〝公安警察のスパイ活動は看過できない〟との声が多くの寮生から上がっている」と報告した。

 全学連の斎藤郁真委員長がマイクを握り、日比谷公園で男性が安倍政権に抗議し焼身した事件にも触れ「大学、社会のあり方がこれでいいのか、同学会中執とともに議論してほしい」と訴えた。

■公安警察を次つぎと弾劾
 いよいよリレートークだ。集会の盛り上がりは最高潮となった。「警察が突然、デモ参加者にタックルしてきて『公妨』など絶対許せない!」「原発再稼働、増税など安倍政権の政策は1%の資本家が利益を得るだけだ。戦争だって同じだ!」など京大生が次々と怒りをほとばしらせた。

 高槻市から駆けつけた全国水平同盟高槻支部、植木団地労働組合の委員長と組合員から激励の差し入れとメッセージ、カンパが届けられた。
 最後に、大森靖之同学会委員長が行動方針を提起した。大森君は「委員長になって以降、今、学生自治会への確信を一番深めている」と明るく提起した。

 昼の大高揚を引き継ぎ、午後6時半から文学部新館第3講義室で討論集会が行われた。集会には150人の学生・労働者が結集した。

 連帯あいさつを全国金属機械労働組合港合同の木下浩平執行委員と全学連の斎藤委員長が行った。木下さんは、11・2集会があらゆる怒りを結びつけ、労働運動をよみがえらせる展望を示したことが安倍政権を根本からひっくり返す力となっていると提起した。斎藤委員長は、8年半でのべ126人の逮捕、13人の処分を出しながら闘われてきた法大闘争と、同学会再建以降の京大の闘いの最高到達地平が今回の大勝利だと提起した。昼にも増して熱のこもった基調の提起を同学会副委員長の作部羊平君が行い、全参加者が拍手で応えた。

■大学を戦争反対の砦に!
 法大暴処法弾圧裁判弁護団長の鈴木達夫弁護士が「大学自治と戦争」と題して記念講演を行った。鈴木弁護士は、冒頭、「安倍をついに倒す時だ!」と闘争宣言を発した。鈴木弁護士は「国家権力が全体重をかけてきた、青年・学生から政治を奪う攻撃を打ち破る巨大な一歩が始まった」と一連の闘いの意義をつきだした。さらに戦前の京都学連事件や滝川事件、52年の東大ポポロ事件など歴史を振り返り、「このポポロ事件での大学自治の考え方も今は違う」として、それを超える大学自治論を豊かに提起した。

 「戦争の時代だからこそ大学をめぐる取り合いが激しくなっている」「一握りの資本のための大学から、労働者人民のための大学に!」「大学を戦争反対の砦に! そのための大学自治をうち立てよう」

 熱のこもった講演を受け、全参加者は法大闘争8年半を軸とした全学連の闘いが戦前・戦後の学生運動をのりこえる地平を形づくりつつあること、現在の京大攻防が歴史的意義を持っていること、戦争反対の学生自治会を全国大学に建設する闘いの正義性と展望を深く確信した。

 法政大学文化連盟の武田雄飛丸委員長、広島大学学生自治会、東北大学学生自治会の澤田光司副委員長、沖縄大学学生自治会の赤嶺知晃委員長が闘いの報告と決意表明を行い、広大と東北大から激布が手渡された。

No .

警視庁公安による不当家宅捜索 徹底弾劾!
 労働組合への弾圧許すな! 11月10日、警視庁公安部公安第一課は、11・2全国労働者総決起集会後のデモ行進において「公務執行妨害」で3名の学生を不当逮捕し、それを口実にして、集会のよびかけ団体であった動労千葉に対する不当な家宅捜索を強行してきた。しかも、本部役員が韓国・ 民主労総労働者大会出席のため訪韓の最中を狙ってやって来たのだ。
   私服警官が全力疾走で会館突入
 9時50分頃、警視庁公安部公安第一課の私服警察官約60数名が全力疾走でDC会館に突入してきた。さらに10数名の機動隊まで動員し、家宅捜索は、物々しい雰囲気の中で、10時15分から12時過ぎまで2時間以上にわたって行われた。
   DC会館の営業妨害
 しかも、「組合事務所」とは直接関係のない個人の住居なども捜索し、さらには2階の会議室を借りていた一般の人がいるにもかかわらず会議室廊下や階段を多数の私服警官で埋め尽くし、会議室利用者の出入りを妨害した。
 さらには貸会議室の業務を行っているDC会館の管理人室も家宅捜索し、お客からかかってくる電話の受付も一切禁止し、DC会館の営業妨害も行うなど、違法の限りを尽くした。 
 さらに、組合事務所から事件と全く関係のない組合大会議案書や動員指令、日刊動労千葉なども押収し、外部からの電話の応答を遮断し、あからさまな組合業務妨害を行った。
  高裁判決をも無視!重大な権力犯罪

 今回の不当家宅捜索は、2008年の11・2労働者集会後のデモでの「公務執行妨害」デッチ上げ逮捕、それを口実とした家宅捜索と、全く同様の不当な理由で行われた。このときも本部役員の訪韓の最中だった。

 動労千葉はこの2008年11月10日の家宅捜索の違法性を訴えて国家賠償請求訴訟で反撃し、9月4日、東京高裁は東京地裁につづいて、「捜索令状の請求と捜索自身を違法」とし、10万円の賠償を命じた判決が出たばかりだ。
今回の家宅捜査は、この高裁判決をも全く無視する重大な権力犯罪だ。絶対に許せない。

「安倍打倒!」を掲げて都心をデモ

学生への弾圧を許さない
 今回の不当家宅捜索は、11・2労働者集会の成功と安倍政権への怒りが爆発することへの権力の恐怖の現れだ。

 集団的自衛権行使容認や原発再稼働や派遣法改悪など労働規制の全面緩和など、労働者を極限的な貧困におとしこみ、戦争に突き進む安倍政権、この安倍に対する労働者人民の根底からの怒りがストやデモとなって爆発し、労働者民衆の怒りで政権そのものが打倒されかねないという心底からの恐怖が、今回の不当家宅捜索という形であらわれてきたのだ。

 われわれは今回の労働組合に対する弾圧を徹底的に弾劾すると共に、11・2集会・デモに参加した京大生ら学生3名に対する不当逮捕、さらには公安警察の京都大学の学内侵入・大学自治の破壊行為、そして京大熊野寮への不当家宅捜索を徹底的に弾劾する。

11月13日京大熊野寮への不当家宅捜索
 これを強行した警視庁公安部、東京地裁の責任を徹底的に追及する。そして、階級的労働運動の再生と、戦争と民営化と闘う労働者の国際連帯の更なる発展に向けて全力で闘いぬく決意である。
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
今こそ外注化粉砕闘争に総決起を!3名の「出向解除」にあたって訴える


 だ  ん   け  つ  2014年11月15日 
 
1011
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民主労総2014労働者大会 
3万人が「パククネ退陣」叫ぶ
◆非正規組合員20万人が希望
 「パククネ退陣!」の労働者の叫びがソウル都心を揺るがした。「私が民主労総だ。生きている者よ、立ち上がれ」の大横断幕を先頭に金属労組の大部隊が延々と続く。宣伝カーが呼びかける。「パククネ政権は鉄道や医療の民営化を推進し、国民の安全と健康を破壊して財閥の金もうけの手段にしようとしています。鉄道、医療、水、電気、ガスなどの社会公共性を守ろうと、労働者は決意しました。ともに闘いましょう!」

 11月9日午後、清渓川沿いの永豊(ヨンプン)文庫前から大学路(テハンノ)へ、3万人を超える大デモは大河の流れのようだ。動労千葉訪韓団のデモの先頭には動労千葉、動労水戸、動労西日本の動輪旗・のぼりを掲げた青年労働者が立った。「われわれは真の普通選挙を要求する」の横断幕を持った香港職工会連盟も参加している。デモ終着の大学路では民主労総執行部選挙に立候補した4組の候補者たちが出迎えてアピールした。

 午後4時過ぎ、全国労働者大会が始まった。昨年、サムソン電子サービス支会のチェジョンボム烈士の遺影があった場所に、今年は雇用不安と低賃金、入居者からの人権侵害に苦しんで焼身し、7日に亡くなった新現代アパート警備労働者イマンス烈士の遺影が並んでいる。

