「労働者はひとつ」「資本とは非和解」を貫き団結つくろう!

   だ    ん      け    つ
東京北部ユニオン
「街」分会
関町北4-2-11
リサイクルショップ街 気付


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国鉄闘争の火をさらに大きく” 
被災地・福島と固く結び
職場闘争で資本の支配を打ち破る
国鉄闘争全国運動の発展を!
 1040号~(2015.3.25~)
1020号~1039号(2015.1~2015.3) 1000号~1019号(2014.9.14~2015.1)
982号~999号 (2014.7.3~9.14) 960号~981号 (2014.4~6.29)
940号~959号(2013.12~2014.4) 920号~939(2013.6.25~12)
900号~919号 (2013.3.13~6.19) 891号~899号 (2013.1.1~2.26)
871号~890号(2012.11.5~12.30) 851号~870号(2012.9.19~.11.4)
831号~850号 (2012.7.27~9.18) 811号~830号(2012.6.26~7.26)
791号~810号(2012.5.18~6.26) 771号~790号(2012.4.~5.17)
 751号~770号(2012.2.~3.30) 731号~750号(2011.10.~12.24)

国鉄闘争全国運動のホームページ
http://www.doro-chiba.org/z-undou/z-index.htm

 だ  ん   け  つ  2015年3月14日 
 
1039
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福島圧殺と被曝の強制許さない年目の3・11行動 国鉄労働者が反原発の先頭に立つ
 戦争・再稼働阻止へ1100人
 2011年の東日本大震災・大津波と福島第一原発事故から丸4年を迎えた3月11日。「再稼働、首切り、もうたくさんだ。怒りを力にたちあがろう、つながろう/3・11反原発福島行動’15」は、福島の労働者人民の深い怒りと悲しみ、苦悩のすべてを闘いのエネルギーに変えて解き放った。郡山市民文化センター大ホールで開かれた集会には福島を先頭に全国各地から1100人が参加。郡山駅までのデモでは多くの郡山市民と合流し、大きな共感で迎えられた。
 政府や県がどんなに福島圧殺の「復興」「帰還」を大宣伝しようとも、福島の労働者人民はこの4年間、原発事故による絶対に消え去らない被害を嫌というほど体験してきた。労働組合を軸に闘う勢力が登場した時、抑え込まれているように見える怒りはすべて解き放たれる――そのことを3・11行動は鮮明に示したのだ。動労千葉は3・13〜15のダイヤ改定阻止と春闘の第1波ストに続き、3月18〜20日の間に貨物を始め賃上げを掲げて第2波ストに立つ。ともに闘おう。

●被曝労働拒否で闘う労働組合を
 午後1時、本集会が始まった。福島大学弾圧を打ち破って釈放をかちとった学生と青年労働者が司会を務めた。主催者あいさつを国労郡山工場支部の橋本光一さんが行った。「福島の反原発運動には今、二つの大きな希望の星があります。一つは被曝労働を拒否してストライキで闘う動労水戸。もう一つは絶大な信頼を得ているふくしま共同診療所。各地域に動労水戸のような労働組合をつくりあらゆる人とつながって全国・全世界から核と原発をなくそう」。闘う労働組合建設へ大奮闘する橋本さんに大きな拍手が寄せられた。
 「全国からのアピール」では、沖縄IJBS労組の富田晋委員長と、長崎の被爆者・城臺美彌子(じょうだいみやこ)さんが発言。富田さんは「福島と連帯して国鉄闘争を軸に闘う」と述べ、城臺さんは「1945年の日本の男性の平均寿命は23・9歳。それから70年間で長くなった平均寿命が、原発再稼働で再び脅かされている。市民と労働者の力で打ち破りましょう」と訴えた。

 次は「福島からのアピール」だ。最初に男子高校生が「浜通りに高レベルの汚染土を運ぶと道路の線量がまた高くなる。しかし多くの人びとが僕たちの味方。絶対に負けません」と発言。福島大生の樋口正太郎さんは「2月3日に福島大学で逮捕された仲間の釈放をかちとった。反原発運動をつぶそうとする大学を変え、闘う自治会の建設へ頑張る」と訴えた。
 南相馬市小高区で被災し仮設住宅で暮らす女性は「私たちの地元は除染も進まず、水もきれいにならない。建設業の人はオリンピックに持っていかれ、人手が回ってこない」と「復興」キャンペーンのうそを暴いた。
 全国農民会議共同代表の鈴木光一郎さんが、三里塚反対同盟の市東孝雄さん、萩原富夫さんらとともに登壇。「野山のきのこやふきのとうからはいまだに高い数値が出る。再稼働を絶対に許さない。三里塚反対同盟と固く連帯して闘う」と述べた。市東さんは3月4日に農地裁判の結審を強行した東京高裁を弾劾し「3・29三里塚現地集会に参加を」と訴えた。
 ●動労水戸の青年2人がアピール
 福島第一原発で働く労働者のメッセージが紹介された後、動労水戸を代表して昨年末に動労水戸に加盟した會澤憲一さんと、同じ大子支部の羽部圭介さんが発言。會澤さんは「これだけ多くの人が集まってすごい。4年たっても収束のめども立たない、人間の手に負えない原発はいらない」、羽部さんは「常磐高速道が開通し、JRは常磐線の代行バスを走らせた。人間の命がかかっている。こんな高線量のところを走ってはならない」と訴えた。動労水戸支援共闘の斎藤貴広事務局長が3月15日の結成集会への参加を呼びかけた。
 ふくしま共同診療所の布施幸彦院長が「3月8日の『被曝・医療 福島シンポジウム』の結論は、被曝を強制する復興に反対し、今の政治そのものを変えようということ。これからも全国で診療所報告会を行います」と述べた。福島診療所建設委員会の佐藤幸子さんは「政府や東電に対してともに闘う仲間同士が攻撃しあうような状況を許してはなりません」と訴えた。
 午後2時46分、椎名千恵子さんの呼びかけで黙祷(もくとう)をささげた。福島では認定されただけで1884人が「震災関連死」とされ、「直接死」をはるかに超えている。国家による虐殺に対する深い怒りを込めた黙祷となった。
 集会宣言(別掲)をふくしま合同労組の藤井千賀子さんが提案、「原発いらない 命が大事」の歌を合唱して、デモに出発した。
■〝原発はいらない〟 郡山市民と大合流
 デモの先頭に福島の仲間が立ち、動労水戸と東北各県の参加者が続いた。「怒 福島」ののぼり旗や組合旗を林立させ「原発いらない、再稼働反対」「自民党許すな、安倍を倒せ」と元気いっぱいに訴えるデモに沿道の人びとは大注目だ。
 こぶしを上げてエールを送っていた22歳の青年は「仕事は除染。原発反対、気持ちはすごくよくわかる」。男性労働者2人は「原発反対、当たり前だ!」「郡山も本当は住んじゃいけないのに、ここまで避難させたら幹線がストップするから居残らされている。原発、早くなくそう!」。
 郡山駅前でも大きな注目だ。20代の女性は「こうやって声を上げている人って勇気があってすごい」。女子高校生2人は「甲状腺検査は2人ともA2だった。原発はいらない」。2人の子どもがいる女性は「バスに乗るのをやめて見にきた。夫に『すごい数の人が集まって、全国いろんなところの旗があるのよ』と電話した。地元の私たちが声を上げられない中で、こんな多くの人が遠くから集まってくれて感激です。ありがとうございます」と話した。
 駅前広場の真ん中で女性たちがかんしょ踊りを舞う。駅前集会では動労水戸の照沼靖功さんが「3月14日のダイ改阻止のストに立ちます」と意気高く宣言。動労千葉青年部の木科雄作さんも「3月13日に総決起集会を開き、ストに突入します。地方切り捨ては許さない。CTS(千葉鉄道サービス)の労働者を守るためにも2波、3波とストを闘う」と述べた。
 最後に橋本光一さんが「『復興』『帰還』の圧力を吹き飛ばす力強い集会と元気なデモができました。郡山市民もみな気持ちは同じ。原発をなくそう」と訴え、団結ガンバローを三唱した。
 午前10時からの駅前プレイベントではアピールやバンド演奏が行われ、獄中40年の星野文昭さんを取り戻そうと「ソリダリティ」「取り戻そう星野」も歌われた。集会場では正午からプレイベント。群馬から参加した女性ボーカルグループ「スパングルズ」などが歌や音楽演奏を行った。
 反原発闘争の先頭に動労水戸、動労千葉の青年が立ち、反原発闘争と国鉄闘争が相互促進的に発展している。動労千葉ストをともに闘い動労総連合を全国に建設しよう。
  ■3・11集会宣言
 3・11から4年。避難者約12万人、仮設住宅暮らし約3万人。
 垂れ流される汚染水。原発事故は終わっていない。福島の怒りもおさまってはいない。
 安倍政権への怒り、「復興」「帰還」を打ち破る労働組合の闘いと存在、そして人々の叫びと行動。闘いはすでに開始されている。
 職場で、地域で、学校で何度でも何度でも声を上げよう!とりわけ今年は再稼働と戦争を阻む年にしよう!
 3・11は原発と核をなくそう、社会を変えていこうと福島の人々が全世界と行動を一つにしていく日。子どもたち、学生、親たち、仮設の住民、農民・漁民、すべての労働者の怒りと思いを一つに結集し、行動する日にしていくことを宣言します。      2015年3月11日

 だ  ん   け  つ  2015年3月10日 
 
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ダイ改ー特急全廃に激しい怒り
3/7 館山地域集会  150名が結集
 3月7日、館山市商工会館で3月ダイ改ー特急列車削減・全廃絶対反対 館山地域集会が開催された。 館山市民はじめ南房総、鋸南町、富津市から市議会議員を初め、150名の市民、労働者が集まった。

 集会では、 「特急さざなみ廃止は、特急廃止では終わらない。普通電車の本格的削減の始まりであり、ローカル線切り捨てだ」、「観光業にとって大打撃であり、また特急通勤している人も多く、これからどうするのだ」、「生きていくためには絶対に認めることはできない」という怒りが語られた。さらに 「儲からないから内房線は切り捨てる。鉄道を維持したいなら沿線自治体が運営する第3セクターにすればいい」というJRの考え方に激しい怒りと危機感が噴出した。 どこの自治体も財政は厳しいのに第3セクターにされたら.財政はもっと厳しくなり、公共サービスは崩壊し、市民は生きていくことはできなくなるのだ。

 集会に駆け付けた市会議員、そして市民は、激しい怒りと同時に、ローカル線切り捨てに断固反対し地域の団結した力で闘いを続ける決意を語った。
 動労西日本 3カ所でストに立つ 
〝中西副委員長を職場復帰させろ〟
 動労西日本は2月27日、「中西副委員長を職場復帰させろ! 解雇攻撃粉砕!」「大江委員長へのビラまき処分を撤回しろ」「3・14ダイ改粉砕」を掲げた15春闘第1波ストライキを広島・関西の3カ所で打ち抜いた。さらに中西剛副委員長の職場である四条畷(しじょうなわて)駅抗議闘争とJR西日本本社包囲弾劾闘争を闘い抜いた。
 中西副委員長は尼崎事故による労災で精神病を発病し、14年11月から病気休業で休んでいた。復調が認められたため、15年1月から復職することになっていたが、JR西日本は、産業医が認めなければ復職させないという不当な攻撃をかけてきた。
 中西委員長の主治医は復職できると診断しているにもかかわらずだ。これは、病気休職が3年続き、回復しなければなければ解雇という就業規則を盾にして、中西副委員長の解雇を狙う攻撃だ。この攻撃を粉砕しつくすことを最大の課題に、動労西日本は春闘第1波ストに立った。
 まず、福知山駅信号所の原田隆司組合員が先陣を切った。京都・滋賀から支援の労働者15人が早朝ビラまきにかけつけ、圧倒的な注目の中、朝8時5分、JR西日本にスト通告。福知山支社前で原田さんは「青年の怒りと一体化して、外注化・非正規職化を粉砕しよう」とアピールした。

 続いて奈良市の京終(きょうばて)駅前に組合員や支援50人が結集した。午後1時、大阪事業所の東元(あずまはじめ)組合員がストに入った。東さんは「JR西日本は私を30年近く森ノ宮電車区から排除し、本来業務をさせず、病気に追いやった。今日のストはJR西日本を打倒する労働者の決起の始まりだ」と熱烈に訴えた。

