「作業所に通っている、」という人が遊びに来た。
「今の作業所が合わない。」
「障害者の雇用を支援している施設に行こうか、と、迷っているけど、自分はそこに行くほどは、働けない。」という。
働ける障害者になることを目指す、働けてこそ1人前だ、そんな価値観は間違っている。企業の求める“人材”に育て上げられたうえ、都合よく働かされて、安い賃金でこき使われるだけだ。
「実習で3日間、働いたけど、その分の工賃は無しだったんだ」
就労が何より優先される障害者自立支援法の「法内施設」の作業所では、自分のところの実績を上げるために、とにかく、利用者を就労させようとするが、矛盾は全部利用者にのしかかってくる。
「障害者枠」で働く、とは何なのか?
企業の側は、安く障害者をこき使うために「特例子会社」というのを作って、本社とは別の給与体系で障害者を雇う。でも、グループ傘下なので、企業全体としては障害者を雇っているという「実績」になる。だからこれで、企業は国からの助成金が受けられる。 「特例子会社」を作るノウハウを教えます、という事業を始めたところまである。ここでは、企業が特例子会社の認可を受けるための方法を助言するほか、障害者に任せる事業の選び方などを伝える。価格は、1社あたり、100〜400万円!!
ここは「障害者雇用を支援している」として、東京都が最大800万円助成する「東京都地域中小企業応援ファンド」の対象にまで選ばれている!なんてこった!!!
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9月17日(金) |