 300人を超える犠牲を出したセウォル号惨事の遺族も「絵に描いた虎でしかない特別法だが、これからが始まりだ。安全で平等な社会のために団結して闘おう」と怒りのこぶしを突き上げた。

 民主労総のシンスンチョル委員長は、「民主労総80万組合員のうち20万人が非正規職だ。非正規職は集まることも、闘うことも困難だが、この20万組合員がこの地の1800万労働者の新たな希望となり、世界を変えることができると確信している」と訴えた。

 さらに「民主労総は直接選挙というもう一つの課題を抱えている」と述べ、「私たちの力で民主労総を守り、組合員の力で新たに跳躍する20年、連帯の民主労総、団結の民主労総、闘争の民主労総をつくろう!」と声を限りに叫んだ。
 ◆鉄道労組訪問交流を深める

 10日午前、動労千葉と動労水戸、動労西日本の動労総連合の労働者たちは、龍山(ヨンサン)駅近くにある全国鉄道労組ソウル地方本部を訪問した。
 10月、新たに本部長に選出されたパクジョンソン本部長が「日本の新しい労働運動の再生を目指して闘っている動労千葉との今回の交流で、新自由主義と闘っていく労働運動の連帯をつくっていけた20141114b-4.JPGらと思います」と歓迎の言葉を述べた。

 田中委員長は、昨年12月の23日間の鉄道労組ストライキを衝撃と感動をもって受け止めたことを伝え、「28年前の国鉄分割・民営化が日本の労働運動が大きく後退するきっかけになった。私たちはもう一度、労働組合が力を取り戻したいと闘ってきたが、今回の鉄道労組との交流は何万馬力もの力だ」と感謝の言葉で応えた。

 11月に来日したオムギリョン前本部長も「パククネ政権は任期中に鉄道民営化を成し遂げようとしている。その強烈な攻撃と闘う団結を固め、組織的準備をしている最中です。新自由主義に立ち向かって闘う立場を堅持し、階級的労働運動の再生を目指して闘っている動労千葉と交流していきたい」と語った。

◆職場で資本と闘い戦争阻む

 鉄道労組や希望連帯C&M非正規支部、ソギョン支部建国大分会、自治体労働者、医療労働者などとの交流を深め、訪韓団のだれもが敵の攻撃はどこでもまったく同じだと確信した。グローバル展開する新自由主義を打ち破るために労働者の国際連帯は不可欠だ。しかし、自らの職場で資本と非妥協で闘い、団結を拡大しなければ、世界の労働者の共感と信頼を得ることもできない。

 11日に民主労総ソウル本部で開催された韓日労働者理念交流で田中委員長は、新自由主義と闘う階級的労働運動について次のように提起した。
 「新自由主義が医療も教育も社会保障も社会そのものを崩壊させてしまうほど暴れ回り、膨大な非正規労働者であふれている。この状況でどういう労働運動が通用するのか。これをつかんだ時、すべてが動き出す。民主労総の闘いはそのための苦闘、実践の最先端だ」

 だ  ん   け  つ  2014年11月10日 
 
1010
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11.6「国際テロリスト財産凍結法案」の
衆院採決強行弾劾! 怒りの抗議集会

 闘う仲間たちは11月6日、国内の階級的労働組合や革命党をテロリスト指定し財産を凍結する「国際テロリスト財産凍結法案」の衆院採決強行に対して、怒りの国会闘争をたたきつけた。

 財産凍結法案は、新自由主義下の新たな破防法攻撃ともいうべき治安弾圧立法であり、労働者階級への巨大な団結破壊攻撃だ。これを11月5日、衆院内閣委員会の翼賛議員どもがろくな審議もなしに、何と全会一致で採決を強行するという暴挙を行った。これこそまさに「7・1閣議決定」=集団的自衛権行使容認と改憲へと突き進むおぞましい戦争翼賛国会の姿だ。
 日本共産党スターリン主義は、安倍政権の「国際テロ対策」=治安弾圧と国際連帯破壊を全面賛美し、闘う労働者への裏切り者としての本性をむき出しにした。

 6日正午からの衆院本会議には、財産凍結法案を始めカンパ禁止法改悪案(活動家と協力者、そのまた協力者へのあらゆる支援・サービスが重罰対象になる)などの重大治安立法が並べられ、次々と翼賛採決にかけられた。断じて許しがたい!


 これに対し、共謀罪新設に反対する人びとや「とめよう戦争への道!百万人署名運動」の仲間などが衆院の前に結集して怒りの抗議集会を行った。

 発言では、戦争と治安弾圧の翼賛国会を徹底弾劾し、「大恐慌が戦争として火を噴く中、安倍政権は生き残りをかけて戦争と改憲、労働者の権利破壊に突き進むからこそ、反乱を恐れて治安弾圧を強化しようとしている」「11・2労働者集会は5700人の参加で成功した。改憲を狙った国鉄闘争解体攻撃をはね返して闘う労働組合を復権していく、この力を軸に巨大な大衆的反撃をつくりだすことが、治安弾圧を粉砕する道だ」とのアピールがあり、11・2集会を報道する機関紙『前進』号外と、テレビニュースで注目された京都大学での公安スパイ活動粉砕の報告ビラが配られた。

 11月が完全に治安立法を巡る決戦となった。財産凍結法制定を許さず、怒りの声を広げよう。緊急国会闘争と11・20銀座デモを闘おう。(T)
テロ指定・資産凍結新法制定を許すな!11・20銀座デモ
11月20日(木)18 時 日比谷公園霞門集合~警察庁~銀座~水谷橋公園で解散
主催:11・20 緊急デモ実行委員会
呼びかけ:破防法・組対法に反対する共同行動/共謀罪新設反対 国際共同署名運動

議場を圧する川内原発再稼動NOの声!
 県の再稼動受け入れに怒り爆発

  11月7日、鹿児島県議会と県庁周辺は、鹿児島県の川内原発再稼働受け入れ表明に、激しい怒りがたたきつけられ、終日抗議の声が響き渡った。

 県庁入口前には、再稼動反対のテントが張られ、「知事は県民の声を聞け!」と書かれた横断幕、寄せ書き、檄文が所狭しと並べられた。早朝から県内はもちろん九州全県、福島をはじめ全国から再稼働に反対する人々が結集し、NAZEN福岡やレイバーユニオン福岡も、全国の仲間とともに弾劾の闘いの先頭に立った。
 まず本会議場で怒りが爆発した。

 鹿児島ばかりか全日本、全世界が注目する議会だというのに、質問者は反対議員のみ。自公議員は質問すらしない。自公は、数をたのみに31の再稼動反対陳情をすべて否決し、川内原発の地元・薩摩川内市の商工団体から出されたただ一つの再稼動推進の陳情を採決しようとした。

 「もう許せない!」。傍聴席から一斉に怒号が起こった。伊藤祐一郎知事は目を閉じたままだ。傍聴者たちは立ち上がり、全員に配られた「原発再稼働NO!」のプラカードを一斉にかかげて抗議した。「川内原発を再稼働させないぞ!」と議場を圧する怒りのシュプレヒコールが傍聴席から何度も続けられた。その猛烈な怒りに押され、県議会当局は退廷させることすらできなかった。

県庁舎入り口前が、弾劾集会の場に
 一方、傍聴券を得れなかった人たちは隣の県庁舎に押しかけた。「2階にモニター室がある。そこで議会のやり取りが観れると議会当局は言っている。中に入れて観させろ!」と申し入れた。ところが県職員が入口を固め中に入れさせない。県当局は、何と「反対派が何をするか分らないから」として県庁業務を停止し、県庁舎全体を封鎖していたのだ。怒った市民らは、職員に激しく詰め寄って抗議を繰り返した。NAZEN事務局から「この場で抗議集会をやろう」と呼びかけ、県庁入口前は再稼動を弾劾する抗議集会の場に変った。

「闘いはこれから」と抗議の集会と記者会見
 採決後、記者会見に現れた県知事は、「地元同意が取れた」として受け入れ表明を行い、「私の中では(再稼働受け入れで)終始一貫していた」と開き直った。旧自治省官僚時代、石川県に出向し、企画課長として志賀原発誘致の中心で動いたのが伊藤だ。「3・11」以降も「原発は必要」と繰り返し、川内原発再稼働を推進してきた。九電との緊密な関係も暴露されている。まさに安倍や電力資本の手先そのものだ。