 午後3時からは、中西副委員長の勤務先である四条畷駅前での闘いを開始した。中西副委員長が自らマイクを取り、「職場復帰は当然だ。誰も知らない『労働安全業務指導取扱準則』を使い復職を妨害するのは闘う労働運動つぶしであり、徹底的に闘い粉砕する」と決意を述べた。支援の連帯アピールが続いた。
 JR西日本は四条畷駅前に本社人事や副駅長などをそろえ、大阪府警公安もスト圧殺に乗り出してきた。この反動を粉砕して、四条畷駅弾劾闘争は打ち抜かれた。

 ストライキ総行動の仕上げはJR西日本本社包囲・弾劾行動だ。午後5時前、広島や全関西から50人以上の組合員と支援が結集。山田和広書記長の開会宣言でJR西日本弾劾集会が始まった。
 東さんと原田さんが「中西副委員長への解雇攻撃を粉砕する」と決意を表明。中西副委員長は「労働者をいつでも解雇できるようにすることが今回の攻撃だ。JR東のように全面的に外注化・非正規職化に進もうというのだ」と怒りを込めて弾劾し、「JR西日本社長・真鍋精志はここに来て土下座しろ」と圧倒的な怒りをたたきつけた。

 関西合同労組、ユニオン自立、八尾北医療センター労組、大阪市職の労働者、国鉄労働者が連帯あいさつを行った。

 広島印刷事業所に所属する岡崎昭夫組合員は、事業所廃止・外注化の攻撃に絶対反対で闘い、組織拡大を実現すると決意を表明した。

 広島の五日市でストライキに決起して駆けつけた大江照己委員長が、休暇中のビラまきへの厳重注意処分を弾劾し、中西副委員長への解雇攻撃を粉砕するためにストに立ったと宣言。さらに第2波のストを打ち抜く決意を述べ、「動労西日本の組織拡大を実現しJR体制を打ち倒そう」「4・25尼崎闘争、6・7国鉄闘争全国運動集会に結集し、戦争と改憲、外注化・非正規職化の安倍を倒そう」と提起した。このまとめを全体の拍手で確認し、シュプレヒコールと団結ガンバローを行った。
 中西副委員長への解雇策動は、闘う労働組合の根絶攻撃だ。同時にそれは、3月27日のJR西日本3社長裁判で「尼崎事故のみそぎは済んだ」として、本格的な外注化・非正規職化を強行するための攻撃だ。動労西日本はこの決戦を水路にJR体制打倒、JR労働運動の主流派に躍り出る。4・25尼崎闘争に結集しよう!
(動労西日本・K)

 だ  ん   け  つ  2015年3月6日 
 
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迎賓館・横田爆取弾圧裁判 
〝最高裁に無罪書かせる〟上告審勝利へ総決起集会
 2月21日、「迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧裁判/最高裁で無罪を!福嶋再審勝利へ!2・21総決起集会」が、東京・亀戸のカメリアプラザで110人を結集して開かれた(主催/迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会)。全国10か所の国鉄集会を引き継ぎ、中東侵略戦争にのめりこむ安倍政権を打倒する3?4月決戦への総決起集会としてかちとられた。

 冒頭に、28年の爆取デッチあげ弾圧との闘いの歴史を記録したビデオが上映されたあと、東京北部ユニオン街分会の水戸由紀子さんの司会で、集会が始まった。
 開会あいさつに立った共同代表の桜井善作さんは、「安倍打倒こそ平和・人権第一の社会を作り、4氏、星野文昭さんを始め冤罪(えんざい)、抑圧、差別に苦しむ人びとの解放への道。『現代の治安維持法と闘う会』の結成は非常に大切でした。多くの人びとと連帯して闘おう」と、集会の方向性を示した。

 さらに「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」共同代表の戸村裕実さん、「現代の治安維持法と闘う会」事務局の菊地安長さん、全学連書記次長の森幸一郎さんの連帯発言が続いた。

  「韓国の治安弾圧状況と人権の闘い」と題して、金元重・千葉商科大学教授が特別講演を行った。彼自身がデッチあげられた1975年の「在日韓国人母国留学生スパイ団事件」から説き起こし、パクチョンヒ独裁政権下での過酷な治安弾圧の実態を暴いた。

 さらに、現在のパククネ政権のもとで昨年12月、憲法裁判所が統合進歩党に解散命令を発し、11人の議員が失職させられ、検察は党員全員を国家保安法違反で捜査していることを弾劾した。

 こうした新たな治安弾圧に対し、民衆の側に立ち、証拠ねつ造という国家犯罪を告発して活動するチャンギョンウク弁護士の闘いを紹介し、「ともに闘いましょう」と締めくくった。

●被告団が決意
 神奈川合同労組の後藤礼子さんのカンパアピールに続き、後半は弁護団の報告から始まった。
 上告審弁護団の山本志都弁護士は裁判所の有罪認定が被疑事実をなんら立証していないことを指摘し、昨年8月に提出した上告趣意書が3人の無実を明らかにしていると断言した。

 福嶋再審弁護団の青木秀樹弁護士は、昨年12月に東京地裁に再審請求書を提出したことを報告し、「福嶋同志の無実を筆跡鑑定書と指紋検証報告書によって明らかにできた」と確信に満ちて述べた。被告団と一体で闘う弁護団に惜しみない拍手が送られた。

 いよいよ、被告団の決意表明だ。
 板垣宏同志はこの集会が緊迫した内外情勢のもとでかちとられていることを訴え、「最高裁の早期結審策動を打ち破って、必ずや無罪判決をかちとる」という断固たる決意を表した。

 十亀弘史同志は、被告団4人が完黙非転向を貫き、無罪判決をかちとり、勝利していることをあらためて確認し、「最高裁にきっちり無罪を書かせる。二度と獄中に入らない」と言い切った。

   須賀武敏同志は、「安倍政権への怒りが渦巻いている。この時代になぜわれわれは勝利できるのか。革共同が今日まで、破防法弾圧、爆取弾圧に屈せず完黙・非転向で闘っているからだ」と喝破した。

 府中刑務所在監の福嶋昌男同志のメッセージを再審事務局が代読した。「大恐慌、戦争攻撃・治安弾圧に抗して本集会がかちとられている。上告趣意書、再審請求書を提出し、無罪戦取への道を切り開く」と、3同志との団結を表明した。

 4同志の決意表明に拍手が鳴りやまなかった。
●国鉄闘争と一体で
 さらに、被告団家族の須賀陽子さん、十亀トシ子さん、福嶋明宏さんが決意を表した。
 ここで国労闘争団の小玉忠憲さん、羽廣憲さんが紹介された。代表して小玉さんが立ち、「国鉄労働者の28年の闘いと被告団28年の闘いの一体性を感じた。安倍政権を労働者の力で打倒しましょう」と述べた。

 「完全無罪をかちとる会」事務局が2?3月の行動を提起し、閉会のあいさつで共同代表の藤井高弘さんが「強烈無比の被告団の3人を、再び獄中に入れるわけにはいかない。国鉄闘争を基軸に2010年代中期階級決戦をともに闘い、完全無罪をかちとろう」と訴えた。最後に司会の音頭で団結ガンバローを三唱し、団結を打ち固めた。(I)

ふくしま共同診療所・支援ライブ
in オープンスペース「街」

    
2月28日(土)、夜に第3回、ふくしま共同診療所・支援ライブが開かれました。
毎週土曜日を予定しています。
    
                           ↑2・8いわきでの反原発デモの先頭に立つ動労水戸
 3・11郡山集会に参加しましょう!
 そして被ばく労働拒否のストライキでたたかう労働組合・動労水戸を支える「支援共闘」結成の3・15集会へ!

 だ  ん   け  つ  2015年3月1日 
 
1036
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 辺野古新基地建設阻止へ
2800名が大結集
 2月22日、キャンプ・シュワブゲート前で開催された「止めよう辺野古新基地建設! 国の横暴・工事強行に抗議する県民集会」は、沖縄全県と全国から2800名の結集が勝ち取られた。

 この集会開始前に米軍は、山城博治沖縄平和運動センター議長ほか1名を刑特法で不当逮捕した(翌日に釈放)。この不当逮捕への怒りが集会参加者の闘う意志をさらに強固にうち固めた。
 地元の高校生の、「撤去されるべきはテントではなく米軍基地」「勝利と、静かで平和な沖縄を取り戻すためにこれからもがんばっていきましょう」「みなさん、闘いましょう!」という訴えには、とりわけ大きな拍手が巻き起こった。

 この間の米軍による暴言への怒りも加わり、沖縄の労働者階級の「基地全面撤去」の闘いが「オール沖縄」を乗り越えて新たな段階へと進み始めた。日米両帝国主義と非和解で闘う沖縄の労働者階級の闘いの勝利の道は、国際連帯闘争と階級的労働運動の前進の中にある。辺野古への新基地建設攻撃との闘いは、沖縄闘争の新たな発展を切り開きつつある。そしてこの闘いの軸に沖縄の労働組合が登場し始めている。昨年8月と9月の辺野古現地集会に比べても圧倒的に労組の旗が目立ってきている。集会実行委員会がチャーターバスを手配しない中で、労組が軸となって大型バスを仕立てて辺野古現地に駆けつけた。

 沖縄労組交流センターと国鉄闘争全国運動・沖縄、さらにIJBS労組の旗がキャンプ・シュワブのゲート前に翻った。IJBS労組の仲宗根書記長解雇撤回の支援を呼びかけるニュース、星野さんの絵画展の実行委員会への呼びかけのビラが瞬く間に集会参加者の手に渡った。さらに全学連のビラも配布され、また「まだがんばっているのね」と国鉄10万署名も次々と参加者が応じてくれた。
 集会参加者は、「勝利できる路線と方針」を渇望して現地に駆けつけている。この140万県民の怒りと切り結び、2015年の沖縄闘争=安保・沖縄闘争の勝利へ、職場から闘いを巻き起こし労組拠点建設に勝利しよう。2~3月決戦で、動労総連合を全国に建設する突破口を切り開こう!(I)

 2・22大阪橋下打倒集会 橋下倒すのは
労組の力
民営化粉砕・公務員大決戦へ
 2月22日、橋下打倒集会が大阪市港区の田中機械ホールで開催され、150人の結集でかちとられた。橋下大阪市長の登場以来、労働組合をめぐる攻防に勝ち抜き橋下も安倍も今や打倒寸前にまで追いつめている。この闘いを総括して路線を深め、新たなステージでの闘いに打って出る出発点として、この集会は開催された。

 基調報告を行った大阪市職の労働者は冒頭、「階級的労働運動の復権・創造が、全世界でものすごい勢いで始まっている」と訴えた。
 そして「外への侵略戦争と一体で安倍や橋下による労働組合つぶしの攻撃がある。しかし労働組合が団結する限り戦争はできない。労働組合の団結が安倍と資本家をボロボロにしている。職場での一つひとつの格闘が安倍を直撃する闘いだ」と勝利の核心を提起した。

 その上で橋下打倒の闘いについて、「労働組合全体を体現し原則を貫いて闘い抜く1人の存在が現場労働者の怒りと結びつき、労働組合全体の変質を許さない決定的な軸となることをつかんできた。団結権をめぐる闘いとして位置づけ橋下を追いつめ、民営化攻撃のすべてを労働委員会・裁判において不当労働行為と認定させた」と総括。「民営化・外注化・非正規職化は必ず職場の矛盾を爆発させる。当局は評価制度、処分・解雇攻撃などの分断攻撃でその矛盾を現場労働者に押しつける。すべてが団結破壊の攻撃だ。国鉄闘争を爆発させストライキで闘おう。韓国ゼネストと連帯し、4~6月安保国会を労働運動の力で粉砕しよう」と力強く訴えた。

 連帯のあいさつでは、港合同の中村吉政委員長が「前に立つ者が、自らを犠牲にしてでも橋下による団結破壊と闘い明確な方針を出さなければならない」と檄を飛ばした。全国水平同盟の久原正子委員長代行は「西郡や高槻植木団地の闘いも、民営化に反対する労働者の闘いだ。今までの解放運動をのりこえる闘いを」と訴えた。婦人民主クラブ全国協関西ブロックの山本美知子さんは「橋下の攻撃は労組絶滅と金もうけ。たった1人でも屈しない者がいれば成り立たない」と喝破し、3・8婦人デー集会への結集を呼びかけた。

●ひとりの首切りも許さない組合を
 橋下の民営化攻撃と闘う現場から3人の労働者が発言に立った。
 大阪市職民生支部の労働者は「大阪の保育士の大幅賃下げは、1千人の保育士の民営化に対する怒りと労働組合的団結に恐怖した橋下の団結破壊そのものです。闘うつもりもない市職本部を許さず絶対反対で闘い続けます」と決意を表明した。

