闘いを広げる新たな声明を 芹澤壽良(高知短期大学名誉教授) 今年に入ってから皆さんの会議に参加し、皆さん方の闘いの重要性、貴重さを実感してきた。今後の闘いに可能な限り協力していきたい。6月8日の大集会を成功させよう。とりわけ新たな決意表明を提起しようということには大賛成だ。
全国運動の値打ち 伊藤 晃(日本近代史研究者) JR体制が崩壊し、次から次へ問題が起こって全社会的な崩壊状況にあることがはっきりしてきた。全国運動は解雇撤回・JR復帰を基調にしてきたが、この社会的な崩壊状況と全国運動を結びつけようと初めからしてきた。それがこの運動の値打ちかもしれない。それをどう推し進めるかが非常に重要。どんな判決が出ようとも自信を持って運動できるだろうと思う。
闘争団員は納得していない 花輪不二男(世田谷地区労顧問) 僕も北海道の闘争団の人たちとつきあってきた。全国運動の呼びかけ人に名前を連ねたときに、全国運動について批判する北海道の闘争団員はほとんどいないはずだと言われた。闘争団員はあの妥結、収束に納得していない。
今の労働者の現状を一番局限された状態で闘ってきたのが鈴コン闘争だ。鈴コン闘争は、第一ラウンドの裁判で勝利した。社前闘争で、今まではそっぽ向いて出社していく車が、笑顔で手を振っていく状況に変わってきている。分裂した組合を再建し、広範な共闘会議の組織を作っていきたい。
〝非弁護士制度〟との激闘 高山俊吉(憲法と人権の日弁連をめざす会代表) 日弁連会長選・東京都知事選は多くの教訓を残した。一番問題になったのは「法曹有資格者制度」。まさに非正規職の議論と重なる。新しい仲間がどんどん増えている。
判決後も影響力ある運動を 入江史郎(ス労自主委員長) 6・8集会を新たな闘いの出発点にするという提起に異議ない。判決が出ても闘いを収束させないことは難しい。判決後の自分たちが描けないからだ。われわれも問われている。これに挑戦する決意だと思う。ともにやっていこうと改めて思った。6・8集会を新たな闘いの出発点にしたい。
到達している地平は大きい 長谷武志(全金本山副委員長) 3月30日に全国運動・宮城を発足した。メーデーで3桁の署名が集まり、本山でも社内でフリーハンドで署名がやれるようになっている。自治労や教組の本部にも話しに行き、教組からは各支部におろすという返事をもらった。われわれが到達している地平はものすごく大きいと感じた。
戦争をやめさせる責任がある 中村吉政(港合同委員長) 尼崎事故から何年もたつのに事故が頻発している。労働者を労働者と思わず、利益だけを求めている。それが分割・民営化だ。大阪では橋下市長が、地下鉄・バスを民営化させると息巻いたが、労働者の闘いで当初の構想は挫折した。安倍政権は憲法を力ずくで奪い去ろうとしている。これは戦争への一歩だ。戦争をやめさせる責任が私たちにある。
現場で背景資本とも闘う 武谷新吾(関西生コン支部書記次長) 春闘は2年連続1万円の賃上げで妥結したが、ゼネコンとセメントメーカーから原資を取る闘いを続けている。4月1日から4日間、独占資本のセメントメーカーの出荷基地をストで止めた。それ以降も大衆行動、ストを続けている。
現場の闘いがないと、反動法案による弾圧もどんどん行われる。春闘は決着したが、背景資本との闘いは終わっていない。皆さんとともに闘いたい。
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