 昼から議会傍聴者たちも合流して県庁前の公園広場で「ストップ再稼動! 3・11鹿児島集会実行委員会」の抗議集会が行われた。地元反対派や県議会議員、福島現地から駆けつけた団体、人士、さらに福島からの避難者などが、「伊藤知事はカネで命を売るな!」など、口々に伊藤知事や、大規模噴火や避難計画のズサンさを弾劾した。

 さらに、知事の受け入れ表明に対する抗議の記者会見が、県庁の反対派テント前で行われた。

「鹿児島県の歴史に汚点を残した」「闘いはこれからだ」「一歩も引かないで闘おう」「あきらめなければ勝てる。さらに闘いを広げよう」と訴えた。

 鹿児島県の川内原発再稼働受け入れは、激しい怒りに転化し、さらに燃え上がろうとしている。墓穴を掘ったのは安倍と鹿児島県だ。この怒りを原発再稼働、戦争と民営化の安部打倒へ。(九州・A)

 だ  ん   け  つ  2014年11月4日 
 
1009
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11・2労働者大集会 
「安倍倒せ」5700人の訴え 全国に動労総連合を
 「戦争か革命か」の歴史選択をかけ、労働者国際連帯の旗のもとに闘われた11・2全国労働者集会は、歴史的に大高揚し、大成功をおさめた。

 動労総連合を全国につくり、巨万の労働者階級が国鉄決戦を先頭にプロレタリア革命勝利へ進撃する闘いが本格的に始まった。アベノミクスの崩壊と女性2閣僚の辞任、次々発覚する金権腐敗とスキャンダルで崩壊の危機にある極右超反動の安倍政権への怒りは、天と地に満ちている。11・2集会の圧倒的地平から、11月総決起で安倍を倒そう。
 国際連帯の大前進へ、11・8〜9訪韓闘争に決起しよう。さらに11・29星野全国集会の歴史的な成功をかちとろう。「安倍を倒せ!」の怒りが爆発している。集団的自衛権行使の閣議決定と日米安保ガイドライン再改定で戦争へと突き進み、特定秘密保護法や国際テロリスト財産凍結法案などの治安弾圧法と国家暴力で労働者人民の闘いをつぶそうとする安倍政権は、断じて許せない。

 しかも安倍は10月28日、労働者派遣法改悪案の審議入りを強行した。厚生労働大臣・塩崎は「派遣労働者の雇用の安定と保護をはかる」とうそぶいている。ふざけるな! 安定した派遣労働などあるか! 生涯派遣法=派遣全面解禁法ではないか! 今回の法改悪によって、26業務にのみ認められてきた期限のない派遣は全業務に拡大され、企業は3年ごとに労働者を入れ替えれば、いくらでも派遣労働者を使い続けることができる。労働者の正社員化の道は閉ざされ、3年ごとに首を切られ、生涯派遣が強制されるのだ。

 安倍は9月から経済界や連合との政労使会議を再開し、終身雇用・年功賃金・8時間労働制の最後的解体と、成果主義賃金の全面導入に踏み出した。国家戦略特区法案では、解雇規制や労働時間規制の撤廃や、公設民営学校の解禁までやろうとしている。

 しかも安倍は、ブルジョア政治家どもの腐敗が次々と明らかになる中で、消費税を10%にして労働者人民からさらに収奪しようとしている。「世界一ビジネスがしやすい国にする」などと言って、一握りの資本家どもの金もうけのために、労働者保護のための規制をすべてなくし、労働者の命と雇用と生活をとことん破壊しようとしているのだ。絶対に許せない! だが、こんなひどい攻撃がまかり通ると思ったら大間違いだ。すでに労働者派遣法改悪案への怒りは、集団的自衛権行使や原発再稼働、特定秘密保護法への怒りと結びつき、安倍打倒の闘いとして激しく爆発している。戦争で殺されてたまるか! 原発で殺されてたまるか! 職場で殺されてたまるか! 労働者階級人民の命と未来をかけて、安倍打倒に職場から総決起しよう。

 今や帝国主義・新自由主義は、その足元から崩壊している。資本家・政治家・ブルジョア学者で構成される日本創成会議が2040年までに全国896自治体が人口減で消滅するとの試算を発表している。これは、新自由主義がつくり出したものであり、「地方の崩壊」どころか、日本帝国主義という国家体制と社会そのものの全面的な崩壊を意味する。しかも世界大恐慌の激化・深化のもとで3・11福島第一原発事故が起こり、さらにはウクライナ、イラク・シリア、東アジア情勢を発火点として帝国主義の侵略戦争が始まり、世界戦争の危機が進行している。しかし他方では、全世界で労働者人民の怒りの決起が巻き起こり、世界的な革命情勢が生み出されている。こうした「戦争か革命か」の時代の到来が日帝ブルジョアジーを根底的な危機と破産にたたき込んでいる。
 だが資本家どもや安倍政権は、自ら社会を破壊してきた責任を居直り、一握りの資本家階級の延命のために、集団的自衛権行使による侵略戦争や、核武装のための原発再稼働、労働者派遣法改悪、社会保障解体、治安弾圧などで、労働者人民の命と雇用と生活をとことん破壊しようとしているのである。
 さらに安倍政権やJR資本は、全世界への鉄道のインフラ輸出に自己の延命をかけ、独・仏・カナダや中国企業との激烈な争闘戦に絶望的に突き進んでいる。新幹線輸出のために、JR東日本、東海、西日本、九州や車両メーカーなどで構成する国際高速鉄道協会が10月22日、高速鉄道国際会議を開き、「オールジャパンによる鉄道海外輸出」を叫んだ。JR東日本や日立、東芝のほか三菱商事などが「海外交通・都市開発事業支援機構」を10月20日に設立し、アジアや中南米の鉄道、道路、空港などのインフラ開発のために、官民連携で約1100億円の巨額投資を行うことを打ち出した。

 こうした鉄道をめぐる世界市場争奪戦は、JRにおける車両の検査・修繕業務や駅業務などの全面外注化によるコスト削減=大合理化攻撃を激化させている。特にJR東日本は、今後10年間で2万5800人という全体の43・4%もの労働者が大量退職することを逆手にとり、「高齢者の雇用の場の確保」と称して、鉄道事業の全面的な外注化に突き進んでいる。だが鉄道事業の全面外注化は、鉄道の安全を最後的に崩壊させる。

 それは、JRで働く青年労働者への労働強化と低賃金、不安定雇用化や、安全崩壊による労災事故として襲いかかっている。ところがJR総連や国労は全面外注化に率先して協力し、青年労働者の命と未来を資本に売り渡しているのだ。今や動労総連合に結集して、JR資本や帝国主義労働運動と闘い、JR体制を打倒することのみが青年労働者の命を守り、未来を切り開く唯一の道だ。

 鉄道輸出は、原発や武器の輸出と一体の市場争奪戦であり、侵略戦争とも不可分の最末期帝国主義の延命策である。だからこそ安倍は、東アジアをはじめとして地球の裏側まで自衛隊を派兵する集団的自衛権行使と日米安保ガイドライン再改定に突き進んでいるのだ。大恐慌と新自由主義の崩壊にあえぐ帝国主義を、労働者の団結した力で打倒し、今こそ新しい社会をつくりだすために闘う時だ。

 日帝・安倍の絶望的な延命策動と真っ向から激突し勝利する路線こそ「動労総連合を全国に」という革命的方針だ。動労千葉や動労水戸を先頭とする動労総連合がJRで主流派=第一組合になることこそ労働者の未来を開き、プロレタリア革命に勝利する道だ。

 動労千葉や動労水戸の国鉄1047名解雇撤回、外注化阻止・非正規職撤廃、被曝労働拒否の闘いは、国鉄闘争全国運動を発展させ、既成のナショナルセンターを超えた闘う労働運動の大再編をつくりだしつつある。この間、腐敗した帝国主義労働運動と決別し、動労千葉派の労働運動に次々と合流が始まり、11・2労働者集会の大高揚がかちとられた。東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会が解雇を撤回させ、実質無期雇用で職場復帰をかちとった地平は、動労千葉労働運動を職場で闘い、党と労働組合の一体的建設を推し進めた大勝利だ。非正規職の労働者も動労千葉のように闘えば勝てるということの生きた実証だ。