 市教組の青年労働者は「不当配転の強要が団結破壊であり、不当労働行為だ。これは個人の問題ではなく、学校事務職員の定数削減や臨時主事の雇い止め攻撃と一体のもの。事務職員と教員、正規と非正規の分断を許さず、ひとりの首切りも許さない労働組合が必要です」と力強く発言。

 これを受けて、「君が代」不起立処分と闘ってきた労働者は「〝ひとりの労働者にかけられた攻撃はすべての労働者にかけられた攻撃〟ととらえて闘うことで労働者の共感や団結を生み出す。誰もが確信をもって闘える路線をつくることで、青年労働者は絶対反対で闘う労働組合に結集してくる」と闘いの中でつかんだ確信を提起した。

 「青年を夜勤で眠らせず病気に追い込んで解雇するJR西日本。動労西日本はストライキでこれを絶対に許さず闘う」と宣言した動労西日本の労働者をはじめ、豊中市職、奈良市従、日教組奈良市、関西合同労組、自治労倉敷、全学連が次々と闘いの方針と決意を明らかにし、集会は熱気に包まれた。

 最後に港合同の木下浩平執行委員が「団結権をもって闘えば勝てない闘いはない。官民連帯の闘いで労働組合そのものをかえていこう」と提起して集会を締めくくった。

 民営化攻撃との最激突点である大阪の地での集会は、2015年公務員決戦の号砲となった。(関西・S)

 だ  ん   け  つ  2015年2月28日 
 
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国鉄署名、8万8868筆に
最高裁に第7次署名提出行動
 2月19日、国鉄闘争全国運動は最高裁に対し、国鉄10万筆署名の第7次提出行動を行った。動労千葉争議団の高石正博さん、中村仁さん、葉山岳夫弁護士、国労闘争団の仲間、動労千葉組合員、動労千葉を支援する会が集まり、6840筆を提出した。(M 写真は最高裁前)

東京西部 春闘勝利へ集会デモ
 国鉄・鈴コンに続こう
 2月21日、東京西部ユニオンが呼びかける15春闘行動は、夕方、杉並区・阿佐谷での「安倍たおせ」デモで始まった。西部ユニオン青年部のコールが街頭に響き渡った。沿道でビラと『前進』速報版が次々手渡され、デモは注目の的だ。

 デモ後、高円寺で集会を行った。「労働組合よみがえらせ戦争と民営化とめよう!児童館全廃阻止!国鉄闘争・鈴コン闘争に続こう!春闘団結集会」と銘打ち、50人が結集した。
 司会は青年部。東京西部労組交流センターの自治体労働者が基調を提起した。提起は、昨年7・1集団的自衛権行使容認の閣議決定から現在の中東参戦・階級戦争について、「労働者は安倍の攻撃に負けていない。敵は国鉄闘争をつぶしきれないまま戦争に突っ込まなければならない危機的状況だ。労働者の反乱不可避の攻撃をせざるを得ない。国鉄分割・民営化以来の30年に及ぶ闘いがいかに決定的か」と、1985〜86年の動労千葉のスト当時のエピソードも交えて国鉄闘争全国運動の意義を強調した。
 
 そして「参戦への回答は帝国主義を階級的団結で打倒すること。スターリン主義や『何もしない』で屈服する旧協会系などをのりこえて、現場の労働者一人ひとりを絶対に信頼し、その階級性に依拠して闘おう」と語り、JRダイ改阻止、国鉄・反原発・杉並区議選必勝を闘う春闘への決起を訴えた。
3
 自己解放的な基調提起に応え、十数人が発言。鈴コン分会の職場復帰以降の進撃と課題、労基法改悪との闘い、ユニオン各分会、自治体、動労千葉を支援する会、UAゼンセン、星野闘争、NAZEN、水平同盟などがともに闘う決意を表明。

 最後に、西部ユニオンの北島邦彦副委員長が「安倍の『戦後以来の大改革』はまったく展望がない。労働者を恐れている。職場から闘い安倍を倒そう。国鉄、3・11を闘い団結を拡大し、杉並区議選勝利をつかもう」とまとめを行った。(東京西部ユニオン・Y)
国労組合員資格確認訴訟
国労本部に全面反論〝解雇者守るのが組合だ
 国労組合員資格確認訴訟の控訴審第2回口頭弁論が2月19日、東京高裁第21民事部(斎藤隆裁判長)で開かれた。

 2010年の4・9政治和解を拒否して解雇撤回闘争を闘う4原告は、全国10カ所で2・15(16)国鉄集会をやりぬいた自信を背に法廷に臨んだ。
 この裁判で一審の東京地裁は、「組合員としての地位は、組織対象企業との間の雇用関係の喪失により自動的に喪失するのが原則」とする超反動判決を出した。解雇された労働者は自動的に組合員ではなくなるというのだ。被告の国労本部はこの判決に乗っかり、控訴審でも「組合員の資格は組織対象企業に在籍していることが前提」「雇用関係の喪失により、組合員資格が失われるのが原則」と主張した。

 法廷で原告代理人は、国労本部の主張に全面的に反論した準備書面の要旨を陳述。「労働組合は労働者が自らの闘いの中で生み出してきた団結体であり、解雇に対して団結して闘うことに根本的存在意義がある。解雇されたら自動的に組合員でなくなるのなら、それは労働組合ではありえない」と論陣を張った。

 さらに、組合員資格の最終的な剥奪(はくだつ)に先立って、国労本部が原告ら闘争団員を選挙権も被選挙権も持たない特別組合員としたことの不当性を突き出した。

 また、原告の小玉忠憲さんの解雇撤回訴訟が東京高裁で闘われていた最中に組合員資格を奪ったことの不当性も追及した。国労本部は「敗訴が予見されていた」から組合員資格を奪っても構わないと居直るが、動労千葉鉄建公団訴訟は最高裁を追い詰め、反動判決を許していない。原告代理人はこの事実を指摘して、国労本部の主張を全面的に論破した。

 許しがたいことに斎藤裁判長は、この日で結審すると宣告し、判決日をわずか1カ月後の3月26日に指定した。超反動判決をたくらんでいることは明らかだ。

 裁判後の総括集会で、原告の石﨑義徳さん(鳥栖闘争団)は、「青年労働者が非正規職にされて生活できず、安倍が戦争に突き進んでいる状況の中で、真正面から闘う」と決意を述べ、小玉さん(秋田闘争団)は「この裁判を闘ってきたのは労働者の団結のためだ。団結し、全体の力で裁判所も国労本部もぶっ飛ばす」と宣言。羽廣憲さん(小倉闘争団)は「どんな判決が出ても闘いの旗を掲げ続ける」と闘志を示し、成田昭雄さん(旭川闘争団)は「労働争議は裁判で判決が出れば終わりというものではない。間違っているものは間違っていると明らかにして、闘い続ける」と熱を込めて発言した。

 裁判に先立ち原告らは、「解雇撤回・JR復帰判決を求める10万筆署名」の最高裁への第7次提出行動を、動労千葉組合員らとともに闘いぬいた。(I)

 だ  ん   け  つ  2015年2月21日 
 
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ダイエーで第3波スト 八王子店閉店=解雇に怒り
 2月15日、合同労組八王子・ダイエー分会の第3波の指名ストが闘われた。午前9時、ストに決起した当該組合員4人を先頭に組合員と支援29人がダイエー八王子店前を制圧した。「一人の首切りも許さないぞ! 」
「ダイエーは職場を保障しろ!」「下請け労働者を差別するな!」。シュプレヒコールがダイエー八王子店にたたきつけられた。

 この日は、44年間営業を続けてきたダイエー八王子店が完全閉店するその日だ。昨年11月に明らかにされたダイエー八王子店閉店をめぐり、これまで①雇用の保障、②労働条件維持を原則に団体交渉を続け、組合の団結を軸に2波のストを決行してきた。そして閉店当日にもかかわらずまともな回答を行わないダイエー資本に対する怒りの決起して闘われた。当日は早朝からビラまきが行われ、午前9時からスト突入集会、引き続き店頭に座り込んだ上での店頭情宣、12時45分からJR八王子駅頭情宣、午後2時50分からの総括集会と締めくくりのダイエー八王子店一周デモを貫徹した。

 スト突入集会では当日に至るまでの経過報告と闘いの意義を末松隆司書記長が提起し、ストに決起した労働者が次々と決意を述べた。「18年間まじめに働いてきてお客様にも感謝されてきたのに一片の紙切れで解雇。しかもダイエーは『直接雇用関係がない』と団交議題にすること自体を拒否している。絶対に雇用責任をとらせる」。支援からは東京労組交流センター、日本機械労組、各地区合同労組が連帯あいさつと決意表明を行った。

 この日配布した第3波スト突入ビラは2000枚に達した。
■2月11日には第2波のスト
 第3波ストに先立って2月11日、第2波ストが闘われた。朝9時、「ダイエー資本は、閉店してパート労働者を路頭に放り出そうとしている。全国2万数千人のダイエー労働者の決起を呼び覚ます闘いをやろう」。冒頭、末松書記長が闘いの経過報告を述べ、その後、当該組合員が決意を表明した。

 八王子労政会館に移動して記者会見。この日は読売新聞の記者が会見に参加、(前日には朝日新聞、13日には東京新聞が取材)活発な討論が行われた。その後、八王子駅頭に打って出て街頭情宣を行った。用意した500枚のビラがみるみるうちに手渡され、1時間ほどでまききった。

 闘いは始まったばかりだ。今後必ず開始される全国のダイエーで働く2万数千人、さらには全国の労働者へ向けられた解雇攻撃に対し、「生きさせろ」の闘いを先頭で担う決意をこめて合同労組八王子は団結してストに立ち上がった。合同労組八王子は全員の雇用を保障させ、ダイエーと下請けのワークスタッフに雇用責任をとらせるまで闘い抜く。闘えば勝てる! 団結してガンバロー!(合同労組八王子・I)

郡山国鉄集会 
動労水戸支援共闘結成へ決意
 雪混じりの寒風が吹きすさび、体が飛ばされそうな中、断固「戦争と首切り許すな!労働組合の力で安倍を倒そう!」と集会の直前まで、郡山駅前街宣行動を貫徹した福島の同志を先頭に、東北の仲間が組合旗を持って続々と結集してきた。その数110人。熱気あふれる中、集会が始まった。

 主催者あいさつに立った国労郡山工場支部の橋本光一さんは冒頭、「2月3日の福島大学で反原発のチラシをまいていたA君に対するデッチあげ20150220d-2.jpg不当逮捕を絶対に許さない。3・11反原発福島行動の爆発で反撃する」と宣言。「そのためにも国鉄闘争を先頭に、全国の職場に階級的労働運動を確立しよう。動労総連合の青年と固く団結し、動労千葉・動労水戸と一体で闘う労働組合に根本的に作り変えていこう」と力強く提起した。
 特別報告は動労水戸副委員長の辻川慎一さん。「中東、ウクライナ、朝鮮半島など戦争情勢に突入している中、安倍政権は後のない暴走をしている。この時代に自分たちはどう向き合うのかが問われている。宗教では世界はひとつになれない。労働者階級の団結によってしかひとつになれない。本来、人間社会は他者の労働を前提とした共同性(協働性)で成り立っている。資本主義社会は、その共同性をバラバラにすることで支配している。世界の労働者が団結してひとつになった時、新しい社会が生まれる。動労水戸は被曝労働を絶対に許さない闘いをやってきた。原発のない、子どもたちの命を守る、青年たちが生きられる社会をつくるためにどうするか、つきつめた時に労働者は必ず立ち上がる。福島の怒りが4年で終わるはずがない。われわれが絶対にあきらめないと闘った時、新しいものが必ずできる。現に動労水戸の青年が立ち上がっている。動労水戸支援共闘を、ひとりひとりの存在の決定的性をはっきりさせてつくり上げよう」と訴えた。

 辻川さんに続いて、動労水戸支援共闘の結成に向け事務局の青年から「すべての労働者の利益を体現するのが労働組合。動労水戸はそうした階級性でもって被曝労働と向き合った。みんな自分の職場で支援共闘をつくろう。それと一体で原発労働者、除染労働者の中に労働組合をつくろう」と熱いアピールがなされた。 
 六ヶ所村の核燃サイクル基地や大間原発と闘い抜き、「被曝労働拒否の闘いは労働組合の生命線」と核心を語った南部バス労組、福大弾圧にビビる青年労働者と『前進』フラクを通して合同労組加盟を真正面から呼びかけて闘っているふくしま合同労組、「動労水戸のように青年労働者を組織していく」と決意を語った全金本山労組を始め、自治体、教組、郵政の労働者、星野さんを取り戻す会、婦人民主クラブ全国協、全学連、3・11実行委から報告と決意が語られた。集会後は全員で吹雪の郡山駅頭に飛び出し、青年の怒りあふれるコールでデモをやり抜き、郡山の労働者市民と熱いエールを交換した。この勢いで3・11へ攻めのぼろう!(福島・F)

 だ  ん   け  つ  2015年2月20日 
 
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 ふくしま共同診療所
 
東京報告会に100人
 
杉井医師の熱い訴えに共感


 2月8日、NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)東京が、東京都内で「ふくしま共同診療所報告会」を行いました。約100人が参加し、ふくしま共同診療所の杉井吉彦医師が講演。杉井医師は冒頭、「診療所の開設以来2年、各地で報告会を行ってきた。雪の中、2時間半もかけて話を聞きに来てくれる人もいる。福島に熱い思いを寄せている人がたくさんいることを強く感じてきた」と語りました。そしてスライドを使いながら1時間あまりにわたって、福島の現実、子どもたちの現実を怒りを持って報告。

 「福島では放射能や被曝について話すことがタブーとされ『復興』一辺倒。安倍首相は東京オリンピック招致にあたって二つのうそを言った。一つは福島第一原発は『アンダーコントロール』。もう一つは『健康問題については、今までも現在もそして将来もまったく問題ない』。こんなことを断言できるわけがない。安全キャンペーンのもと、福島に残らざるを得ないお母さんたちは苦悩している」と話しました。

 小児甲状腺がんについて、「昨年から始まった2次検査で4人の子どもが新たに『甲状腺がん・疑い』と確定した。しかし環境省専門家会議座長の長瀧重信は『今見つかっているがんは原発事故以前に発症したもの』と言った。甲状腺検査の実質上の責任者である福島県立医大の鈴木眞一は『甲状腺がんは予後が極めて良好。進行は若い人ほど遅い。不安を助長したり過剰診療にならないようにつとめてまいります』と言っている。県民健康調査検討委員会について東京大学大学院教授の渋谷健司は『51人も手術したのは過剰診断・治療ではないか』とまで主張した」と、原因が原発事故であることを認めない動きを強く批判しました。

 そして「こうした中で私たちは診療所を開設した。診療所がめざすものの3点目は『被災、被曝の現実と訴えから学び・応え、ともに避難、保養をすすめ、健康増進をかちとってゆきます』。医療機関にかかる以前に、病気にならないことが一番大切で、そのためには避難が第1です。どうしても避難できない人には保養が必要。
 3番目が医療です。ベラルーシではチェルノブイリ事故から四半世紀以上たつ今も、年間十数万人が1年のうち24日間の保養を行っている」と述べ、避難・保養の重要性を強調した。

 さらに「診療所は仮設住宅で医療相談をしています。4年近い仮設住宅暮らしの中で、仮設での孤独死は発表されただけで34人。仮設からこれ以上の死者を出させてはならない」と強く訴えました。続いて「内部被曝とは何か」と問いかけ、「線源が体の中にあること。チェルノブイリ事故後は、内部被曝が比較的低いゴメリ市でも甲状腺がんが多発した。肺炎や消化器疾患、心疾患、肝硬変などの非がん死も増加する。

 国会事故調委員でもあった高木学校の崎山比早子さんは、老化が促進されると報告している。広島に原爆病院があるのと同じように、福島には原発病院が必要で、長期間にわたるていねいな医療活動が必要です。福島県では原発関連死が増え続け、昨年末までに1822人、実に月平均40人。これは虐殺です」と強く弾劾しました。

 そして「当診療所の考えとするべきこと」として「子どもだけでなく大人に対しても長期にわたって甲状腺エコー検査を半年に1回行っていく。被曝による障害を早期発見し治療していく。仮設住宅などに避難されている人びとの健康と命を守る」、また「被曝労働に従事させられている労働者、とりわけ福島第一原発で困難な収束作業に取り組んでいる労働者の健康と命を守る取り組みを行う」ことを強調。杉井医師の熱い訴えに参加者は真剣に聞き入りました。

 
 避難者、保養活動家が活発な討論
質疑応答では福島からの自主避難者や、保養活動に取り組んでいる人、再稼働阻止へ行動し続けている人などから質問や意見が次々と寄せられ、杉井さんの回答に向き合う場となりました。

 福島市の椎名千恵子さんも発言し「国道6号線の開通やJR常磐線の代行バス運行開始など、帰還強制がますます強まっています。代行バスを走る道路の空間線量は最高14・7マイクロシーベルト/h。福島は絶望なんてしていられません。こうした中で真実を告げ知らせているのがふくしま共同診療所です」と、福島の現実を報告しながら3・11反原発福島行動’15への参加を呼びかけました。 
 最後に、NAZEN杉並として北島邦彦がまとめを行い、3・11郡山集会、2・15国鉄集会、そして3・1ビキニデー集会に参加を呼びかけました。

 終了後のお茶会には、診療所建設委員会に基金を寄せて応援し続けてきた人などが多数参加し、「初めて診療所のお医者さんの話を聞けて本当によかった」「子どもたちのためにこれほど真剣な取り組みを続けていることに感動した」などの声が寄せられています。
  3・11から4年。福島の現実、子どもたちの現実に心を寄せ、診療所の活動に希望を見出す人びとが広がっていることを示した、画期的な報告会となりました。 
 福島の怒りをともにし、子どもたちの命と未来を守るために杉並から声をあげましょう。動労水戸の被ばく労働拒否のストライキを先頭に、階級的労働運動の力で原発を止めましょう!

 避難・保養・医療の運動をさらに押し広げ、
3・11反原発福島行動’15に参加しましょう!
(労働者の新聞『前進』2669号記事を元に、都政を革新する会が編集)
http://www.tokakushin.org/wp/

 だ  ん   け  つ  2015年2月18日 
 
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「A2-B-C」大泉学園上映会、
150人以上の来場ありがとうございました!
    
2月9日に練馬・大泉学園ゆめりあホールで開催した「A2-B-C」上映会は、平日の寒い日にもかかわらず、昼・夜合わせて150人以上に来場していただきました。ありがとうございました!

 映画が終わってもほとんど誰も席を立たず(早く帰られる方は「すみません。予定があるもので…」と言っていかれました)、椎名千恵子さんのトークに静まりかえり、集中して聞いておられました。
その姿に、安倍政権や福島県の「帰還」キャンペーンにもかかわらず、「内部被ばくは許さない」「福島の怒りとつながろう!」という広範な意志を感じました。

 椎名さんのお話は、福島の現状を伝え、4年目の3・11を前にした福島大学での弾圧にも触れられ、「ぜひ現場に足を運んでください。3・11郡山の反原発行動へ」そしてふくしま共同診療所への支援を訴えるものでした。また、NAZENいけぶくろ共同代表の諸永さん(東京武蔵野病院・精研労組委員長)と五條さん(とめよう戦争への道!百万人署名運動東京北部連絡会代表)も、労働組合あるいは市民運動の立場から、福島との連帯をアピールしました。
    
 この呼びかけに応え、診療所カンパが続々集まりました!
 3万7284円を「福島診療所建設基金」に振込させていただきました。ありがとうございました!
 ふくしま診療所支援缶バッチも好評! 8・17日比谷集会での「ABE TAOSE」バッチを「これがいい!」と言って買って帰った方も多数。

  
 アンケートも帰りがけにびっしり書き込んでおられました。後日冊子にまとめて、配りたいと思います。
  
 NAZENいけぶくろを結成して1年弱。初めての本格的な上映会でドキドキでしたが、思った以上の広がりと反響を得ることができました。中東での戦争に参戦する自衛隊恒久派兵法案を出そうとする一方で、川内・高浜などの原発再稼働と原発輸出で儲けようとする安倍政権への怒りの広がりのなかで、こうした場をみな求めているのだと思います。

 またこうした上映企画、そして小規模の懇談会・交流会なども掛け合わせて、地域に根を張った運動としてNAZENいけぶくろを進めていきたいと思います。
    
                           ↑2・8いわきでの反原発デモの先頭に立つ動労水戸
 なによりも、3・11郡山集会に参加しましょう! そして被ばく労働拒否のストライキでたたかう労働組合・動労水戸を支える「支援共闘」結成の3・15集会へ!
  
 「すべての原発いますぐなくそう!全国会議」NAZENいけぶくろ http://nazenikebukuro.blog.fc2.com/

 だ  ん   け  つ  2015年2月17日 
 
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 ダイ改阻止・動労総連合建設へ
 国鉄分割・民営化の不当解雇から28年
2・15労働者集会 全国10カ所で
 国鉄闘争全国運動が主催する「国鉄分割・民営化で不当解雇から28年2・15労働者集会」が2月15日、東京・すみだ産業会館で開かれ、630人が結集した。東京のほか全国9カ所で国鉄集会が打ち抜かれた。国鉄闘争全国運動は、中東侵略戦争参戦と労組絶滅攻撃の本格的激化の中で、国鉄闘争を軸に階級的労働運動の拠点をつくり、全面的な反撃に立つ決意を固めた。
●侵略戦争阻む労働運動
 動労千葉の佐藤正和特別執行委員が司会を務め「不当解雇から28年、動労千葉の分割・民営化反対ストから30年、われわれは不屈だ」と宣言して集会が始まった。

 開会のあいさつに立った国鉄闘争全国運動呼びかけ人の鈴木達夫弁護士は、「安倍は中東侵略戦争参戦に踏み切った。われわれは全世界の労働者階級人民に、階級的労働運動と国際連帯で帝国主義の侵略戦争を阻止しよう、大恐慌と戦争を世界革命に転化しようと呼びかけた。それは、動労千葉・動労水戸を先頭とする階級的労働運動の実践という物質力をもっての呼びかけだ」と述べ、「われわれは『動労総連合を全国に』の方針という最高の武器を持っている。国鉄労働運動の革命的伝統を引き継ぎ、一挙に動労総連合を建設しよう。われわれの闘いが世界の労働者人民を激励する」と声を強めた。

 国鉄闘争全国運動呼びかけ人の伊藤晃さんは、2010年4・9政治和解に対決して国鉄闘争全国運動を立ち上げて以来の闘いを、「よくぞここまで来た。新自由主義と対決する唯一の運動をつくり出した。この運動は新自由主義を宿命的必然として受動的に対応するのではなく、労働運動を再生させる運動だ。その力への私たち自身の確信をつくり出したことが、5年の闘いの最大の成果だ」と総括した。また、「署名運動を通じて仲間が10万人増えた。10万の人びとはそれぞれ自分の問題を抱え闘いたいと思っている。国鉄闘争全国運動は労働者が広く自らの声を発する場にならなければいけない」と提起した。

●労働組合の力とり戻す
 動労千葉の田中康宏委員長は、「86年2月、動労千葉は煮えたぎる怒りの中で分割・民営化反対の第2波ストに立った」と28年前を振り返り、「1047名闘争は戦後最大の労組解体攻撃に対する、戦後最大の労働争議だ。総評が解散し連合になったが、100万人規模の労働者が1047名闘争のもとに結集し連合と対抗し続けた。だが、解雇された現場の怒りは労組幹部によって無視され続けた。2010年4・9にわれわれは強い危機感をもって全国運動を立ち上げた。その闘争は国家的不当労働行為の真相を暴き、最高裁を追い詰めた」と、この間の闘いを総括した。

 また、「政府は再び戦争に踏み出した。労働者が非正規職に突き落とされ、社会のすべてが崩壊している。労働組合に力があれば、こんなことは許さなかった。労働組合の力を取り戻さなければならないが、それは分割・民営化の問題を抜きにはありえない」と核心点を突き出した。そして、「分割・民営化との闘いは、新しい闘いをつくった。一つは外注化と非妥協的に闘ったこと。二つは動労水戸の被曝労働拒否の闘いだ。すべての労働者が被曝労働を強いられているが、ストで闘ったのは動労水戸だけだ。分割・民営化との闘いがこうした地平を切り開いた」と述べ、「われわれは1047名闘争をついに復権させた。戦争阻止の力、労働組合を復権させる力はここにある」と力説した。 
 動労水戸の石井真一委員長は、JRが竜田―原ノ町間のバス代行運転を開始したことを、「原発事故が収まっていないのに帰還を強制する攻撃だ。福島切り捨ての先頭にJRが立っている」と激しく弾劾。また、動労水戸の組織拡大を報告し、「ライフサイクル発令を粉砕した。東労組の崩壊が始まった。動労水戸の組合員は組織拡大に本気になっている」と述べた。さらに、外注化によって勝田車両センターで脱線事故が引き起こされたことへの怒りをほとばしらせて、「反合・運転保安闘争で外注化を粉砕する」と宣言した。
 連帯のあいさつを現代の治安維持法と闘う会の山本志都弁護士が行い、戦争情勢下での刑事司法改悪との対決を訴えた。