 安倍政権は、終身雇用・年功賃金・8時間労働制を最後的に解体する最大焦点を公務員労働運動の解体にすえている。動労総連合を全国につくる闘いと一体で、公務員労働運動が労働者の未来をかけた大攻防となった。国鉄(JR)、自治体、教労、郵政の4大産別を先頭に、全産別で帝国主義労働運動の腐敗した幹部どもから労働組合権力を奪い取り、動労千葉派・階級的労働運動派の労働組合拠点をつくりだそう。福島県知事選は、福島切り捨てと原発再稼働に突き進む安倍政権に対する福島県民の激しい怒りを示した。福島の怒りとひとつに結んで川内原発再稼働を阻止しよう。11・8〜9訪韓闘争を闘い、労働者国際連帯闘争の大前進をかちとろう。崩壊に瀕(ひん)する裁判員制度粉砕と最高裁・寺田体制打倒へ、11・14裁判員制度廃止・最高裁デモに立とう。
 11・29星野全国集会と、日米ガイドライン再改定粉砕の12・6全学連国会デモを圧倒的に闘いとろう。沖縄知事選の「オール沖縄」を打ち破り、階級的労働運動の力で辺野古新基地建設を絶対に阻止しよう。

 戦争・改憲と特定秘密保護法の12・10施行など治安弾圧の安倍を打倒し、今臨時国会での労働者派遣法大改悪を粉砕しよう!
 11・2集会の歴史的地平を突破口に、「動労総連合を全国に」の実践に全力で突入し、2010年代中期階級決戦へ進もう!(K)

 だ  ん   け  つ  2014年11月1日 
 
1008
東京北部ユニオン
リサイクルショップ「街」分会
関町北4-2-11
 電話 3928-1378
韓国民主労総が
三里塚現地で反対同盟と交流
 10月31日、韓国民主労総ソウル地域本部の労働者27人が来日し、三里塚現地を訪れた。

 一行は午後に成田空港に降り立ち、ただちに動労千葉の案内で天神峰の市東孝雄さん宅に向かった。現闘の同志の案内で天神峰、東峰などをつぶさに見て回り、夕刻に現地の宿泊所に到着した。

 三里塚の闘いの歴史を記録したビデオを鑑賞して、現闘の同志たちが用意した心尽くしの夕食を味わった。

 午後6時30分から、三里塚芝山連合空港反対同盟との交流会が開かれ、動労千葉の川崎昌浩さんが司会を勤めた。

 最初に北原鉱治事務局長が歓迎の言葉を述べ、「韓国と日本の労働者・農民が固く手を握れば戦争を阻止できる」と訴え、熱烈な拍手を受けた。乾杯に続き、動労千葉の田中康宏委員長が歓迎の辞を述べ、ジェット燃料貨車輸送阻止闘争を振り返り、反対同盟と動労千葉の連帯の意義を語った。
 民主労総ソウル本部からは、イヒョンチョル副本部長があいさつに立ち、三里塚闘争49年の歴史と動労千葉の国鉄分割・民営化反対闘争への敬意と、自らの闘いの決意を述べた。

 市東孝雄さん、東峰の萩原富夫さんが韓国語での自己紹介を交えて、日韓国際連帯のあいさつと闘いの決意を表した。

 反対同盟とソウル本部双方からの記念品の交換が行われ、イヒョンチョルさんの「社会を変えよう!」との音頭で再度の乾杯が行われた。

 日韓双方の参加者は言葉の壁をのりこえて歓談し、互いの闘いの息吹を直接に感じあった。

 三里塚現闘の同志たち全員が前に並び、「今日の料理をつくった」と紹介されると、その場は拍手と歓声に包まれ、韓国労働者から「オイシイ!」のかけ声も飛んだ。現闘の代表と全学連三里塚現地行動隊が勝利への決意を表明し、熱気が最高潮に高まった。

 最後に全員で「トゥジェン!」のかけ声で記念撮影。その後も日韓の参加者は名残惜しく時を忘れて歓談し、11・2全国労働者総決起集会の成功を誓い合った。(TN)
 11月2日(日) 正午 東京・日比谷野外音楽堂
 呼びかけ/全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部/全国金属機械労働組合港合同/国鉄千葉動力車労働組合/国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動

 だ  ん   け  つ  2014年10月30日 
 
1007
東京北部ユニオン
リサイクルショップ「街」分会
関町北4-2-11
 電話 3928-1378
激動の韓国から民主労総27人
代表団
11・2集会参加発表!
 韓国では、セウォル号事件を居直ったパククネ政権による、新自由主義攻撃の一層の全面展開と労組破壊攻撃の激化に対して、労働者階級の怒りの猛反撃が始まっている。10月25日には、ソウルの中心部で全国から結集した非正規職労働者5千人が集会を開き、非正規職撤廃とパククネ退陣を正面に掲げて新たな大闘争に入ることを宣言した(写真)。この闘いの真っただ中から、民主労総ソウル地域本部の代表団27人が大挙して訪日し、11・2労働者集会に参加する。イヒョンチョル副本部長を団長として、現場で当局・資本との激しい攻防を闘っている労働者たちだ。鉄道労組からは2人が参加し、その1人は6・8国鉄集会にも来たオムギリョンさんだ。

 訪日団にはさらに、イジェヨン指導委員(元ソウル本部長)など民主労総の中心的活動家や、サイバー労働大学のキムスンホ氏も加わっている。また、学校非正規職労働者の闘いを描いた『私たちが見えますか?』の本(労働者学習センターで翻訳・刊行)に登場するホンイク大のイスッキさんなども含まれている。

 10月25日午後5時、ソウル市世宗路のファイナンスビル前で開催された「2014非正規職撤廃!全国労働者大会」には、公共部門をはじめあらゆる産別の非正規職労働者や移住労働者などが集まり、資本と結託して労働者をますます劣悪な労働条件に追いやっているパククネ政権に怒りをたたきつけた。
 会場のファイナンスビル前は、ケーブル放送C&Mの非正規職労働者が解雇撤回を求めて120日近く野宿座り込みを続けている場所だ。民主労総のシンスンチョル委員長は、80万民主労総のうち非正規職組合員がすでに17万人を超えたとし、「いまやこの社会は非正規職の声を聞くことなしには回らない。非正規職労働者たちはこれまで怒りと恨みと悲しみで闘争してきたが、きょうこの瞬間からはけっして孤独ではない闘争になるだろう。闘いはきょうを基点に明確に変わるだろう」と宣言した。
集会にはセウォル号遺族(写真)も登壇し、「この社会は歪んでおり、持てる者はより多く持ち、貧しい人々はより貧しくなるばかりだ」と、韓国社会の根本的変革を訴えた。
 大恐慌の進展と中国バブルの崩壊の始まりが韓国経済を直撃するなか、パククネ政権と財閥資本は韓国の労働者階級を一層の強搾取にたたき込むことで延命しようと必死になっている。鉄道や医療をはじめ公共部門の全面民営化と、それをテコとした総非正規職化の攻撃、労組破壊・労働運動圧殺の攻撃がいまやむきだしに襲いかかっている。だが昨年末の鉄道労組の23日間ストを転機に反撃に転じた労働者階級は、パククネ政権の激しい弾圧や切り崩し攻撃をも打ち破り、新たな団結をつくりだして不屈に闘っている。さらにセウォル号の惨事は、資本と国家の犯罪的正体を決定的に暴くことによって、新自由主義への全人民的な怒りに火をつけた。パククネはセウォル号遺族の真相究明・責任者処罰のための特別法制定要求を拒否し、その公然たる居直りに、怒りはますます高まっている。

 こうした中で9月には、現代自動車の非正規職撤廃闘争でソウル地裁が、現代自動車の生産工程で働くすべての社内下請労働者が不法派遣の状態にあるという労働者側全面勝訴の判決を下した。現代車ウルサン非正規職支会を先頭に、現場労働者が2010年の工場占拠闘争や2013年の鉄塔籠城闘争を闘い、現代財閥資本の総力を挙げた激しい労組破壊と弾圧・懐柔・分断の攻撃にも耐え抜いて団結を維持し、文字通り実力でもぎりとった判決である。

 新自由主義粉砕とパククネ政権打倒を真っ向から掲げて闘う韓国労働者階級との連帯を今こそ強めよう。11・2労働者集会への空前の大結集をかちとり、11・3国際連帯集会の圧倒的成功を闘いとろう!(千)
 11月2日(日) 正午 東京・日比谷野外音楽堂
 呼びかけ/全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部/全国金属機械労働組合港合同/国鉄千葉動力車労働組合/国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動