●解雇撤回必ずかちとる
 最高裁勝利判決戦取へ向けて、動労千葉顧問弁護団長の葉山岳夫弁護士が報告し、署名の力が最高裁反動判決を阻んでいることを明らかにした。また、動労千葉組合員が最初はJR採用候補者名簿に載せられていた事実、名簿からの削除は井手正敬・葛西敬之ら国鉄幹部とJR設立委員長の斎藤英四郎が共謀して行った事実を暴いたことの意義を確認し、「本来なら当然、解雇撤回・JR復帰だ。必ず勝利する」と決意を示した。

 国鉄闘争全国運動東京東部の会の米山良江さんは、国鉄署名が労働者の怒りと結びつく絶好の武器であることを、経験に基づき説き明かした。

 動労千葉争議団の中村仁さんは、「分割・民営化に対し、首をかけてストを闘ったから、今も闘い続けていられる」と述べ、「不採用にされたから皆さんとともに闘えた。30年の闘いを組織拡大に結びつけたい」と決意を語った。国労旭川闘争団の成田昭雄さんは、厳寒の北海道で不採用者の家族が抗議の座り込みを行ったことを振り返り、「俺たちは全労働者の問題を抱えて闘っている。命のある限り闘い続ける」と言い切った。

 JRの現場から、動労千葉幕張支部、銚子支部、木更津支部の各支部長が、外注化粉砕、特急廃止のダイ改阻止の決意を述べた。動労連帯高崎の漆原芳郎副委員長は、外注先の労働者への組織拡大の展望もかけて春闘を闘うと発言した。

●青年先頭に組織拡大へ
 動労総連合の青年組合員が決意表明の口火をきった。動労千葉青年部の木科雄作さんと動労水戸の照沼靖功さんが、組織拡大の先頭に青年が立つと表明。動労水戸に加入した會澤憲一さんは「ここに業種・職種を超えてこれだけの人が集まっているのはすごいことだ。動労水戸組合員として頑張りたい」と発言した。

 三浦半島教組の教育労働者は戦争に屈した既成指導部を打倒して組合権力を奪取する決意を示し、合同・一般労組全国協議会の吉本伸幸さんは建設・交運労働者のゼネストを必ず実現すると宣言。合同労組八王子の清水啓安委員長が、この日に強行されたダイエー八王子店の閉鎖に対しストを貫徹したと報告し、解雇当該の労働者が「ダイエーはなくなるがこれからも一緒に闘っていく」ときっぱりと述べた。全学連の斎藤郁真委員長は、安保・戦争国会と対決し6・15に巨万のデモを実現すると述べ、福島大学での弾圧への怒りを3・11反原発福島行動への大結集に転化すると決意を表した。
 国鉄闘争全国運動呼びかけ人の入江史郎さんが集会をまとめ、呼びかけ人の山本弘行さんの音頭で団結ガンバローのこぶしを突き上げた。

 さらに3・14ダイ改阻止スト、15春闘、3・11反原発福島行動、3・15動労水戸支援共闘結成へ闘おう!(K)

 だ  ん   け  つ  2015年2月15日 
 
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2・8いわきデモ 180人が被曝と戦争に怒り
 動労水戸 軸に帰還強制に反撃
 2月8日、「安倍を倒せ!」「被曝の強制ゆるさないぞ!」「命を守れ!健康守れ!」「戦争やめろ!」「労働者を被曝させるな!」と、いわきの街にデモコー ルが高々と響いた。天候はあいにくの雨だったが、それを吹き飛ばす熱気と怒りをたぎらせて、180人のデモ隊がいわき市内を練り歩いた。

 今回のデモに向けて仮設住宅への呼びかけを続けた。原発事故避難者は、JR常磐線の竜田駅延伸に続いて今年1月31日からの竜田―原ノ町間バス代行運転が帰還強制に向けた動きであることをつかんでいた。以前に動労水戸のビラに共感して連絡をくれた労働者とも感動的に再会した。闘う労働組合こそがこの怒りの結集軸となることができる。
 デモに先立ち主催者の動労水戸、いわき合同ユニオン、NAZENいわきは、いわき駅前で街頭宣伝を行い、デモへの参加を呼びかけた。また、福島大学で反原発のビラをまいていた学生A君に対する2月3日の不当逮捕を弾劾した。

 午後1時30分、デモ参加者がいわき駅前の広場に結集した。最初に動労水戸の石井真一委員長がデモの意義を明らかにした。「福島第一原発事故は4年目を迎えています。今も事故はまったく収束していません。原発の周辺から避難している人たちは4年も仮設住宅に閉じ込められ、大変な生活を送っています。それを安倍政権は何もせずに『イスラム国』への戦争支援で2億㌦。このような安倍政権を絶対に許すことができません」。

 そして、JR東日本水戸支社による帰還強制の復興キャンペーンとしての竜田延伸と竜田―原ノ町間バス代行運転の開始を弾劾し、「安倍政権は東京オリンピックに向けてとにかく福島原発事故を収束させるんだと東電に迫っています。こうしたでたらめな安倍のやり方の中で、福島第一原発と第二原発の労働者が2人も死んでいます。労災が40人以上も起きています。私たちは安倍総理のもとで生きていくことはできません」とデモへの参加を呼びかけた。

 続いて福島労組交流センターの渡辺馨さんが4年目の「3・11反原発福島行動'15」への結集を呼びかけた。動労千葉の佐藤正和さん、大阪の八尾北医療センター労働組合の灰垣美佐子さん、NAZEN福岡、NAZENいわきの青年のアピールを受けた後、デモに出発した。

 デモ隊は東京電力のいわき補償相談センターの前を通り、原発事故の責任を居直り再稼働を進める東電資本に対し怒りのシュプレヒコールをたたきつけた。沿道の市民が注目、デモ隊が通ると住民が外に出てきてビラを受け取った。

 いわき市内を一周し駅前に戻ってきたデモ隊に、動労水戸の辻川慎一副委員長がまとめのあいさつを行った。「4年目の福島。怒りはとてつもなく大きい。原発事故は自然災害でもなんでもない。われわれは国、県、そして右翼からのどんな弾圧があろうとも私たちの信念を貫いて、原発事故の責任を取らせる。すべての労働者の団結、人民の団結でこの闘いに勝利していきます」と熱烈に訴えた。
 最後に全学連の坂野陽平書記長が不当逮捕されたA君の救援を訴え、団結ガンバローでこの日の闘いを締めくくった。(K)

ふくしま共同診療所・支援ライブ
in オープンスペース「街」

  
2月14日、夜に第1回、ふくしま共同診療所・支援ライブが開かれました。
http://www.fukushimacollaborativeclinic.jp/

福島県内で小児甲状腺がん多発   院長 松江 寛人

  <福島の子ども27名甲状腺がん疑い>
 県民健康管理調査の検討委員会は、平成23年と24年度の18歳以下の甲状腺検査で甲状腺がんが確定した小児が12名、およびがんの疑いが15名であることを公表しました。その上で「現時点で福島の甲状腺がんは原発事故による放射線の影響とは考えられない」と述べています。

 その根拠として、チェルノブイリでの甲状腺がん発生は原発事故後4~5年であったことをあげ、「福島において原発事故後2年で甲状腺がんは発生するはずがなく事故以前にすでにがんがあった」と説明しています。

 しかし、チェルノブイリでは事故が起きた1986年の2年後から甲状腺がんは発生し、4~5年後あたりから急速に増加しています。原発事故の4~5年後に甲状腺がんが発生したのではなく、1990年以前にはチェルノブイリに現在用いられている超音波診断装置がなく、甲状腺がんの発見診断が遅れたと考えられます。  

<被ばく線量との相関を明白にすべき>
 県民健康管理調査の検討委員会の為すべきことは、放射線被ばくの影響を否定することではなく、小児甲状腺がんの多発に対して県民の健康を守るための対策に全力を挙げることです。その第一歩は、小児甲状腺がんが異常多発していることを全県民に広く告知し、健康を守る検診体制を講ずることではないでしょうか。

 放射線被ばくによる健康障害は多種多様にわたり、数年後、数十年後に及びます。したがってすべての医師や医療機関だけでなく、県民の参加を得て、希望と意向がつよく反映される健康管理体制の抜本的改革が必要です。被ばく線量と健康管理の「調査結果」との相関を明白にすべきです。

 ふくしま共同診療所は誠心誠意の診療を行っております。そして被ばくによる健康障害の隠ぺいを許さず、真実を明らかにするために活動しています。

 県民の皆様、検査、診療、様々な相談に、ご来院ください

    
 バンド結成一週間でライブデビューする怖いもの知らず。音楽の素人なので上手であるはずがないが、
 エキサイティングでした。今後、毎週土曜日を予定しています。


 だ  ん   け  つ  2015年2月5日 
 
1028
東京北部ユニオン
リサイクルショップ「街」分会
関町北4-2-11
 電話 3928-1378
反原発運動つぶし許すな!
福島大学での不当逮捕反撃開始
 2月4日に福島大学で「暴行」(のち「傷害」に変更)をデッチあげられ、逮捕されたA君の早期奪還をかちとるべく、翌日から直ちに反撃を開始しました!

 朝から福島大学近くの金谷川駅前には、坂野陽平全学連書記長、澤田光司全学連副委員長、青野弘明東北大学学生自治会副委員長、そして福島大学の樋口正太郎君をはじめ全国の学生が登場! 「反原発運動つぶしの逮捕許すな!」「福島大学の戦争協力止めよう」と元気よくビラまき。いつもの3倍近くのビラがまけました(写真左)。
 登校する学生に福島大の樋口君がマイクをとってよびかけました。「今回の逮捕は不当逮捕、暴行はデッチあげです。戦争・原発に反対する仲間への弾圧は許せません。大学当局と安倍政権が一体となった攻撃だ」と怒りをこめて訴えるとともに、3・11反原発福島行動への結集をよびかけました。

 以前3・11反原発行動に参加した学生は、「彼が暴行なんてするはずがない」と怒りのコメント。喫煙所でビラを友達と一緒にじっくり読んでいた学生は「許せないと思います!」とビラに共鳴してくれました。不当逮捕は昼休み中、白昼堂々と行われたものであり、多くの学生が「暴行なんてしていない」ということを知っています。福大当局の弾圧はすでに墓穴に転じ始めています。

 これに恐怖した福大当局は、なんと全学生向けに副学長名義でメールを送信。「学生のみなさんは身の危険を感じたら直ちに学生課までお知らせください」などと福大生と闘う学生との分断をあおりつつ、「暴行された」と称する学生がA君を突き飛ばしたことには一言も触れないうえに、「胸ぐらをつかんだ」などと容疑をデッチあげたまったくデタラメな代物です。必ず福大生の怒りは爆発します。
 昼には裁判所前に登場。反原発福島行動実行委員会の椎名千恵子さんや福島労組交流センターの渡辺馨さんもかけつけました。椎名さんは「学生を戦場に送るなと正義の訴えをしたA君が逮捕されています。こんなことが許されていいのでしょうか」と熱のこもった訴え。通行人に次々とビラが受け取られました。

 椎名さんも含めそのままA君が拘留されている福島警察署と福島地方裁判所の周りを宣伝カーで激励行動。「釈放するまで毎日来るぞ!」と宣言してきました。
 今回の弾圧は、全学連副委員長・作部羊平君への起訴攻撃と一体の戦時下弾圧に他なりません。また治安フォーラム等で現れている福島の怒りの爆発への恐怖、5大拠点建設の前進に対する憎悪そのものです。3・11にむけての前進こそA君を取り戻す最大の力だ! 3・11にむけてともに闘おう!(全学連・U)
福島で生きる子供たちに、今何が起きているのか——
在歴13年、イアン・トーマス・アッシュ監督の見た福島、そして日本


本作のタイトル『A2-B-C』 は、甲状腺検査における、膿ほうやしこりの大きさを表す判定記号のこと。膿ほうやしこりを持つ子どもが増えている、という結果に、やがてガンや白血病になるかもしれないと不安を訴える福島の子どもたちと、その親が主に登場する映画です。

各地で自主上映会が行われ、話題を呼んでいます。ぜひ、この機会にごらんください。
       「A2-B-C」大泉学園上映会

        2月9日(月)会場:大泉学園ゆめりあホール
         (西武池袋線大泉学園駅北口出てすぐ。練馬区東大泉1-29-1) 

      1回目上映-14時開場・15時開演 2回目上映-18時開場・19時開演 (上映71分)
           ※上映後、ゲストを招いてのトークタイムを企画中です。
      
               入場料:1000円 中学生・高校生500円 

                 170席全席自由ですが、下記の連絡先で予約受けつけます。

                     主催:「A2-B-C」北部上映実行委員会
                連絡先:NAZENいけぶくろ  電話 03-3972-0563
                 メール nazenikebukuro-2014@yahoo.co.jp
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 だ  ん   け  つ  2015年1月31日 
 
1027
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動労水戸定期大会 
ライフサイクル粉砕したぞ 
新組合員を迎え団結固める
 動労水戸は1月24日、水戸市内で第33回定期大会を開いた。水郡線営業所主任運転士の會澤憲一さんが、昨年末に動労水戸に加入し、年明けの団交でライフサイクル発令を粉砕した大勝利を受けて、限りなく明るい団結と勝利の確信にあふれた大会になった。

 組合員、家族、支援労組など70人が参加し、安倍が本格的に戦争に向かう情勢に労組として立ち向かい、JR体制と対決する団結を固め直した。
  あいさつに立った石井真一委員長は、「今大会は歴史的な大会だ。動労水戸を結成して28年になるが、分割・民営化体制は崩壊過程に突入している」と切り出した。そして、まともな教育もせずにプロパー社員に検修業務を行わせているMTS(水戸鉄道サービス)の実態を暴いて、「外注化は崩壊の危機に瀕している」と喝破した。

 さらに、運転士を駅に強制配転するライフサイクル制度に対し、「會澤さんの動労水戸結集を受けて直ちに緊急申し入れ、団交、ストライキ通告に決起し、ライフサイクル発令を粉砕した」と力強く勝利の報告。この闘いに対して、東労組が反動ビラを職場に掲示していることを弾劾し、「東労組は『動労水戸の絶対反対の闘いでは会社の施策が進むだけ。外注化もライフサイクルも必要だ』といって労働者を資本に売り渡している。青年が怒るのは当然だ。東労組は完全に崩壊している。打倒できる」と力説した。

 また「3月ダイ改が勝負だ」と述べ、「動労水戸を再スタートさせるつもりで、団結を強化し闘おう」と訴えた。さらにJR東日本が1月31日から常磐線の竜田―原ノ町間のバス代行運転を強行しようとしていることに触れ、「4年目の3・11が焦点だ。2・8いわきデモから3・11へ総決起を」と強調した。

 
来賓あいさつでは、東京西部ユニオンの北島邦彦副委員長が、4月杉並区議選で議席を奪還すると決意を述べた。福島から山形に避難している女性は、「福島原発から30㌔以内の地域に帰れという国は許せない。動労水戸が被爆労働拒否をストライキで闘っていることは私たちの希望だ」と熱く思いを語った。

 国労秋田闘争団の小玉忠憲さんは「昨年9・11郡山闘争にストで結集した動労水戸の闘いに涙が出た。これが本当の労働組合だ。動労水戸はこれだけの闘いをしているのにその支援共闘組織がない。それなら私が呼びかけ、支援共闘をつくろうと決断した」と発言した。動労千葉の繁沢敬一副委員長は、大量退職をテコとした全面外注化・組織破壊と対決すると決意を述べ、ダイ改阻止・外注化粉砕へ動労千葉はストに立つと宣言した。

 国分勝之副委員長が経過報告を行い、分割・民営化に対し30年闘い、分断攻撃を打ち破って団結を固めてきたことを最大の勝利と総括した。情勢を高野安雄副委員長が提起、木村郁夫書記長が運動方針を提案した。

 討論では、會澤さんの加入で運転士が5人となった大子支部から、「ライフサイクル制度撤廃を青年に徹底的に訴えるため、羽部圭介さんを支部長に選出した」と報告され、羽部さんが支部長を担う決意を述べた。會澤さんは「会社にノーと言えない東労組に疑問を持っていた。会社にノーと言える組合活動をしたいと思い、加入を決断した」と述べて盛んな拍手を浴びた。照沼靖功さんも「東労組は絶対反対ではだめだというが、われわれの絶対反対は制度そのものをつぶすということ」と述べ、組織拡大の決意を示した。

 運動方針を可決し、大会宣言と「労働運動の団結の力で無実の星野文昭さんを取り戻そう」の特別決議を採択した。

 閉会のあいさつに立った辻川慎一副委員長は、「イスラム国」による日本人人質事件に触れ、「なぜこういうことが起きるのか。フランスはテロで12人が殺されたとしてシリアを空爆して6千人を殺した。これを支援するために安倍はイスラエルに行った。これに怒りが巻き起こるのは当然だ。人質事件は大騒ぎするが、福島原発で労働者が2人続けて亡くなっても、誰も弾劾しない。福島の現実は我慢の限界を超えている。動労水戸はそれを背負って闘っている」と力説し、「われわれは団結だけを頼りに生き抜いてきた。2015年、国鉄採も平成採も団結してこの時代を押しわたろう」と訴えた。

 大会後、會澤さんの歓迎会をかねた新年旗開きが行われた。三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さんが動労水戸との不動の労農連帯を確認し、3・4農地法裁判―3・29三里塚全国集会への結集を訴えた。国労郡山工場支部の橋本光一さんや小竹運輸グループ労組、福島労組交流センターなどのあいさつが続いた。革共同の木崎冴子同志は、日本人人質事件に対する革共同の原則的立場を解き明かし、戦争情勢ただ中での動労水戸の闘いの決定的意義を強調した。動労水戸組合員は青年を先頭に飛躍をかけて闘う意思を表明した。交流を深め団結を固めて2015年の決戦の幕が開かれた。(K)

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 だ  ん   け  つ  2015年1月27日 
 
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現代の治安維持法と闘う会
結成!
新たな運動体がスタート
 「『戦後70年』攻撃との闘い 労働者民衆の団結で治安弾圧打ち破ろう! 現代の治安維持法と闘う会(以下、闘う会)結成集会」が1月22日、東京・弁護士会館で行われた。

 集会には310人が参加し、「労働者民衆の団結で戦争と治安弾圧は打ち破れる!」と圧倒的な確信をもって訴える新たな運動体がスタートした。
■安倍の中東侵略戦争絶対阻止!
 集会の司会は東京中部労働組合交流センターの女性労働者が務めた。最初に、弁護士の森川文人さん(横浜事件国家賠償事件弁護団)と長谷川英憲さん(救援連絡センター運営委員)が呼びかけ人あいさつに立った。

 森川さんは「今、政府が進めようとしている盗聴拡大、司法取引、匿名(とくめい)証人制度、秘密保護法体制構築は戦時下での治安維持法体制そのものです」「生きるためにともに闘いましょう」と熱を込め訴えた。

 長谷川さんは日本人人質事件に触れ、「日本も侵略戦争の当事国であることがはっきりした」と安倍の中東侵略戦争突入を激しく弾劾するとともに、治安弾圧に対する救援運動の最も原則的な立場が完全黙秘であることを強調した。呼びかけ人の内田剛弘さんのメッセージを司会が代読し、拍手で確認された。

 闘う会事務局の菊地安長さんが経過報告を提起した。「再び日本が戦争に突入するのを許すのか否かをかけた歴史的決戦が『戦後70年』です」「闘う会は、一つの大スローガンとして『労働者民衆の団結で、戦争と治安弾圧を打ち破ろう!』を掲げます」「労働者民衆の怒りで安倍の『戦後70年』談話を粉砕し、安保関連法案を阻止しよう。階級的労働運動と国際連帯を推し進めよう。盗聴法廃止の立場から新捜査手法(盗聴拡大、司法取引、匿名証人制度)導入を阻止しよう。完全黙秘・非転向で弾圧に勝利しよう。学習会を行い、宣伝しよう。1月26日の国会闘争に大結集してともに闘いましょう」と訴え、参加者は拍手で応えた。

■荻野富士夫さんが記念講演行う
 荻野富士夫さん(小樽商科大学教授)が「治安維持法の時代を考える」と題し、記念講演を行った。

 荻野さんは、「『戦後70年』は『治安維持法施行90年』でもある。今の若い人たちの中にも治安維持法が悪法であったという認識がある」として、治安維持法がどれほどの悪法であったのかをその拡張の歴史、適用の実態に踏まえて明らかにした。治安維持法の時代を振り返った上で「防諜(ぼうちょう)体制構築で当局が狙っていることは、政府を信頼し不平不満を言わない国民をつくること、相互監視と密告を奨励することです。特定秘密保護法がその機能となろうとしている。それは治安維持法のように一度適用されたら自己増殖していく」とまとめた。

 荻野さんの講演を受け、闘う会結成がまさに現代の治安維持法を打ち破る重大な闘いであることを参加者はよりいっそう強く確信した。
  ■闘いの現場から次々とアピール
 カンパアピールを迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧裁判被告団の板垣宏さんが行ったのに続き、闘いの現場から、憲法と人権の日弁連をめざす会の武内更一さん、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の金山克巳さん、迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧裁判被告団の須賀武敏さん、横浜事件国家賠償事件弁護団の山本志都さん(闘う会呼びかけ人)、法政大学文化連盟委員長の武田雄飛丸さんが次々とマイクを握りアピールに立った。それぞれの現場で戦争と治安弾圧の攻撃に絶対反対し、力強く立ち向かっている報告がなされ、会場の熱気はいよいよ高まった。

 闘う会事務局の竹吉重雄さんが集会のまとめを行い、1・26国会闘争を皮切りに5―6月安保・戦争国会粉砕に向かっての闘いの方針を提起した。首都圏闘う労働組合「生きさせろ!」会議(STRIKE会議)の新井拓さんの音頭で団結ガンバローを行い、集会を締めくくった。(W)

福島で生きる子供たちに、今何が起きているのか??
在歴13年、イアン・トーマス・アッシュ監督の見た福島、そして日本

本作のタイトル『A2-B-C』 は、甲状腺検査における、膿ほうやしこりの大きさを表す判定記号のこと。膿ほうやしこりを持つ子どもが増えている、という結果に、やがてガンや白血病になるかもしれないと不安を訴える福島の子どもたちと、その親が主に登場する映画です。

各地で自主上映会が行われ、話題を呼んでいます。ぜひ、この機会にごらんください。
「A2-B-C」大泉学園上映会

2月9日(月)会場:大泉学園ゆめりあホール
(西武池袋線大泉学園駅北口出てすぐ。練馬区東大泉1-29-1) 

1回目上映-14時開場・15時開演 
2回目上映-18時開場・19時開演 
(上映71分)

※上映後、ゲストを招いてのトークタイムを企画中です。

入場料:1000円 中学生・高校生500円 
170席全席自由ですが、下記の連絡先で予約受けつけます。

主催:「A2-B-C」北部上映実行委員会
連絡先:NAZENいけぶくろ
    電話 03-3972-0563
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 だ  ん   け  つ  2015年1月22日 
 
1025
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団結街道裁判と天神峰やぐら
裁判で成田市とNAAを追及
 
 1月20日、千葉地裁民事第3部(廣谷章雄裁判長)で、団結街道裁判、やぐら裁判の弁論が連続して開かれた。三里塚芝山連合空港反対同盟と顧問弁護団、支援の労働者・学生・市民は、農地強奪攻撃への怒りも新たに、2015年最初の裁判闘争を闘った。
 午前10時30分、団結街道裁判が開廷。
 成田市は、天神峰・市東孝雄さんの耕作地と自宅を直線で結ぶ団結街道を、2010年6月、夜陰に乗じて一方的に封鎖・廃止し、その土地を成田空港会社(NAA)に格安で売り飛ばすという暴挙に及んだ。「道路法10条の廃道要件を満たしている」と市は言い張るのだが、ではいつの時点で「要件を満たした」と言えるのか、という弁護団の求釈明に対し、今回被告の成田市は準備書面20を出してきた。

 その内容は、「一般交通については、代替道路の供用開始時に満たしていた。原告・市東さんに対しては告示をした2010年3月に満たした」というものだ。「まともな釈明になっていない!」と弁護団がすかさず追及に立ち上がった。対象者を分けて、それぞれが別々の廃道要件を、別々の時期に「満たす」などという解釈は、あまりにもデタラメだ。

 だが市の代理人弁護士は、当初はきょとんとした顔で何を指摘されているのかわからないような風情だ。裁判長も困惑顔で、「これでは確かに“ 二段階”であるかのように読めてしまう。そういう意味ではないのですよね」などと助け舟を出すが、取り繕えるものではない。

 要するに市は、「一般交通」と市東さんら地元の当事者とを分断し、「一般の人たちには以前から代替道路を通ってもらっていて、なんら問題ない。市東さんにも代替道路のルートをわざわざ告示してやったんだから十分だろう」と言いたいのだ。