 だ  ん   け  つ  2014年10月24日 
 
1006
東京北部ユニオン
リサイクルショップ「街」分会
関町北4-2-11
 電話 3928-1378
10・21国際反戦デモ 
 
イラク・シリアへの空爆反対! 安倍の参戦を許すな!
渋谷デモ
 10月21日夕方、全国労組交流センターと全学連が呼びかける「イラク・シリアへの空爆反対! 安倍の参戦を許すな!10・21国際反戦デモ」に320人の労働者・学生が結集し、渋谷の街を席巻する大デモを行った。

 代々木公園ケヤキ並木で集会が行われた。集会は全学連の坂野陽平書記長の司会で始まり、最初に東北大学の学生が昼の法大包囲デモと新橋デモの成功を報告した。続いて、動労千葉の川崎昌浩執行委員と全学連の斎藤郁真委員長が主催者あいさつに立った。川崎さんは「戦争への道を絶対に許してはなりません。この間、国鉄解雇撤回10万筆署名は7万3000筆を突破し、全国33カ所の国鉄集会がすべて大成功しています。この力で11・2集会の成功をかちとりましょう。11・2集会は、労働運動の変革を正面から掲げた唯一の集会です。労働運動の復権が今ほど求められている時はありません。今日参加したすべての仲間が組織者となり、11月集会に大結集しましょう」と訴えた。続いて斎藤委員長がマイクを握り、「71年前の今日は学徒出陣壮行会が行われ、多くの学生が戦争に動員された日です。しかし48年前の今日はベトナム反戦ゼネストで戦争を止めた日です。今、イラク・シリアへの『有志連合』による空爆が行われ、この戦争に安倍が参戦すると言い、日米安保ガイドライン改定を狙っている。奨学金を返せない学生を自衛隊に入れようとしている。絶対に許せない! 学生自治会を

 再建し、労働運動とともに戦争を止めるために闘います。今日は戦争反対の声を全世界にとどろかせよう!」と元気にアピールした。

 続いて、司会の坂野書記長が「天下無敵の労働組合の登場です!」と紹介して、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会を始めとする首都圏広域労働組合連絡会(首広連)の仲間が登壇した。鈴コン分会書記長の吉本さんは「団結して闘えば勝てる!」と迫力のアピールで会場を大いに沸かせた。動労水戸の木村郁夫書記長、江戸川区職労の佐藤賢一さん、神奈川の教育労働者の仲間がそれぞれ決意表明を行い、カンパアピールを挟んで「憲法と人権の日弁連をめざす会」の鈴木達夫弁護士が発言に立った。鈴木さんは「『1%』の資本家の利益のために、私たちは絶対に命を捨ててはならない。そして『自衛の戦争』などという言葉に絶対にだまされない。この二つを肝に銘じよう。安倍の戦争政治を断ち切るために、11・2集会をかちとろう」と訴えた。

 星野文昭さんを取り戻そう全国再審連絡会議・共同代表の星野暁子さんは「希望と未来は私たちの闘いの中にあります。星野文昭を70歳までに奪還しましょう」とアピール。最後に学生と青年労働者が決意表明を行い、いよいよ渋谷の街へデモに出発!

 「イラク・シリアへの空爆反対!」「11・2で安倍を倒そう!」――沿道では、若者をはじめ多くの人びとが携帯のカメラを掲げてデモに注目し、11・2集会のタブロイドが次々と受け取られた。この高揚を11・2集会1万人結集へと押し上げるために、全国の職場・キャンパスで全力をあげて奮闘しよう!(N)

 
 写真1、2は夜の渋谷デモ、3は全学連の法大包囲デモ、4は全学連の国会・霞ヶ関デモ
 11月2日(日) 正午 東京・日比谷野外音楽堂
 呼びかけ/全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部/全国金属機械労働組合港合同/国鉄千葉動力車労働組合/国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動

 だ  ん   け  つ  2014年10月23日 
 
1005
東京北部ユニオン
リサイクルショップ「街」分会
関町北4-2-11
 電話 3928-1378
国鉄闘争で安倍を倒そう!
10・19秋田で総決起集会とデモ
 10月19日、午後1時半からアキタスクエアビルで『国鉄1047名解雇撤回! 民営化・外注化阻止! 非正規職を撤廃しろ! 戦争と改憲、原発と首切りの安倍を倒そう!10.19秋田総決起集会』とデモ行進が、熱気あふれる一日行動として勝ちとられました。この日は、11時半から秋田駅前における最高裁新10万筆署名活動と宣伝行動から始まりましたが、次々と人だかりができて、わずか1時間でビラが1000枚、署名112筆が寄せられました。

 秋田県は人口が毎年1万2千人も減少し続け、特に秋田市では青年を中心に自殺率が19年連続トップ(9月28日の地元新聞社説報道)という、「生きられない現実」が強制されています。この渦巻く根底的な怒りを拡散し、国民融和と天皇制イデオロギ-に染め上げるために、10月4日の「第29回国民文化祭」開会式に皇太子を迎えた戒厳体制下、「地元文化の祭典」として11月3日までの1ケ月間、毎日洪水のような企画で埋め尽くされています。このような「7.1情勢」に、真っ向から安倍打倒!を掲げた集会を開催する意義は実に決定的です。

 集会は金属労働者の司会で「9.11郡山闘争」のDVD上映から始まり、ともに闘う秋田の会・共同代表のSさんの主催者挨拶、国労秋田闘争団の小玉さんが基調提起、「国鉄分割・民営化で解雇されてから27年の闘いは、みなさんの支援・共闘があったからこそ可能だった」という報告から始まり、「動労水戸の全国を揺るがす英雄的な決起、動労千葉の画歴史的な外注化阻止闘争、そして国労の新津、とり20141021f-3.jpgわけ郡山工場の闘い~ついにJR現場から総反撃が開始されたこと、動労総連合を全国に建設する闘いが一切の核心」「安倍打倒へ11.2全国集会に総結集しよう!」と力強く提起された。さらに本集会のメインである国労郡山工場支部・橋本光一書記長の40分にわたる講演は、闘う労働組合の拠点建設の死活性、外注化後の格闘、既成労組や会社の枠を超えた団結体の形成への闘いの前進など、一つひとつが全参加者の心を揺さぶる内容でした。

 休憩再開後、全員でソリダリテイ-を合唱したあと、8月1日に結成された「秋田・星野さんを取り戻す会」共同代表・Bさん御夫妻による感動的な連帯の挨拶、そして3.11福島行動実行委員長・椎名千恵子さんによる「怒り福島」の闘いの報告、国労新潟の仲間、全金本山労組、青森の仲間、東北大学自治会の仲間からの団結の発言が続き、閉会と御礼の挨拶が、国労秋田闘争団・家族の小玉由利子さんから行われました。

 午後4時過ぎ、全参加者がJR秋田支社前(国民文化祭行事の一環として「SL秋田路号」を運行中)に集合して「JRは小玉さんの解雇を撤回しろ!外注化をやめろ!我々は闘うぞ!勝利するまで闘うぞ!」と怒りのシュプレヒコ-ルを断固として叩きつけました。そしてイベント真っ最中の駅前一周デモ行進に打って出て圧倒的な注目を引き出し、秋田の国鉄闘争一日行動は大成功を勝ちとりました。(TK)

ドイツ階級闘争を牽引する
機関士労組(GDL)のスト
  
 ドイツ機関士労組(GDL 3万4000人)が、再び10月15日午後2時(現地時間)から16日午前4時まで14時間の全国ストライキを闘った。このストは、組合員のスト権確立賛否投票で91%の支持を獲得して敢行されたもので、実際、全国で鉄道運行の70%が運休という重大な影響をもたらした(→写真①)。すでにこの間、ドイツ機関士労組は9月初めの警告ストに続き、10月9日付「前進速報版」にも掲載されたように10月7―8日にも9時間のストライキを闘っている(→写真②)。