 その「代替道路」は、団結街道と比べて約3倍もの道のりを往復することを日々の農作業で市東さんに強いている。「それがいやなら、農業をやめて早くここから出ていけ」というのが、団結街道廃止の狙いなのだ。

 弁護団はさらに、NAAと成田市の関係者、不動産鑑定士、反対同盟の市東さん本人や萩原富夫さんなどの証人調べを求める意向を表した。そして、成田空港周囲での市道廃止の他の事例に関連する文書類を市側に提出させるよう、裁判長に求めた。次回期日を3月24日として閉廷した。

 続いて11時から、天神峰やぐら裁判が開廷した。市東さんの天神峰耕作地の一角に立つやぐらや看板は、反対同盟の所有物であり、市東さん個人のものではない。ところが農地裁判一審で千葉地裁・多見谷裁判長は市東さんに対してこれらを撤去しろと命じる判決を下した。その誤りを認めさせるために反対同盟が起こした確認訴訟がこの「やぐら裁判」だ。そして被告NAAはこの間、一転して反対同盟が所有者であることを認め、新たに反対同盟に対して「やぐら・看板を撤去しろ」と要求する訴訟を起こすにいたった(新やぐら裁判=2月16日に第1回弁論)。
   NAAは「こっちが反対同盟所有を認めたんだから確認訴訟の利益はない」として却下を求めてきたが、これこそ居直り強盗の論理だ。そして矛盾は一層拡大する。農地裁判控訴審では「やぐらは市東さん個人の所有物」としたまま進んでいる。

 弁護団は今回、準備書面でこのNAAの一貫性を欠いた無責任な対応を指摘し、裁判所に「反対同盟が所有」との確定判決を出すよう強く求めた。今回で結審となり、判決期日は同じく3月24日となった。

 近くの会場において、反対同盟事務局の伊藤信晴さんが司会を務め、裁判報告会が開かれた。

 最初に葉山岳夫弁護士が立ち、二つの裁判の要点を解説して、NAAが起こした新たなやぐら訴訟を市東さん農地裁判と並ぶほどの大きな裁判闘争として取り組む姿勢を明らかにした。

 さらに各弁護士が発言し、成田市とNAAの混乱・矛盾・動揺を反対同盟の正義の闘いが引き出した結果として確認して勝利への決意を表した。

 動労千葉、関実、市東さんの農地取り上げに反対する会が連帯発言を行った。動労千葉の滝口誠さんは、特急列車の大幅な廃止・削減を打ち出したJR東のダイヤ改定攻撃に対して、千葉県内の各地域から続々と怒りの声が巻き起こっている状況を報告した。そして、成田市中心部の栗山公園(旧市営グラウンド)での3・29三里塚全国集会開催を歓迎し、「地域住民の総反乱」をめざしてともに闘う決意を示した。

 最後に司会の伊藤さんが、「反対同盟は動労千葉とともに2015年の激動情勢を切り開いていく。その突破口は農地取り上げ反対の3万人署名だ」と、署名目標達成への奮起を促し、3・4農地裁判控訴審弁論―3・ 29全国集会への大結集を訴えた。

 午後から反対同盟と支援連絡会議は、千葉市繁華街での恒例の3万人署名情宣に立ち、寒風をはね返して労働者・市民に農地取り上げ反対、安倍政権打倒を熱烈に訴えた。(TN)

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動労千葉が盛大に旗開き
解雇撤回・外注化粉砕誓い合う
 動労千葉は1月10日、DC会館で2015年団結旗開きを盛大に開催した。動労千葉はすでに昨年末から3月ダイヤ改定阻止に向けた重大な攻防に入っている。結集した動労千葉組合員や動労千葉を支援する会の会員は、決戦の年となった2015年を総力で闘いぬくことを誓い合った。
 大竹哲治副委員長が開会を宣言し、田中康宏委員長があいさつに立った。田中委員長は「身の引き締まる思いで新年を迎えた。今年は労働者にとって大きな分岐点をなす年になる」と切り出し、安倍政権がたくらむ集団的自衛権関連法を絶対に阻止しようと訴えた。また、昨年末に出されてもおかしくなかった鉄建公団訴訟の最高裁反動判決を阻止したことを明らかにし、「すべてが新年になだれ込んだ」と述べて、「国鉄分割・民営化以来のすべてをひっくり返す」と決意を明らかにした。

 また、外注化阻止の闘いの中でCTS(千葉鉄道サービス)の労働者の動労千葉への結集をかちとったことに触れ、「外注化を粉砕できる手がかりをつかんだ。この手がかりをもとに今年も進む」と述べた。

 さらに、大量退職をてこにJRが全面的な外注化と労組破壊に乗り出していることを暴き、これと全面的に立ち向かうことを強調した。そして、JRが3月ダイ改で強行しようとしている千葉県内の特急全廃・大幅削減などの地方切り捨ての攻撃に対し、労働組合として地域の怒りの声をまとめ上げ反撃に立つと宣言した。

 来賓としてあいさつした三里塚芝山連合空港反対同盟の北原鉱治事務局長は、三里塚ジェット燃料貨車輸送阻止闘争を始めとした動労千葉との労農連帯の歴史を振り返り、戦争が再び迫っていることに警鐘を鳴らして、3月4日の農地法裁判控訴審闘争を始めとする三里塚闘争への結集を呼びかけ、「労働者と農民が団結して今の政治を根本から変える。今日の旗開きをその第一歩にしよう」と訴えた。
 動労千葉顧問弁護団長の葉山岳夫弁護士は、1047名闘争をめぐり「昨年末の最高裁反動判決を阻止した。8万3千筆の署名と6次にわたる署名提出行動が最高裁を揺さぶっている」と述べ、「不採用基準を不当労働行為と認定した東京地裁・東京高裁の判断を最高裁は覆せない。ならば解雇撤回判決しかない。弁護団は解雇撤回・JR復帰の判決戦取へ徹底的に闘う」と決意を表明した。

 田中委員長と家族会が鏡割りを行い、永田雅章OB会会長の音頭で乾杯した。
 動労水戸の石井真一委員長は大子支部での組織拡大を報告し盛んな拍手を浴びた。さらに情報労連千葉県協議会、ス労自主、精神医学研究所附属東京武蔵野病院労組、ちば合同労組、動労千葉を支援する会の山本弘行事務局長、都政を革新する会の北島邦彦さん、婦人民主クラブ全国協、星野再審全国再審連絡会議、全国水平同盟、全学連の斎藤郁真委員長などからのあいさつが続いた。

 動労千葉からの決意表明では、争議団の中村仁さんが解雇撤回へ闘いぬくと宣言、幕張支部の山田護支部長が外注化を必ず粉砕すると表明、木更津支部、佐倉支部、銚子支部の代表はローカル線切り捨ての3月ダイ改阻止へ闘うと述べ、長田敏之書記長が本部としての決意を述べて組織拡大を強調した。

 恒例のビンゴゲームで盛り上がり、参加者は杯を傾けつつ交流を深めて一層強い団結を固めた。

 全員でインターナショナルを斉唱し、田中委員長の音頭で団結ガンバローのこぶしを突き上げた。動労千葉は2015年の決戦へ元気よく突入した。(M)

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1023
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照沼君・羽部君に続き
青年労働者が加入
動労水戸のブログから転載  http://doromito.blog.shinobi.jp/
 
水郡線営業所 主任運転士 會澤憲一君が動労水戸へ!
「先輩として羽部に続く」重大な決意込め加入

昨年末12月25日、會澤憲一君(39歳)が動労水戸への加入届と東労組への脱退届に署名しました。

長く在籍した組合と決別し動労水戸に入ることはとても大変な決断です。照沼君も、羽部君もとても迷いました。でも一旦加入届けを書いたら、みんなとても晴れやかな顔になります。會澤君もそうでした。

彼は、誰もが認める誠実・温厚な、しっかりした人です。その決断はとても重く、電撃のように伝わっています。

會澤君は、JR東日本の進めるライフサイクルや外注化政策に対して、深い怒りを持っています。労働者を将棋の駒のようにしか扱わない会社、その施策に協力して組合員を差し出す労働組合。こうした東労組のあり方を、彼は長い間見てきました。そして、この現状を自ら変えるために、動労水戸で闘う道を選びました。

先に動労水戸に加入した照沼君・羽部君と同様に、會澤君もまた、東労組の中でこの現状を何とか変えられないかと悩み努力してきました。しかし東労組の中では、ライフサイクルが始まる時、国鉄採の分会役員が「俺には関係ないけど」と発言したり、組合の活動は「会議室貸し出し問題」の会社との議事録確認ばかりでした。
それに対して彼は「ライフサイクルや外注化で労働者がひどいことをされているのに、会議室問題の方が大事なのか?労働者のために会社と闘うのが労働組合ではないのか!」と考えたのです。そして、心配するふりだけで「自分たちには関係ないが」という国鉄採の先輩のあり方への批判として、自らが職場の先輩として「羽部を一人にはしない」と動労水戸に結集したのです。かつて、照沼君に対して「お前は一人になる」と言った東労組の先輩もいました。どちらが人間らしい先輩であり、友達でしょうか。

口先だけでなく、仲間と団結して生き抜く。それが本当の労働組合の団結です。

決断こそが現実を変える 動労水戸に結集しよう!

動労水戸は国鉄分割・民営化に対して絶対反対で立ち上がり、分割・民営化で自殺に追い込まれた仲間、首を切られた仲間、退職を余儀なくされた仲間の思いを決して忘れずに闘ってきました。

団結だけを武器に、時にはお互いにぶつかり合いながら、仲間と共に勝利してきました。だから、K544も、竜田延伸も、外注化も、過酷な乗務員行路とダイ改にも、仲間と乗客を守るためにすべて本気で闘ってきました。もちろんライフサイクルにも絶対反対です。
 
こうした動労水戸の闘いと訴えを選んだ羽部君をしっかり見て、會澤君自身も動労水戸を選択しました。會澤君は「一緒に頑張ろうと言ってもらってうれしかったです。微力ですが頑張ります!」と、謙虚に決意を語っています。
私たちは一人ではありません。心から信頼できる仲間と先輩が動労水戸にはいます。仲間を守るために、本気で闘ってきた労働組合だからです。

すべての青年の皆さん!この悪くなるばかりの状況を変えるのは、みなさんの思いと決断です。會澤君、羽部君、照沼君と共に動労水戸に結集し、ライフサイクル・外注化・被曝労働を粉砕し、自分たちの未来を切り開きましょう!
詰めたこの日の勝利を確認し、外注先の労働者を圧倒的に組織して外注化を打ち砕く決意を固めた。(I)

 だ  ん   け  つ  2015年1月15日 
 
1022
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三里塚新年デモと団結旗開き
成田市中心部で3・29全国集会
 1月11日、三里塚芝山連合空港反対同盟が主催する、新年初の三里塚現地デモと団結旗開きが行われた。
 デモに先立って、反対同盟は東峰神社に集まり、恒例のしめ縄の付け換えを行った。晴天に恵まれ、集まった人びとに見守られながら、手際よく作業が進められた。頭上40メートルをジェット機がすさまじい騒音を放ちながら通過し、この神社がB’暫定滑走路の南側延伸を阻む最前線であるとあらためて知らされる。
 午前10時30分、天神峰の市東孝雄さん宅の南側に位置する東峰開拓組合道路に、全国から125人が結集して集会が始まった。
 マスコミ各社も注目する中、司会の萩原富夫さんが「2015年、絶対に市東さんの農地を守り勝利しよう」と第一声を上げると、全員が大きな拍手と歓声で応えた。
 北原鉱治事務局長がマイクを握り、「この空港のありさまを御覧なさい。私には残骸のように見える。3月4日、市東さん農地裁判控訴審弁論に結集しよう。この闘いに日本の230万農家の将来がかかっている」と呼びかけた。

 続いて太郎良陽一さんが反対同盟の「闘争宣言」を読み上げ、3・29全国総決起集会を成田市中心部の栗山公園において開催することを明らかにした。栗山公園は1968年2~3月における、機動隊との流血の激突の場として知られる旧市営グラウンドであり、三里塚実力闘争の原点である。

 続いて動労千葉の繁沢敬一副委員長が連帯発言に立ち、反対同盟との労農連帯を一層強固にして外注化攻撃との闘いに勝利する決意を表した。

 さらに反対同盟顧問弁護団の葉山岳夫弁護士が発言し、2014年に東京高裁の「一発結審」のもくろみを粉砕して農地裁判控訴審闘争が大きく前進したことを報告し、すべての三里塚裁判に勝利する意気込みを示した。

 意気高くシュプレヒコールを上げ、反対同盟を先頭にデモに出発した。
 旧小見川県道に出て、第3誘導路を突っ切り、空港敷地拡大が狙われる取香地域を回り、市東さんの南台の畑にいたるコースを力強く堂々と行進した。

 午後1時に成田市内のレストランを会場に、参加者が140人に増えて伊藤信晴さんの司会で、団結旗開きが開催された。「闘争宣言」読み上げと北原事務局長の主催者あいさつに続き、天神峰の市東孝雄さんが熱烈な訴えを行った。「安倍政権は、労働者と農民を生きられないところに追い込んでいる。成田空港が衰退しているのに、さらに第3滑走路などを進めるのは、戦争ができる国をめざす安倍が軍事空港を考えているからだ。許してはならない。動労千葉を先頭とする労働組合、市民運動、沖縄、福島の闘いと三里塚は一つです。まず三里塚で勝ちましょう。力を貸してください!」。そして市東さんの音頭で盛大に乾杯した。 
 連帯発言の最初に、動労千葉の田中康宏委員長が立った。反対同盟と連帯し、国鉄分割・民営化攻撃と非妥協で闘い抜いてきた歴史を誇り高く確認し、「不当解雇から28周年の2・15労働者総決起集会を成功させ、3月14日、ローカル線切り捨てのダイヤ改定と、労働運動解体攻撃に対するストに立ち上がる」と宣言した。
 続いて関西実行委、反対同盟顧問弁護団、市東さんの農地取り上げに反対する会、群馬・市東さんの農地を守る会が次々と連帯発言を行った。

 全国農民会議の小川浩・共同代表は、大企業の農業への参入を推進し農家をつぶす安倍農政を徹底批判し、日本農民の先頭で「三里塚連帯、安倍政権打倒」を一層鮮明に闘う決意を述べた。

 動労水戸の池田学執行委員は、分割・民営化、被曝労働強制の攻撃と闘い抜いてきた上に、昨年末に青年一人が新加入したことを誇らしげに報告した。そして、3月1日に「市東さんの農地を守る会・茨城」を結成することを明らかにした。

 革共同を代表して発言した鎌田雅志同志は、衆院選の激闘を報告した上で、「①動労総連合を全国に結成し、国鉄決戦の力で日本の労働運動をよみがえらせる、②〈現代の治安維持法と闘う会〉の結成をもって、治安弾圧攻撃との闘いを決定的に強化する、③4月統一地方選の勝利をかちとり、4―5月安保国会決戦に打って出る」と、新年の闘いの三つの柱を明らかにした。

 さらに、星野全国再審連絡会議、全国水平同盟、婦人民主クラブ全国協議会、都政を革新する会の長谷川英憲さんなど諸団体の発言が続いた。

 全学連の斎藤郁真委員長は、「三里塚は時代の最前線だ。3・4控訴審と3・29全国集会に全力で結集する。萩原進事務局次長に体現された三里塚の魂を引き継ぎ、安保国会を粉砕する」と若いエネルギーをみなぎらせて決意を表し、満場の拍手を受けた。


 最後に反対同盟事務局の萩原富夫さんが行動方針として、3・4控訴審弁論~3・29全国集会への大結集と、農地取り上げに反対する3万人署名達成への今一度の奮起を強く要請した。

 会場の熱気が最高潮に高まる中、野平聰一さんの音頭で団結ガンバローを三唱した。反対同盟の鮮明な決意と方針が、参加者全員の心をとらえ、2015年の幕が切って落とされた。(TN
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 だ  ん   け  つ  2015年1月10日 
 
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動労総連合出向無効裁判
 
契約書を全部出せ 居直るJRを徹底的に追及
 総連合強制出向無効確認訴訟の第9回口頭弁論が12月24日、東京地裁民事第11部(佐々木宗啓裁判長)で開かれた。これは、検修・構内業務の外注化により外注先への出向を強いられた動労千葉・動労水戸・動労連帯高崎の組合員が、JR東日本に対し出向命令の取り消しを求めて闘われている裁判だ。

 前回裁判でJRは、JR東日本と千葉鉄道サービス(CTS)との業務委託の概略を定めた基本契約書をようやく開示し、今回裁判前には水戸鉄道サービス(MTS)や高崎鉄道サービス(TTS)との基本契約書も出してきた。この裁判で重大な争点になっていた契約書の開示をかちとったことは大きな勝利だ。

 原告代理人弁護団は、開示された契約書の分析に基づき、外注化の不当性を徹底的に暴いた。開示された契約書の中の「覚書」と題する文書には、「不測の事態が発生し要員が確保できない場合、協議のうえJRが要員を確保する」と書かれている。「不測の事態」などと言うが、これは動労千葉がCTSでストライキに入った場合、スト破り要員をJR側で確保するという意味だ。原告代理人は「外注化の本質は不当労働行為だ。このような委託契約と出向は無効だ」と断言した。

 委託契約書をめぐっては13年9月、文書の偽造を防ぐため、前任の白石哲裁判長がJRに公証役場で内容の証明を受けるよう命じた経緯がある。しかし、今回開示された契約書は、公証役場で打たれた番号がところどころ欠番になっている。隠している文書があるということだ。

 原告代理人は「すべての契約書を出せ」とJRに迫った。しかしJRの代理人は「関係ないものは出さない。今、出しているものも本来なら出す必要はない」と言い張った。「関係ない文書なら、なぜ公証役場で内容の証明を受けたのか」と切り込む原告側に、JR代理人は「JR千葉支社が持ってきた書類をそのまま公証役場に持っていっただけだ。代理人として関係性については判断していない」と口走った。契約書の開示を強いられ追い詰められたJRは、代理人と千葉支社とが互いに責任をなすりつけあう内紛状態をさらけ出したのだ。
 JRはまた、隠している契約書の中には幕張車両センターの車輪転削関係のものも含まれることを思わず漏らした。原告側はすかさず「車輪転削も外注化され、労災事故まで起きた。出さない理由はない」と追及した。

 契約書が全面開示されれば、外注化は偽装請負そのものであることがより明白になる。これをめぐるやり取りを受けて、裁判長は「偽装請負というのは、あいまいな概念だ。偽装請負の定義づけを原告側ではっきりさせて、それと開示を求める書証とがどう関連するかを文書で主張するように。偽装請負が現場にどう影響するのかの解明が必要だ」と発言した。偽装請負という明確な違法行為を「あいまいな概念」などと裁判官が言うこと自体、許しがたいが、これは裁判所が原告側の主張の核心部分に引き込まれてきたことを示している。

 裁判後の総括集会では、代理人の各弁護士と動労連帯高崎の漆原芳郎副委員長、動労水戸の石井真一委員長、動労千葉の田中康宏委員長が発言した。委託契約書そのものにJRの弱点があり、それを徹底的に暴いてJRと裁判所を追い詰めたこの日の勝利を確認し、外注先の労働者を圧倒的に組織して外注化を打ち砕く決意を固めた。(I)

新年最初の法大門前情宣 
武田雄飛丸文連委員長が熱烈なアピール
 
 1月8日(木)、法政大学文化連盟と全学連は、2015年最初の法大門前情宣に決起しました。

 文連委員長・武田雄飛丸くんは「2015年は集団的自衛権関連法案の一括採択が狙われ、岩盤規制撤廃と称して人が生きていく最低限の社会インフラの一切が金儲けのために変えられようとしている。大学でも文系学部の廃止、経済的徴兵制導入を狙っているのが今の政府です。黙っていたら本当に戦争に動員される。職場で使いつぶされて声もあげられない。田中優子総長は口では戦争反対なんて言ってますが、安倍の大学改革を推進し、学生に弾圧を仕掛けています。

 こんなあり方を認めるのか、ひっくり返すのか、今年は本当に勝負の年です」と熱烈なアピールを発しました。続いて昨年11・2労働者集会のデモで不当逮捕された首都圏学生も登場。弾圧粉砕と鈴木候補を押したてた衆院選闘争の勝利を堂々と報告し、改憲・戦争に突き進む安倍を学生の団結で打倒しようと訴えました。2015年決戦に勝利し、安倍政権を打倒しましょう!(A)

 だ  ん   け  つ  2015年1月4日 
 
1020
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韓国・C&M非正規職労働者の
高空籠城闘争が勝利の終結!
 12月31日、厳寒の電光掲示板上での高空籠城闘争を続けてきた希望連帯労組C&Mケーブル放送非正規職支部の2人の組合員が、笑顔で地上に降りてきた。109人の解雇撤回を求めて不屈に貫かれてきた闘いは、野宿座り込み闘争の開始から177日、高空籠城の開始から50日目にして、元請けのC&Mを含めた労資合意をかちとり、闘争を解除した。C&M側はケーブル伝送網を維持・管理する新会社を設立して、解雇者のうちすでに離職・転職した者を除いた残り全員を雇用することになった。合意文には今後、下請け業者の解約や廃業時には新業者が組合員を優先雇用し雇用継承に努力するとの内容も書き込まれた。文字通りの原職復帰ではないが、逃げ回っていた元請け会社を交渉の場に最大の当事者として引きずり出し、雇用保障をかちとったという点では画期的な勝利である。

 31日午後3時半から籠城現場である光化門ファイナンスセンター前で始まった集会には、希望連帯労組をはじめ、民主労総、支援団体など1千名ほどが参加した。参加者たちの発言は、6ヶ月におよぶ闘争を労組と様々な支援者、正規職と非正規職との連帯・団結などを通して、非正規職闘争の希望を作り出したと勝利的に総括した。とりわけ元請け会社を最大の当事者として交渉の場に引きずり出したことは画期的な地平を開くものだ。そして、無期限ストライキと籠城闘争を継続しているSKブロードバン
ド、LGU+支部、そして高空籠城を継続しているスターケミカルやサンヨン自動車の闘いに引き続き連帯することを確認した。

 午後5時過ぎ、高所作業車に乗って広告塔に上がった民主労総ハンサンギュン新委員長や支援者5人と合流したイムジョンギュン氏とカンソンドク氏の2人は、広告塔の上から力強く発言した。ハンサンギュン委員長らと共に地上に降りてきた2人は、参加者たちとの交歓後、治療・検査のため、待機していた救急車に乗って病院に向かった。

▼ハンサンギュン新委員長のもと、民主労総が新たな闘争を宣言
 この日、現場に登場した民主労総のハンサンギュン新委員長は、2009年のサンヨン自動車での77日間にわたる激烈な工場占拠闘争を当時の支部長として最後まで闘いぬき、3年間の獄中闘争を経て再び現場に復帰し、サンヨン闘争の先頭に立ち続けてきたその人である。12月26日、民主労総は1995年の創立以来初めてとされる全組合員の直接投票によって、ハンサンギュン氏を委員長とする新執行部を選出した。現場で資本・権力と最も不屈・非和解に闘いぬいてきた左派の中心的人格が、80万民主労総のトップリーダーとして、2015年から17年末までの3年間にわたって韓国労働者階級を率いることになったのである。すでに12月30日の記者会見で、新執行部は、2015年をパククネ政権との「決戦の年」と宣言し、「パククネの暴走をゼネストで阻もう」と呼びかけ、この1月から直ちにそのための本格的闘いに突入すると宣言した。
 今回のC&M非正規職労働者の勝利は、動労千葉を先頭とする日本の闘う労働者が彼らの高空籠城闘争に連帯し、C&Mの大株主である国際投機資本の日本支社に対して2度にわたる抗議行動を闘いぬいた国際連帯の勝利でもある。パククネ打倒の新たな決戦に突入した民主労総との連帯をさらに強化し、2015年の階級的労働運動の大前進を闘いとろう。(O&S)
 
写真は上が、ハンサンギュン委員長(右から2人目)とともに降りてきたイムジョンギュン氏とカンソンドク氏が手を上げて声援に応えているところ。下はファイナンスセンター前で勝利を謳歌する参加者たち。


国鉄闘争の火をさらに大きく” 
被災地・福島と固く結び
職場闘争で資本の支配を打ち破る
国鉄闘争全国運動の発展を!
 1040号~(2015.3.25~)
1020号~1039号(2015.1~2015.3) 1000号~1019号(2014.9.14~2015.1)
982号~999号 (2014.7.3~9.14) 960号~981号 (2014.4~6.29)
940号~959号(2013.12~2014.4) 920号~939(2013.6.25~12)
900号~919号 (2013.3.13~6.19) 891号~899号 (2013.1.1~2.26)
871号~890号(2012.11.5~12.30) 851号~870号(2012.9.19~.11.4)
831号~850号 (2012.7.27~9.18) 811号~830号(2012.6.26~7.26)
791号~810号(2012.5.18~6.26) 771号~790号(2012.4.~5.17)
 751号~770号(2012.2.~3.30) 731号~750号(2011.10.~12.24)
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