 ドイツ鉄道(DB)に対する機関士労組の要求は、賃金の5%引き上げと週39時間労働から週37時間労働への2時間短縮、1回の就業時間内における運転時間の1時間短縮などだ。さらに、このかんのストの争点にはもう一つ、「単一の協約交渉」(一職場・一交渉労組・一協約)を法制化して強制しようという政府・財界の攻撃がある。これは、一職場で多数を組織している労組に単一の交渉権を与え、その他の少数派労組は、多数派労組によって締結された協約に従うことを強制するものである。同時に、協約交渉中は、当該労組をはじめ、それ以外の労組のストライキも禁止するという条項を法律に紛れ込ませて、スト権そのものを抑圧しようとするものだ。ドイツの鉄道では、機関士労組よりも労資協調的な鉄道・交通労組(EVG 組合員24万人)が多数派組合だ。

 他方、ドイツ機関士労組内部でも、執行部と現場労働者の間にストの獲得目標において最初から大きな対立があり、それはこのかんますます明確なものとなっている。執行部が「単一の協約交渉」問題で当局・政府からの譲歩が引き出されば、その他の要求は基本的に取り下げてもいいと考えているのにたいして、現場組合員は賃金・労働時間などの要求も反合理化・運転保安闘争の立場から絶対に譲れないものと見ているからだ。これに対して、執行部は反対派の現場組合員を組合から締め出すなど「未曽有の粛清(しゅくせい)」(現場の声)に手を染めている。このようななか、ストの戦闘的な貫徹のためには組合権力の奪取が必要という認識が現場組合員の中で急速に広がっており、動労千葉と連帯して闘う「ベルリン都市鉄道の民営化に反対する行動委員会」の仲間は、その先頭に立っている。

 大恐慌の深まりの中、帝国主義間争闘戦はついに軍事化・戦争化の段階に突入し、ヨーロッパ正面ではウクライナ争奪戦としてぬきさしならない事態に発展している。しかし大恐慌は、戦争ばかりでなく革命的情勢をももたらす。このかんの機関士労組の連続ストライキに代表されるドイツの階級闘争の高揚はそのことを明確に示している。(か)
 11月2日(日) 正午 東京・日比谷野外音楽堂
 呼びかけ/全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部/全国金属機械労働組合港合同/国鉄千葉動力車労働組合/国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動


 だ  ん   け  つ  2014年10月21日 
 
1004
東京北部ユニオン
リサイクルショップ「街」分会
関町北4-2-11
 電話 3928-1378

11月集会に米から
UTLAの首席副委員長が参加

 今年のUTLA(ロサンゼルス統一教組、3万1千人)の組合役員選挙で闘う潮流が圧勝し、組合権力を奪取した。09年以来1万2千人が解雇されるという、学区当局・国家権力の大攻撃との闘いの中で、ついに新たな闘う団結が作られたのだ。現在、UTLAは09年にストライキを貫徹できなかった教訓を総括し、職場の組合活動を甦らせる”組織化”に一切をかけ、強力なストライキを準備している。7月の労組交流センターのUTLA本部訪問の際、新執行部は、「組織化! 組織化! 組織化!だ」と強調していた。

 そのUTLAから、今年の11月集会に首席副委員長のセリシー・マイアトクルスさんが参加する。

 この画期的なUTLAとの連帯・交流をさらに進めるために『国際労働運動』11月号は、通常より大幅に紙面をさいて、UTLAとアメリカの教育労働者の闘いを特集している。
 特に、第3章で、UTLAとシカゴ教組が互いに学びながら、職場でどのように組織化し、どのように活動家をつくっていったのか、具体的に書かれていることは意義が大きい。これを知った上で日本の実践的経験と交流をするなら、いっそう実り豊かなものになる。

 オバマ政権中枢が総力でしかけてきた大量閉校、民営化、丸ごと解雇の攻撃の闘いの中で組合権力を奪取できたのは、すべての職場に組織者をつくり、深く根を張っていったからだ。

 また、NAFTA(北米自由貿易協定)発足の前年からカナダ、メキシコとの間での三カ国連帯会議を進めてきたことが、労働者階級全体の利害の立場に立つ活動家の形成にとって決定的な力を発揮し、またUTLAとシカゴ教組をつなげる役割も果たしたことが明らかにしている。08年の三カ国会議でUTLAの闘う潮流から学んだ活動家が、シカゴで35人のフラクションを作り、それが10年には400人に成長し、ついに2万7千人のシカゴ教組の権力を奪取した。

 第1章では、アメリカの教職員組合が新自由主義の貫徹を阻む最大の「岩盤」であり、だからこそ、オバマ政権は「教育改革」を内政課題のトップに位置づけていることを明らかにしている。とりわけ、戦闘的伝統を持ち、しかもアメリカ第2位の規模の教組であるUTLAには、集中砲火があびせられている。UTLAは戦略的な位置にある組合であり、ここでの勝利は、アメリカ革命、世界革命を切り開くのだ。

 第2章では、教職員組合の全米指導部を握る帝国主義労働運動派を打倒する闘いが今、アメリカ階級闘争の現在的課題として急速に浮かび上がっていることを明らかにしている。帝国主義労働運動派は、国内では学力テストの点数と学校評価、教員評価、そして賃金の連動などを導入し、国外では国務省やCIAと連携して戦闘的労組の分裂工作やクーデター工作を推進している。

 今、ロサンゼルス・シカゴに加え、多くの都市の闘う潮流が帝国主義労働運動にとって代わる新たなネットワークを作りつつある。

 11月集会の組織化をさらに進め、UTLAとの連帯を強化しよう。そして、全米の労働者との団結をつくっていこう。(ST)
「労働運動の力で外注化と
戦争を止めよう
 
10・16国鉄集会
in郡山が大成功!
  「9・11郡工闘争」に感動し「元気になりました」というマル青労同の仲間の司会で、「9・11郡工闘争」のDVD上映から集会が始まりました。

 国労郡山工場支部の橋本光一さんが10・1外注化阻止闘争の報告。郡山工場における業務の内容と外注化攻撃の歴史を丁寧に説明し、外注化は工場の中の職人的な仕事を根本的に転換する攻撃であること、「現場労働者の誇り」が奪われ安全が崩壊している現状、ブラック企業TKKの実態などが話されました。とりわけ10・1の外注化の強行以降、車両の不具合がかなり多く出ているというリアルな報告がなされました。
 今回の外注化のメインの職場である機器着脱業務の班は、支部長、書記長などの組合役員の多い拠点職場であり、ここの団結破壊を狙った攻撃であることをあらためて実感していること、動労千葉の反合運転保安闘争や動労水戸の被ばく労働拒否の闘いの質を貫いて職場の団結を守り、「動労総連合を全国へ」を闘っていく決意が語られました。

 つづいて動労千葉の中村仁さんが、「27年間闘い続けている理由」と題して、非正規職、JR安全崩壊、戦争への道は国鉄分割・民営化から始まったことを明らかにしながら、11月集会への呼びかけを熱く語ってくれました。忙しいなかかけつけてくださった国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金元重さんからは、新10万筆署名の重要性と貫徹の呼びかけ、11・2労働集会への参加の訴えがなされ、拍手で全員が応えました。

 ここで、10万筆署名の地区における取り組みの報告と9・6や9・11の動労総連合の青年先頭に行われた街宣などでこの間集めた700筆を超える署名が中村さんと金さんに手渡されました。この9・6の街頭署名で出会った地元の民間企業の労組役員が職場で署名に取り組んでくれ、この日の昼の中村さんの物販オルグの組合訪問を受けて集会にも参加してくれました。

 地元の青年労働者の闘いの報告を受けたあとのフリートークでは、郡山の介護施設で働く正規と非正規の労働者それぞれから、会社からのパワハラに負けないで闘う決意表明がなされたり、双葉郡から避難し郡山の仮設で暮らす元国鉄労働者が、国鉄闘争の勝利のためには組合を越えた団結が必要と語り、反原発の怒りをこめた力強いアピールを行なったり、本当に熱気あふれる国鉄集会となりました。11・2の大結集へ全力で頑張ろう! (福島T)
 11月2日(日) 正午 東京・日比谷野外音楽堂
 呼びかけ/全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部/全国金属機械労働組合港合同/国鉄千葉動力車労働組合/国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動

 だ  ん   け  つ  2014年10月17日 
 
1003
東京北部ユニオン
リサイクルショップ「街」分会
関町北4-2-11
 電話 3928-1378
みやぎ労働者集会が
70人の結集で成功 
労働組合の階級的再生で
戦争と民営化うち破る決意
  10月10日に開催した「安倍を倒し、戦争と民営化とめよう!みやぎ労働者集会」は、70人の結集で成功をかちとりました。

 仙台市職労・社会福祉協議会支部の青年と婦人民主クラブ全国協の仲間が司会を務め、戦争に突き進む安部政権を国鉄決戦で打倒する決意を表明して集会はスタートしました。みやぎ連帯ユニオン委員長が主催者を代表してあいさつに立ち、本集会が100人に近い賛同のもとに開催できたことのお礼と7・1閣議決定を強行した安部政権に対し国鉄決戦勝利をもって労働組合の階級的再生をかちとり、戦争と民営化をうち破る決意を表明しました。 
 メインの講演に立った動労千葉の田中康宏委員長は、10・1ストライキが切り開いた地平に圧倒的な確信をもって、分割・民営化27年の攻防、2000年以降の13年間にわたる外注化攻撃との攻防、そして外注化が強行された2012年以降からの格闘すべてを総括し、大量退職によるJR体制大再編といよいよ対決し、破綻したJR体制を打ち破り勝利する展望を全面的に提起しました。

 「2千万の青年が年収200万円以下のワーキング・プアという非正規にたたき込まれ、生きられない現実は、国鉄分割・民営化から始まった。だから、国鉄分割・民営化が強制した現実を転覆することに、動労千葉はこだわり続けてきた。国鉄分割・民営化を契機に日本労働運動は後退に次ぐ後退を強いられてきた。しかし、もう我慢がならないという怒りが、全国でわき上がっている。安倍の戦争に対する怒りもあふれいてる。これを11月集会にすべて結集できれば、闘う労働運動をよみがえらせることは可能なんだと確信しています」
 「動労千葉は、裁判闘争を通して、東京地裁にも東京高裁にも国鉄分割・民営化が国家的不当労働行為であるこをとを認めさせた。あと一歩で最高裁を追いつめることができるところまできた。国鉄解雇撤回10万筆署名を集めきって勝ちに行く」

 「大量退職時代を前にして、JR体制は崩壊寸前です。これはJR体制の破綻が生み出した事態です。この事態からどの勢力も逃れることは出来ない。JRはこの危機を鉄道事業の全面外注化の梃子(てこ)にしようとしている。動労千葉は反合・運転保安闘争路線の進化・発展をかけて、JR本体労働者の組織化と同時に、外注会社の労働者の組織化をかけて10・1ストライキに突入した。ここに、JR体制を打倒していく水路があると確信している」

 この田中委員長の講演を受けて、全金本山労組の長谷武志副委員長、仙台市職労保育所支部の青年、JP労組仙台東南支部の青年、とめよう戦争への道!百万人署名運動の仲間、みやぎ星野文昭さんを取り戻す会の仲間、そして東北大学学生自治会から安倍政権を打倒し、11月労働者集会へ総決起する決意表明が発せられました。

 最後に、みやぎ星野文昭さんを取り戻す会の青柳さんの合唱指導でソリダリティの合唱を行い、集会のまとめと団結がんばろうで集会参加者の団結を固めました。(宮城・B)

東海労働者集会を三重で開催
民営化、非正規職化と闘い社会全体を獲得する時代
 「7・1閣議決定に労働組合はいかに向き合うか/10・4東海労働者集会」(「動労千葉を支援する会・東海」呼びかけ)を三重県津市で開催し、戦争と民営化の安倍を打倒する労働組合の新しい共闘を、国鉄闘争を軸として開始することができました。

 多くの参加者が、自らの職場から労働組合をよみがえらせていくための立脚点を動労水戸の辻川慎一さんの講演からつかみ、東海の労働運動の大きな飛躍を誓う集会となりました。
 
 国鉄集会を三重で開催するのは二十数年ぶりのことで、分割・民営化の過程で動労千葉の故中野洋さんを招いての講演以来です。

 辻川さんの講演に先立ち、郡山工場の外注化阻止集会のDVDを上映し、青年労働者の闘いから今、最も熱い国鉄闘争の息吹をもらいました。

 「『7・1集団的自衛権閣議決定=新たな戦前』に対する人間として労働者階級としての選択」と題する辻川さんの講演は、次のようなものでした。

 「3・11以降、多くの人々が生きることと命の意味を深く問い直し、7・1以降、戦争と戦後の真実と虚偽、悲しみと怒りを深く問い直し、人生選択と歴史選択を開始しています」「87年の分割・民営化に対し、労働組合の意味を問い直し、資本に依拠して生き残ろうとした勢力の総転向の対極で、団結して組合員とともに27年生き抜いてきました」「被爆労働拒否のストライキは仮設住宅住民の圧倒的支持と原発労働者の決起を生み出し、人々は本物を選択する時を迎えています」「戦後世界体制の危機と破綻を突破するための新自由主義の攻撃は、労働組合の団結を破壊し、民衆の共同性のすべてを資本増殖と利潤追及の敵として解体する攻撃です。だからこそ、その攻撃を団結で打ち破ってきた動労千葉、動労水戸、動労総連合を基軸とする階級的労働運動の前進が、7・1閣議決定と新自由主義を根底から打ち破り全民衆を獲得することができるのです」「すべての虚偽を自らの団結した闘いで打ち破ったとき、一人ひとりがその存在の大きさに目覚め、生まれ変わる。人間を共同性において生かし切るための核心的武器が労働組合であり、世界の労働者はひとつのの階級になる」

 辻川さんは「11・2労働者集会に結集を」と訴えて講演を締めくくりました。

 東海では、解雇撤回10万筆署名への取り組みが、教労、自治労を中心に支部や職場ごとの形で始まりました。昨年9・25高裁判決で、動労千葉の組合員への採用名簿不記載を不当労働行為と認めさせたことに大きな注目が集まりました。最高裁段階ではすべての労働組合に署名を訴え、国鉄闘争をこれまで支援してきた多くの労働組合の共感が集まりました。産別を越えて共通の課題となっている外注化・非正規職化といかに闘うのかをめぐる議論は、四半世紀にわたる動労千葉労働運動の位置を明らかにするものです。

 さらに、「7・1閣議決定」以降、大きく情勢が変わりました。直後の7月2日には、各高等学校の正門前で制服の自衛官が入隊案内を直接生徒に配布したのです。しかも生徒の個人宅には、三重県と県教育委員会の連名の入隊案内が郵送されました。教育関係者に衝撃が走りました。労働組合の存立にかかわる事態と捉え、教育労働者は「教え子を戦場に送るな!」という原点に立ち返り、決起を開始しています。職場の人事評価制度導入という分断攻撃、民営化、非正規職化と団結して闘い、労働組合が戦争協力拒否の先頭に立つ時、社会全体を獲得することができる時代を迎えています。(動労千葉を支援する会・東海 K)
 11月2日(日) 正午 東京・日比谷野外音楽堂
 呼びかけ/全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部/全国金属機械労働組合港合同/国鉄千葉動力車労働組合/国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動

 だ  ん   け  つ  2014年10月10日 
 
1002
東京北部ユニオン
リサイクルショップ「街」分会
関町北4-2-11
 電話 3928-1378
労働者の団結で安倍を倒そう!
10・3北部集会 労働組合中心に81名
 集会は「9・11郡工デモ」のDVD上映と星野文昭さん奪還の「ソリダリティ」の歌にはじまり、開会の挨拶は鈴コン闘争支援共闘呼びかけ人である東京一般労組東京音楽大学分会の高橋浩さん。「〈戦争〉〈原発〉〈外注化・非正規化〉と安倍打倒の一点で東京北部において大きな団結を作りだそう」という発言に、今日どこの職場においても課題となっている民営化・外注化、非正規職化と闘う共通の意志が全体で固められた。「とめよう戦争への道!百万人署名運動・東京北部連絡会」の五條代表から国会における安倍政権のペテン性が具体的に暴露された。
 呼びかけ団体である精研労組の諸永委員長の基調提起は「7・1情勢によって社会は全面的に転換した。絶対反対のストライキ闘争が安倍の危機と破綻性を追撃する号砲となり全国の闘う労働者・勤労大衆に根底的な闘う団結を求めている。今求められていることは、組織の違いや政治的思惑や行き違い、そして産別の壁を打ち破る労働者・労働組合の合流であり、勤労大衆との結び付きを作ることだ。多くの人々が英知と実践を通してつく りあげてきた地域における労働組合的あるいは地域住民運動的組織作りから真摯に学び、政治的に幅のある懐の深い根底的な繋がりを大きな糸口として、安倍を本当に打倒できる闘う運動のネットワークを共につくろう」と訴えた。

 次いで10・1に外注化阻止のストライキに立ち上がった動労千葉の繁沢副委員長、被ばく労働拒否で闘う動労水戸の池田執行委員からの発言は、まさに組織の違いや産別の壁をこえる実践的な結集軸として圧倒的に登場した。動労千葉を支援する会・東京北部の別所代表は、「動労千葉の冬季物販を取り組み、闘う労働組合をつくりだそう」と訴えた。

 東京高裁での解雇撤回・職場復帰の全面勝利和解を引っさげて登場した東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の吉本書記長と鈴木善弘会計、支援共闘代表呼びかけ人の花輪不二夫さんは「非正規職でも労働組合を作って闘えば勝てるということを証明した」 「戦争は資本を肥え太らせるためのものだ、労働者は団結して戦争を絶対に止めよう」と堂々と報告し、同じ北部地域で鈴コンを支援してきたすべての参加者は感動をもって闘う労働組合の展望への確信を深めた。さらに、自治体と郵政現場から、委託化や過労死攻撃に対する闘いの決意が述べられた。「日の丸・君が代」強制と闘う教育労働者からメッセージが寄せられた。

 最後に、反合理化・安全闘争を闘う一陽会労組、介護職場に新たに組合を立ち上げた東京北部ユニオンアミーユ支部、「無実の星野さんを取り戻そう!東京北部の会」からそれぞれ闘いの報告と決意があり、すべての闘いを安倍打倒の11・2全国労働者集会の1万人結集に集めようとの東京北部ユニオン吉崎委員長のまとめで集会を終えた。NAZENいけぶくろが呼びかけたふくしま共同診療所へのカンパは約4万円にのぼった。

 10・3北部集会は、東京北部における本格的な「組織的手がかりを作る」集会となった。その特徴は2つだ。1つは、東京北部地域における闘う労働組合が組織や産別を超えて結集したことだ。この数年の国鉄闘争全国運動や鈴コン支援陣形の前進、百万署名・ NAZEN運動などの全てを集約しての画期的な集会陣形と結集が実現された。

 そしてもう1つは、職場地域の発言の先頭に若い仲間が立ち、また青年たちが結集を開始したことだ。7・1情勢において労働組合に結集し闘う青年労働者が「7・1世代」 として登場し、そしてその中心軸に動労千葉・動労水戸を先頭にした国鉄闘争が座っているということだ。階級的労働運動と革命的共産主義運動の闘いの歴史である国鉄決戦の地平と青年労働者自らの政治的経験と実践がブルジョアジーと体制内労組幹部による分断と支配の最大の武器であった「労働組合に対する絶望」を打ち破っている。広範な青年労働者が膨大に決起する情勢と11月労働者集会1万人結集の現実性は圧倒的に成熟している 。東京北部地域の労働者は、11・2集会1万人結集への圧倒的な進撃へ踏み出した。( S)

東京西部集会 動労千葉田中委員長が講演
「11・2日比谷への大結集を
 10月2日、「戦争と民営化絶対反対 東京西部集会」が、前日の動労千葉スト、前々日の鈴コン分会の大勝利の興奮を引き継いで100人近い参加で大成功した。集会前に9・11JR郡山工場闘争ビデオ上映、獄中40年の星野さん解放の歌・ソリダリティ合唱。

 集会冒頭は、呼びかけ団体を代表して、鈴コン解雇当該のユニオン吉本委員長、鈴コン共闘代表の花輪さんが、勝利報告を含めてあいさつ。解雇撤回・非正規職撤廃の原則を1ミリも曲げずに東京高裁で判決と同様の威力をもつ和解を資本に強制し「①解雇を撤回し11月半ばから原職復帰、②実質的な期限の定めのない雇用③、不当労働行為をしない」を鈴木資本に確約させた。
参加者も興奮。小さな分会の巨大な勝利だ。吉本さんは「誤解する人はいないと思いますが、わが分会は自分たちから和解を求めたりしない。1歩も譲歩せず、こっちから3項目を飲めないなら和解などしないぞと高裁・資本と対峙し、資本を打倒してもぎ取った」花輪さんも「あのしたたかな女性社長が降参したのには驚いた。しかし闘いはこれから。勝ったと浮かれずにこの勝利をもテコにぼう大な非正規職をなくす新たな闘いの出発点にしよう、安倍の戦争政治は絶対に許さない」と熱い提起だ。

 続いて国鉄署名呼びかけ人の下山房雄さんが、戦後労働運動史に触れ、「今日ストも打てない労働組合の惨状の中、動労千葉に期待し、解雇撤回10万署名の呼びかけ人に加わった。国鉄闘争で労働組合を甦らせたい。国労大会の中の発言でも代議員から「千葉には原則的にストを闘う他労組がある。なぜ本部はストを提起しないのか」とある。現場組合員は闘いを求めてる、問題は指導部だ」と提起された。

メイン講演は、前日外注化反対のストをうった動労千葉の田中委員長。「列車の安全守る仕事を外注化し始めた結果、安全は崩壊の危機だ。指先切断や、動労千葉の組合員もあわや大事故になる寸前の事態や、労災・事故が続出、労働者・乗客の命が脅かされている。JRの全労働者の団結めざす新たな闘いに入るきっかけは外注会社の時給900円の清掃労働者の動労千葉加入で、JRで働く青年、ベテランも、正規・非正規も、本体も外注先もすべての労働者の先頭に立つ闘いを求められた。7・1閣議決定で情勢は一変している。歴史の教訓は、労働組合が戦争に協力しなければ、戦争は止められることを教えている。イギリスを見ても新自由主義は社会を崩壊させ、資本主義発祥の国も分裂し展望はない。日本では国鉄分割・民営化が始まり。国家的な不当労働行為を暴いた。必死に闘って負けていない。労働組合が職場も地域も守る中心。国鉄解雇撤回闘争と外注化・非正規化との闘いで追いつめている。11・2の日比谷への大結集を訴えます」と説得力ある提起だ。

地域の介護職場から「地域とも縁の深い職場。労組を甦らせるのは国鉄闘争です」、2つの自治体職場から「全国の自治体職場の民営化との闘いが始まっている。動労千葉と団結して労働組合の中の格闘に勝つ」、国労新宿の仲間から「国鉄分割・民営化で受けてきたあらゆる攻撃にも踏ん張ってきたが、動労千葉とともに国労の中で闘う仲間をつくる」、ユニオン青年部の民間労働者から「職場で闘いを始めた、腹固めて仲間づくりに挑戦する」、郵政非正規ユニオンの八王子西局の解雇撤回闘争と荻窪局で賃下げ撤回の勝利が報告され、「労働者が社会の中心。団結して闘おう」。さらに原職復帰を確定させた鈴コン分会が「職場の仲間が心から喜んでいる。団結こそ力」と発言。最後に北島邦彦東京西部ユニオン副委員長が「国鉄署名を集めよう、11・2日比谷に総結集しよう、10・21国際反戦デーはじめ反戦・反原発闘争も労働組合が中心に出よう」と方針を提起、「本集会をもって『国鉄闘争全国運動・杉並』を結成します」と宣言。闘う熱気にあふれた集会が大成功した。 (東京西部ユニオン・YS)

東京北部ユニオン 街」分会 日誌、最新版


“国鉄闘争の火をさらに大きく” 
被災地・福島と固く結び
職場闘争で資本の支配を打ち破る
国鉄闘争全国運動の発展を!
 1020号~(2015.1.4~)
1000号~1019号(2014.9.14~2015.1)
982号~999号 (2014.7.3~9.14) 960号~981号 (2014.4~6.29)
940号~959号(2013.12~2014.4) 920号~939(2013.6.25~12)
900号~919号 (2013.3.13~6.19) 891号~899号 (2013.1.1~2.26)
871号~890号(2012.11.5~12.30) 851号~870号(2012.9.19~.11.4)
831号~850号 (2012.7.27~9.18) 811号~830号(2012.6.26~7.26)
791号~810号(2012.5.18~6.26) 771号~790号(2012.4.~5.17)
 751号~770号(2012.2.~3.30) 731号~750号(2011.10.~12.24)
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